平成19年3月20日(火)
最高気温12℃の予報で、昨日よりやや暖かい。
三学期の纏めの仕事に 時間との闘い中。
さて、本日は、福岡県立高校の入試結果の発表日です。
受験した中学3年生の皆さんやご家族の方々は、
9時を目前に ドキドキしている人もいるかもしれませんね。
全員が第一希望の高校に合格すると良いのですが、
競争率平均1.3倍くらいですからなかなかそうはいかない。
試験当日の体調が悪くて、高熱でうなりながら保健室で受験した人も
いるようですが、中学浪人は、なるべくなら しないでください。
上の娘も、高校三年生の時に、風邪具合で大学受験し…
風邪薬の副作用で眠くなり、頭がボーっとした中で、惨憺たる結果でした。
でも、浪人生活も彼女には良い経験になったようです。
今、学習塾で英語を教えています。
それぞれにきっと相応しい進路があります。
不合格でも、人生がおしまいになるわけではありません。
受験に失敗したから…と言ってもう全てがダメだというわけでは無い。
悲観し 落ち込んで、早まった考えで、自暴自棄にはならないでください。
人生って自分の思い通りには、ならないことだらけですから。
でも、失敗や挫折があったことは、あとから考えてみると、意外にも
かえって、自分にとっては、良いご縁との出会いに繋がることも多い。
実に 有り難い、神仏のおはからいでしょうか…
禍福は糾える縄の如し
合格した人も、たまたま得意な問題が多く出題されただけで、
本当は、自分より優れた有能な人が、偶然のなりゆきで
落ちてしまっているのかもしれません。
思い起こせば、私の娘(次女)の私立中学入試の時のことでしたが、
娘は、それまでに 所謂「肝だめし」で受験した中学は、何故か…不合格。
なのに、県内でも最難関の女子中高一貫校を受けた時、
絶対大丈夫と思われたA判定の友人が二人も落ちてしまい、
娘は、C判定だったのに 予想外にて 合格し…大波乱
合格するはずは無いが、受けるだけ受けてみたら諦めもつく…
といった程度で ただ受験しただけの筈だったのに、何故ビックリ!実は
たまたまその年に限って、数学の問題が、ひねりにひねった超難問ばかり
出題で、日頃 数学が得意な友人たちも、うまく得点出来ていなかったらしく
数学が苦手な娘は、やや得意な国語や社会科での確実な得点が合格に繋がった?
という結果でした。
それで、「受験するだけ」との約束は、見事に破られてしまい、
家族会議の結果、最終的には、片道2時間もかけて はるばる…と
朝4時起きで、一番列車で通学する中学生活になったのでした。
親にはなるべく負担をかけず、
JR鯰田駅までは自転車で往復。自分で弁当は詰める。
なぜ、その中学にそんなに行きたかったかというと、
水泳部で部活が思う存分したい…その一心だったのです。
地元の公立中学にはプールがないのです。
そんな中学には、行きたくない…の一点張りでした。
合格した人は、有頂天になって、回りにいる落ちてしまった友人の事を
やさしく思いやる気持ちを無くさないでくださいネ。
悲喜こもごもの季節ですが、立ち止まっている時間は有りません。
前進あるのみ…
坂村真民さんの 詩
大事なこと
王家に
生まれようと
馬小屋に
生まれようと
それは
たいしたことではない
どう生き
どう死ぬかが
一番大切なことだ
念ずれば花ひらく
念ずれば
花ひらく
苦しいとき
母がいつも口にしていた
このことばを
わたしもいつのころからか
となえるようになった
そうして
そのたび
わたしの花が
ふしぎと
ひとつ
ひとつ
ひらいていった
三不忘
貧しかったときのことを
忘れるな
苦しかったときのことを
忘れるな
嬉しかったときのことを
忘れるな
歴史
光と
風のなかを
生まれたばかりの
蝶が
飛び立って
行った
新しい歴史を
作るかのように
光と風のなかを
光が愛だということを
教えてくれたのは木々だった
風が愛だということを
教えてくれたのは鳥たちだった
それ以後わたしは
光と風のなかを歩いてきた
生きてきたといってもよかろう
暗かった心が明るくなり
重かった体が軽くなり
狭かった世界が広くなり
人生が一変した
ああ
この永久なるものよ
われを導きたまえ
今日只今(こんにちただいま)
今日只今
この四字八音の大切さを
自覚し実践し
少しでも世のため
人のためになる
自分自身を作りあげてゆこう
そしたら短い人生でも
意義のあるものとなろう
木木を見よ
花花を見よ
全ては今日只今に生きる
大宇宙の姿である
タンポポのように
わたしはタンポポの根のように
強くなりたいと思いました
タンポポは
踏みにじられても
食いちぎられても
泣きごとや弱音や
ぐちは言いません
却ってぐんぐん根を
大地におろしてゆくのです
わたしはタンポポのように
明るく生きたいと思いました
太陽の光をいっぱい吸い取って
道べに咲いている
この野草の花をじっと見ていると
どんな辛いことがあっても
どんな苦しいことがあっても
リンリンとした勇気が
体のなかに満ち溢れてくるのです
わたしはタンポポの種のように
どんな遠い処へも飛んでいって
その花言葉のように
幸せをまき散らしたいのです
この花の心をわたしの願いとして
一筋に生きてゆきたいのです
ある人へ
光が射しているのに
あなたはそれを浴びようとしない
呼んでおられるのに
あなたはそれを聞こうとしない
手をさしのべておられるのに
あなたはそれを握ろうとしない
お経にもそんな人のことを
書いてあります
どうか素直なこころになって
二度々ない人生を
意義あるよう生きてください
合掌