平成20年9月12日(金)
母校の福岡教育大学で、本日 福岡市博多区出身の
武田鉄矢さんへの名誉学士称号授与式が開催されました。
鉄矢さんは、坂本竜馬を甚く尊敬し、附属学校での教育実習の時にも
「坂本竜馬に関するマニアックな情報を 査定授業の時にも提示して
優秀な子どもたちの実態に即した興味関心を高める授業を工夫し展開した。」
と 昔、ご本人から聞いたことがあります。
なぜなら、私は、当時彼と同じ教室で授業を受けていたことがあるからです。
とても奇抜な人で目立つ長髪で、裾の破れたようなヨレヨレのジーパン、
カランコロンと下駄履きで、いつもレコードジャケットを小脇に抱えて、
ギターも下げて、オヤ 教科書やノートは?変わった人がいるな~
と思ってみていましたら、ある日、東京でメジャーデビューして歌手として
忽ち有名人になり、ユーモアとペーソスをふんだんに盛り込んだ爆笑トークや
役者としての濃いキャラクターで存在感のある独特の演技。
尊敬し一番影響を受けた役者は高倉健さんと渥美清さんなのだそうです。
また『新・題名のない音楽会』や『第40回NHK紅白歌合戦』などの司会や、
文筆業でも活躍し、次々と多彩な才能を開花させたのですから、
本当に人は風貌だけでは判断はできません。
彼は、昭和24年4月11日生まれで,血液型はO型です。
大学在籍中に『海援隊』という
フォークグループを結成し、
1972年に上京し、
歌手としてデビューし
ヒット曲にも恵まれ
一世を風靡しました。テレビの人気ドラマ番組『3年B組金八先生』の中では
国語の先生役で人気を博し、彼が説く人生訓が感動を呼び、また
他の芸能人のものまねのネタにもなりました。
最初はなかなか芽が出なかったが、母に詫び状を書き、その中味そのままの
作詞作曲の曲♪『母に捧げるバラード』が受けて、結局タレント業が多忙になり、
8年かかって卒業は出来ず、大学は中退しました。
「名誉学士」は学校教育法上の「学士」には当たりませんが,
多方面で活躍する武田鉄也さんは、学生や卒業生の誇りであり,
今後も後輩たちを勇気づけてほしい という理由から,
福教大初の名誉学士称号の授与を決めたそうです。
授与式には 学生や教職員,それに彼が在学中に
教育実習を行ったときの教え子ら500人が出席しました。
大後忠志学長から名誉学位記を手渡され 彼は
煙草屋を営みながらいつも精一杯愛情をかけて
子育てしていた母上の姿が一番に目に浮かんだらしく
「(上京後も復学できるよう)学費を納め続け,
私が先生になることを一番望んでいた亡き母(イクさん)に見せてやりたい。」
「福教大で勉強して本当によかった。」
「万感の思いです。」
と喜びを語りました。
式の後に行われたトーク&ライブでは,
「海援隊」が♪『贈る言葉』などのヒットナンバーを熱唱し,
実体験を交えながら教師と生徒の信頼関係などについて,
学生たちに熱く語りかけ
また,
「母校で,後輩や地域の人たちに,
日本中を渡り歩いてきた世間を語る“鉄学”の授業をしたい。」
「よい教師は日本の端から生まれる。」
などとエールを送りました。
同級生だった彼が、今後も 精一杯本領を発揮してご活躍するのを
陰ながら応援し、益々のご発展をお祈りしています。
合わせて、
後輩の皆様にも、
どんどん自分らしい形で 出来ることから 少しずつでも 世界に発信し、
様々な方法で 表現したり、世のために貢献したり、
おおいに母校で学んだことを糧にして、羽ばたいて頂きたいものです。
彼は、このほど
広報親善大使に就任しました。
2008年10月26日(日)に
記念支援イベント
に出演します。
詳細は歌手活動ページをご覧ください。
アジア太平洋こども会議
ウェブサイトはhttp://www.apcc.gr.jp/です。
どうぞ応援してください!