平成20年1月22日(火)一日中雨が降り続いていました。
でも、子どもたちは元気いっぱい登園し、貼り絵に取り組んだり
歌や楽器の練習に興じたり、表現活動も熱心に展開されています。
それに、「いってきます!」
今日は、年長組全員は、
いのちのたび博物館 http://www.kmnh.jp/へ園外保育に行きました。
場所はスペースワールドの隣です。
〒805-0071福岡県北九州市八幡東区東田2丁目4番1号
TEL093-681-1011
名前の通り、ここは、「いのち」「生命」をテーマにした博物館です。
館内はスタンプラリーができるようになっていて、本日は、
他にも 北九州市内の公立幼稚園や私立幼稚園からの見学者や、
韓国からの修学旅行の小学校6年生も 多数来ていて、賑やかに
子供たちも興奮気味で、嬉しそうにスタンプ集めをしていました。
動物と恐竜が迫力満点で 夥しい数展示してあり、小さな子供でも
充分に楽しめる工夫があります。
期間限定でいろいろな催しも行われています。
今回は、
開館5周年記念 冬の特別展「ファーブルにまなぶ」が催されています。
「ファーブル昆虫記」の最終巻が出版されて、今年で100年になるのを
記念し、日本とフランスの6つの博物館の共同企画として開催です。
「昆虫記」に登場する南フランスの虫たちとその暮らしぶりを紹介するほか、
ファーブルが観察した事柄や、解決できなかった事柄が
後にどのように明らかになったかなど、興味深く、分かり易く
「昆虫記」後の100年間の科学的進展を振り返る豊富な展示に
工夫が凝らしてあります。
例えば、ミツバチの研究の成果が、今日の暮らしにも大変大きな
影響を与えています。
生きているジンメンカメムシやタマオシコガネなどの生態展示もありました。
珍しい蝶や、クワガタや、カブトムシや、様々な実物の標本に圧倒されます。
会期は、平成19年12月22日(土)~平成20年2月11日(月・祝)
( ※12月29日~31日、1月1日は休館でした。)
会場は、 いのちのたび博物館 1階 ギャラリー館
入場料金 大人500円 高・大生400円 小・中学生300円 未就学児は無料
※常設展観覧は別途料金が必要。
☆常設展とのセット料金
大人900円 高・大生600円 小・中学生400円 未就学児は無料
園児は、興味津々で、とても楽しそうでしたよ。
そして、46億年前に地球が誕生してから、
40億年前に「生命」が誕生し、
36億年前初めて酸素の形成~
そして、4億7000万年前に植物が初めて海から上陸し
4億2500万年前に魚類が初めて出現!
そして、両生類が3億5500万年前出現!
は虫類も3億3000万年前に出現!
トンボの祖先のメガニューラもこの頃です。
恐竜類が出現したのが2億4200万年前で、絶滅は、6500万年前。
なぞに包まれていますが、隕石の地球への衝突説が、有力視されています。
空を飛ぶ翼竜類から進化した鳥類だけは現在も生存しています。
http://www.geocities.jp/airplane_21th/earth_history.htm
その後、 人類は、500万年前に誕生。
そしていよいよ
ホモサピエンスの誕生は、50万年前!
その後、ほ乳類も栄えて来るが、
マンモスが繁栄したのは,
2万年前と教えていただいた。
だから、
『いのちのたびカレンダー』で見ると、
地球が誕生した日を1月1日とすると、
ホモサピエンスの誕生は、12月31日大晦日の午後23時03分頃
マンモスが繁栄したのは2万年前ですから、同じく大晦日の午後23時58分頃!
自分のいのちは、
すべてのまわりの生き物のいのちとつながっていると、
すぐに感じ取れたこどももいた!!!
悠久の時の流れの中で、
人類はまだ、ほんの短い歴史で、他の生き物と一緒に
歩み続けていますが、
驕慢な心でおごり、万物の霊長と言って 実は自然破壊している内に、
戦争や利己主義的な自分勝手な行動で、環境汚染もすすみ
どんどん絶滅してゆく絶滅危惧種の動物たちと同じ運命を辿り、
危機的な状況にならないとも限りません。
だから、幼児期から、
少しずつ、動植物の世話や観察、
自然現象の変化やまわりの事物、
お友だちや家族やご先祖のことも交えて
「いのち」「生命」をテーマに考えさせ、
このような博物館で、
新たな情報を得て、広く、深く学ぶことは大変有意義です。
とにかく本物の鉱物見本や化石や骨・剥製…
レプリカ標本も沢山ありますが、
そのスケールの大きさには、驚かされ、感動しました。
きっと、それぞれのご家庭でも、
エンバイラマ館での長い首を持つマメンチザウルスやイグアノドン、それに
ワキノサトウリュウなどの恐竜が話題でしょうか?!
とりわけ、福岡県で発見された大型の肉食恐竜ワキノサトウリュウに注目です。
体長は10メートル以上もあり「脇野佐藤竜」と書きます。
掘られた地層名の「脇野亜層群」と発見者の小学校校長先生「佐藤政弘」氏
に因んでいます。恐竜のパラダイス復元館での 精巧な恐竜ロボットの
雨や雷の中での真迫の体験が、話題にのぼった事でしょう。
http://www.city.kitakyushu.jp/page/archive/shisei-dayori/2002/021015/tokusyu1.html
エンバイラマ館は、360度のジオラマで1億2,000万年前の北九州の環境を再現し、
リアルに動く恐竜ロボット、CG、立体音響、照明、光ファイバーなど多彩な演出で、
観客を白亜紀の世界に引き込み、中生代の環境の中で、実際に体感しながら
展示が見られるようになっています。
【備考】本ページの文は、
「北九州市立 自然史・歴史博物館」の公式サイト等を参考にしました。
心の中に、
『いのちを大事にする』
『環境問題を子どもなりに考えて平和な世界にしたい』
という気持ちや、現在の自分の生まれてきた恵まれた境遇に
『感謝する』
そのようなことに繋がってきて、新たな「不思議だな…」という
「気づき」や 「成長」が、みられれば、この上なく嬉しいと思いました。
まだ、一度も行ったことが無い方は、お子さんと一緒に
どうぞ、お出掛けになってみてください。
本日は、時間の関係で
主に 一階部分の展示だけを見学しました。
大人でも 全部見て回るには、約2時間半以上かかります。
ご家族で、お弁当を持って、是非、ゆっくりお出掛けください。
おすすめスポットです。