緑ヶ丘・第二幼稚園 最新かがやき日記

緑ヶ丘・第二幼稚園のかがやく子ども達の成長を見守り、親も教師も園長も子どもに負けず共に成長する日々を綴った日記です。

9月 二学期スタート!

2012年09月01日 15時00分31秒 | 教育

平成24年9月1日(日)  

    猛暑の夏休みでした。9月3日(月)二学期始業式を迎えますが、

日中は、相変わらず蒸し暑く 30℃を上回り、汗がにじんで、びっしょり。

立秋後も残暑がとても厳しい日々です!

ロンドンオリンピックの応援で 寝不足になって、夏風邪を引いて

体調を崩し夏バテ気味の方はいらっしゃいませんか?

   http://www1.nhk.or.jp/olympic/

 8月21日~24日の夏季保育登園日 年長組のお泊り保育も

A班8月26日~27日・B班28日~29日無事に終わりました。

 

 さて、本日9月1日は、防災の日です。

 政府は首都直下地震や南海トラフ巨大地震を想定した防災訓練を実施しました。

 防災といえば、昨年からは、気持ちの入れ方がかなり変わってきました。

他人事ではないのです。

昨夜も22時7分、フィリッピンで大地震が起こり、日本でも津波予報が報じられました。

いつ、自分にも降りかかるかわからない切実な課題です。

 

 それで、夏休みと言えども多忙なスケジュールを 調整して

先日 お盆明けに、8月17日(金)~19日(日)はANAで福岡空港から2時間

仙台空港へ飛び、宮城県(石巻・仙台方面)へ行きました。

 

 そうです。昨年2011年3月11日午後2時45分過ぎ 降園時に

千年に一度という未曾有の大震災マグニチュード9という地震・

想定外の大津波・そして福島原発事故という悲惨な状況におかれた

東日本の被災地の園に出向いての視察・見学・危機管理研修でした。

 

 一番被害の大きかった園として、割合海岸に近いロケーションの

みずほ第二幼稚園・長浜幼稚園・ふじ幼稚園の三園をご紹介くださり

我々八幡西区の私立幼稚園の理事長・園長・後継者

有志10人が乗った中型バスをご自身のマイカーで先導随行し 

親切に道案内してくださったのは、

宮城県私立幼稚園連合会会長 理事長 村山十五先生でした。

http://memory.ever.jp/tsunami/higeki_fuji-yochien.html 

福岡県私立幼稚園振興協会 会長 尾上先生から

全日私立幼稚園連合会の事務局を通じて依頼していただきました。

 村山十五(むらやま とうご)先生は、全日本私立幼稚園連合会副会長でもあり

仙台市泉区・大和町・富谷町に、6つの幼稚園と2つの保育園を設置。

熱心に、幼児教育に取り組んでおられます。

 

村山十五先生は、7月から度々三園の理事長先生や園長先生に

連絡をとっていただき、大変助かりました。

それというのも、被災園には電話が全然通じないのです。

 

 被災園の所在地はインターネットにあるHPでわかるのですが、

その場所には壊れた園舎だけで だれも居なくて、廃墟となっています。

 現在は、仮の園舎を空き地や他園の園庭をお借りしてプレハブ式ので対応し、

当座を何とか仮設でしのいでいる状況ですから、当然といえば当然ですね。

電話が通じない訳は、行って見て納得するのです。

 

 村山先生は、園長先生たちの携帯電話で連絡をとって、OKをとってくださり、

仙台空港へのお出迎え、そして 宮城県全体や石巻・仙台市内の状況の説明。

効率的な見学コースの道順や食事の場所までご心配くださり、 

東日本も空前の猛暑の中 お休み中の二日間 

貴重な時間を我々の為に費やし、ご足労いただき大変お世話になりました。

この場でも、そのご親切には 心からお礼申し上げたいと存じます。

村山先生や、被災園の園長先生方のお話を心に留めて

一人でも多く、被災地に出かけて直接見てくださるよう願っています。

 

一番大事な事は、かけがえのない子どもたちの命を守るために

日頃から、様々な想定外の災害や火事、事故、不審者、衛生管理等

危機管理をしっかり取り組んでおかねばならないということです。

あらためて、学ぶべきことが沢山有りました。

 

