昨年から暇を見計らって十数年間耕作放棄されていたみかん畑の再生(開墾作業)を行っております。(参考:「畑は畑として活用を図ることにしました」「「自然農」を始めるための畑に最適!?」)
畑2枚は何とか今年から作付けが出来そうな見通しがたちました。もう1枚の畑は竹藪と化しており、昨年末にエンドウマメの支柱にするため切り出してきましたが、面積的には1/100程度でしかありません。冬の内に粗方片付けたいとは思っておりますが・・・。
その後、何を栽培しようかと考えあぐねておりました。元々はみかん畑ですから日当たりが良い傾斜地で、かつ灌漑設備も整っておりますので選択肢は数多くあるにはあります。しかしながら、近年イノシシが多く出没し、その被害も半端ではありません。果樹にしても鳥害等々がありますので、手が足りない中でそう簡単に栽培できるものでもなさそうです。
そこで思い当たったのが、元々自生していたものが最も適するのではないかということです。春先にはワラビやゼンマイが多く採れます。また、タラの木も多くみられます。更に、小城市においては、山ウドの産地化を目指した取り組みもなされているようです。(余談ですが、阿蘇でパラグライダーして遊んでいた頃、パラの先生の手ほどきを受けてウドの新芽を慎重に掘り出し、マヨネーズをつけて食しました。生で食べられるとは驚きでしたが、その美味さは更なる驚きでした。)
この産地化の動きに乗っかるのも手ですが、そこは生まれながらのへそ曲がりのひねくれ者です。そこで自生しているワラビ、ゼンマイに加え、試験的に山ブキとタラの木を栽培してみようと考えております。結局は、私の好物から選択してしまいました。
販路や加工法などまだまだ検討することも多いのですが、とりあえず動き始めようかと思っております。何事も最初の一歩を踏み出すことが大切でしょう。考えすぎたら何にもできません。何事も気楽に考えるのが私の性格です。