緑ヶ丘・第二幼稚園 最新かがやき日記

緑ヶ丘・第二幼稚園のかがやく子ども達の成長を見守り、親も教師も園長も子どもに負けず共に成長する日々を綴った日記です。

野猿出没!ご用心を!

2007年11月21日 16時45分52秒 | お知らせ

平成19年11月21日(水)

夕方、預かり保育中の出来事でした。

園の南側のバス通りに、大きな野猿の姿発見!

は、県道をまたぐ歩道橋に上り、

一番上の欄干に腰掛け、暫く 園庭の方をじーっと眺めていた。

そこで、直ぐに110番通報しました。

その後 猿は、園庭に侵入してきた。

うろついていたが、西側の柿の木を見つけて、実をちぎり、

齧り始めた様子でした。

そこで、再び110番通報。

ところが、渋柿とわかり、猿は、諦めた様子。

やっと、パトカーが園に到着した頃には、

もう辺りは真っ暗になりかかり

猿は、北に向かい竹末方面へ移動し、姿は既に消えていた。

 

近隣の引野小学校熊西小学校や青山幼稚園・こじか幼稚園の辺り

黒崎のホテルクラウンパレス付近の松並木や街中にも頻回に出没し、

犬を連れた散歩中の人が、度々襲われていたり、子ども連れの人が、

狙われたり、高齢者や女性は、背後から襲われたケースもあるそうです。

             

高崎山の場合も 目が合うと危ないから、視線を合わせない様に、

とか、ポケットに手を突っ込んで歩かないようにとか、

事前に修学旅行生にも注意がありましたが、いきなり

背後から、鋭い牙で噛みつかれたりしたら大変こわいですよ。

子ども達が、外で遊ぶときや通園通学の途上に、

猿が潜んでいないか…充分にご用心ください。

 

 そういえば、先週金曜日北九州ハイツでの

「八幡西区私立幼稚園振興 PTA主催 議員懇話会」でも、

参加くださった各議員さんたちの活動報告のあと、PTAからの要望書を出し、

その後の質疑応答でも、この「野猿」問題が、一番に出されていました。

M県会議員さんからも詳しい説明があり、

「市と県で責任のなすりあいをしている場合じゃないと、

対策を練った」のだそうです。

 さて、捕獲し、そのあとの処分は?

動物園に収容するか?又は、山へ帰すか?

と 県でも おおもめに揉めたそうです。

     

原則的には、過去は、はぐれ猿は、山へ帰すようにしていたが、

野猿社会から、一旦ドロップアウトした猿は、再度、群れへの受け入れては

してもらえないのだそうです。

 だから、

山へ帰しても、山で食料が無くなってくると、またふもとへ下りてきて

畑を荒らしたり、ゴミ箱を漁ったり、生り果物を齧って回ったりするのです。

         

それで、現在は 麻酔銃で撃ち、動物園へ…

という方向性に変更しつつあるそうです。

 

もともと、戦争中に里山の伐採が進み、

杉や檜ばかり植える政策になり、

椎ブナ、楢、コナラ、ミズナラ、などの団栗の実のなる落葉樹が激減し、

猿にとっての住環境が悪化し、山が住みにくく、餌が減り、

その上、人家付近には、

お菓子や珍しい味の食べ物があふれている と

なれば、どうしても、野猿は、人間の住む人里に下りてくるはずです。

 

そして、危害を加えられそうな身の危険を感じた時には、野猿は、

人や犬を 苦し紛れに 襲うのです。

                

イノシシカラスも、畑や作物に被害を及ぼし、

人間には歓迎されませんが、

元を糺せば、人間が里山を荒らし、野生動物の安住の地を

「開発」の名の下にどんどん開墾し 道路をつけ 宅地化し、

極端に 環境を悪化させた というそのツケが、まわってきているとも言えます。

           

とにかく、子ども達の安全確保のために、

取り敢えず 野猿に襲われないように

一人で歩くときは、背後にも 特に気をつけましょう。

夕方、夜間の一人歩きは、くれぐれもご用心を!

 


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