たまたま、ボイラー室の横の廊下に置いてあった折りたたみアルミ製の梯子が

あったから、濁流がどんどん上がってくる二階から、わずかな隙間から屋根の上に

園児を誘導して、重量級のピアノも何もかも流されていく中…

たまたまそこに備蓄していたペットボトル入りの飲料水が数本流れてきて、

たまたま職員がおやつ用に準備していた袋入りの乾パンも好都合に流れてきて、

たまたまホールの緞帳や厚地のカーテンが濡れてなかったのを子ども達に包み

行事用のサンタクロースの衣装などがプラスチックの密閉容器に入れてあったから、

園長先生もとっさにサンタの衣装を取り出して着て

雪の舞う寒い夜間のこごえや飢えをしのぎ、翌日の午後

救援隊の到着までの園児や職員の命を守れたのでした。

兎に角、「津波てんでんこ」という言い伝えや昔の教えを忘れずに、

まず、安全確保をはかり、命を守ること!http://tamutamu2011.kuronowish.com/tunamitenndeko.htm

他人の心配はせずに、まず自分の身ひとつを助かるように高台に逃げること。

自動車のガソリンは、半分くらいに減った時点で、直ぐに常に満タンにしておくべき。

現金は家に箪笥預金で置かずに、銀行や郵貯銀行、金融機関に預けること。

とっさの判断を誤らないこと。

その為には子どもの頃からの防災教育が大事です。

家庭でも、園でも、学校でも、地域社会でも一体となって。

東日本大震災で約570名の生徒が津波から無事避難した釜石東中と鵜住居小。

「釜石の奇跡」と呼ばれている生徒たちの避難の有様を見ると避難訓練の大切さも分かる。

地震の後、中学生が校庭に出るのを見た小学生も直ぐに避難を開始。

上級生は下級生の手を引きながら指定避難場所の介護施設ございしょの里まで来たが、

なおも危険を感じて、更に上のデイサービ­スセンターまで避難した。

振り返ると津波が校舎を越えて迫ってくるのが見えたのでまた走り出した。

お年寄りや、保育園児をおんぶして中学生が一目散に走るので、避難が間に合った。

津波は結局デイサービスセンターの直前まで到達したが、一人の犠牲者も出なかった。

両校は年一度合同で訓練を­行い、津波防災教育を毎年徹底してきたそうです。

机上の理論・理屈だけでなく、実践・体験が物を言います。

百聞は一見に如かず!

 

まだまだ、復旧・復興が遅々として進まない東日本大震災被災地に、

強力な支援が必要です。

瓦礫処理も、鉄道や道路整備も、市街地や建築物も、まだ今からです。

3万人を超える方々が、まだ行方不明です。

ご冥福をお祈りしつつ、

元気を出して、前進しなくては!

 

さあ!二学期スタート!

子ども達は、全員 元気いっぱい登園してきてくれるでしょう。

 

楽しかった夏季休暇中の様々な体験談に花が咲くことでしょう。

思い出を 絵描き、楽しいひとときが絵の中で蘇ることでしょう。

 

そして、9月6日(木)は、

1年振りに春風 河馬(はるかぜ かば)さんが、来園の予定です!

きっと、とっておきの楽しい腹話術を見せてくださいます。 

 

子育て支援『子育て広場にこにこroom』は、第一・第三木曜日の10時~11時半ですが、

今回は、

10時~ 約1時間、かばさんの特別プログラムに参加していただきます。

親子で一緒に 腹話術を お楽しみいただき、抱腹絶倒の時間を共有してください。 

 (今回は、予約は要りません。)

次回からは、万一のケガなどに備えて保険に加入する関係上 

また、事前に予約がいります。

       電話  TEL093-631-3939 

 

ご紹介

 春風 河馬(はるかぜ かば)さんは

様々な手作りのユニークなお人形や、

相方の「てっちゃん」と「けんちゃん」をつれて

大きなトランクを3つも提げて来てくださいます。

 

それで、いつもの『子育て広場にこにこroom』とは趣向を変えて

園児と一緒に親子で腹話術を楽しみます。

 

昨年は、一番小さい1歳半のお友だちもお母様と一緒に、集中して聴き、

笑いどころでちゃんと反応して笑っていましたので、

ビックリしました。

 

もちろん2歳児も3歳児も、最初のお猿さんの人形から

最後のてっちゃんやけんちゃんの腹話術まで目を見張って抱腹絶倒!

静かに集中して聴きました。

かばさんも

「ここの園児は、全員、聴き方が非常に上手で、とても演技がし易い。」

と絶賛して

「また、腹話術に磨きをかけて来たい…」

とおっしゃいましたよ。

 

そもそも このおじさんが腹話術に出会った発端は、

昔、当園の学芸会で見た 矢野洋三先生の腹話術をきっかけに、

腹話術の魅力に引き込まれて本格的に勉強を始めたそうです。

 

当時在園していた娘さんは、もう35歳になっていて、

立派な大人に成長して某病院でICUの看護士さんとして働いておられるそうです。

卒園生が、社会人として立派にご活躍、とても嬉しいです。また、かばさんは、

腹話術の名人矢野洋三先生の腹話術の心とエッセンスをそのまま継承し

北九州市の児童文化の研究会で学んだことも加味して

また、かばさんなりの独自の工夫も加えて、

あちらこちらで仕事のお休みの日に、

様々な年齢層の方々に見せて

とても喜ばれているそうです。

 

今では、興味を持った幼稚園の先生にも腹話術を教えているそうです。

 

腹話術といえば、

交通安全の婦警さんや防火防災の意識を高めるための

消防署の方々の腹話術が、おなじみです。

そして、テレビに出演している『いっこく堂』さんが、とても有名ですが、

まずは腹式呼吸で、訓練するのだそうです。

 

呼吸法には、肋骨を広げたり閉じたりする「胸式呼吸」と、

腹を出したり引っ込めたりすることにより横隔膜を上下させる

腹式呼吸」とがあります。

一般的に、女性には「胸式呼吸」が多く、

男性には「腹式呼吸」が多いと言われていますが、

「腹式呼吸」の方が、精神安定、血圧上昇抑制、

脳の活性化などの効果が高いらしいのです。

 

また、脳波がリラックスしたα波やθ波の状態になります。

性別に関係なく、「腹式呼吸」を心がけたいのものです。


 

腹話術では、口・唇・顎の筋肉を動かさないでしゃべるので、

完全に唇を閉じているわけではないそうで

母音の「イ」を発音する程度に唇は開けられています。

 

マ行、バ行、パ行といった動唇音(破裂音)は唇をいったん閉じないと

普通は発音できないため、こういった音を含む語句は

なるべく用いないように台詞を考えたほうがよいのです。

 

例えば「パパとママ」という語句はマ・パという動唇音を含むので、

「お父さんとお母さん」に置き換えた方がやさしくなるのです。

 

また、どうしても使わなくてはならない場合は、

パ行をカ行の音で代用するなど、動唇音の部分だけを

別の似た音にかえることもあるのです。

 

熟練すれば、上の前歯や舌を上下の唇の代わりとして用いることにより、

唇を動かさずに動唇音を発することもできるようになる。

 

といった、コツをつかめばきっとあなたにもできます。

近年では腹話術は単なる娯楽に留まらず、

精神障害を持つ子どもの教育に利用する動きもあります。 

                   

  生かされて生きている存在、

人生の余暇の過ごし方の良いお手本ですね。

  笑う門には福が来る

 人を笑顔にする暮らし方…なかなか良いものですね。

二学期は、行事や園外保育の機会も多く

来週は、  遠足があります。

そして、 仲良し交流会もあります。

                 

  どうぞ、夏の疲れの出ている具合の良くない方、お大事に!

ベストコンディションで 実りの秋を迎えましょう!

               

 見学ご希望の方は、遠慮なく園へお問い合わせください。

  2歳児子育て支援サークル『たんぽぽくらぶ』に関しては

最近 特に入会希望のお問い合わせが増えています。 

  お早めにお子様と一緒に見学をオススメします。

定員がありますので、空きがなくなったら、

キャンセル待ちとなります。

申し訳ありませんが、お早めに申し込みをなさってください。

詳しいことは来園の上、幼稚園での疑問点なども 

遠慮なくお尋ねくださいませ。

    TEL093-631-3939 

  


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。