平成22年1月8日(金)
今日は、三学期スタートの始業式の日。
園児全員の元気な笑顔が揃いました。
そして、7人のニューフェースを迎えました。
2歳児子育て支援サークル新入会者は、しばらくは午前中で帰ります。
ならし保育は、個人差が有りますが、だいたい1~2週間で、
平常保育の時間帯になるようです。
7人の途中入園や入会の子どもや保護者の皆様が、はやく馴染める
ように願って、それぞれのクラスで受け入れ態勢を整えてティーム保育しています。
皆様も、声を掛け合って、早く仲良しになってください。
さて、私は毎年、NHKテレビ 大河ドラマを楽しみにしています。
昨年度は、愛の一字を兜の前立てにつけた直江兼続(なおえかねつぐ)の
波乱の生涯を描く物語『天地人』でした。
少し遅くて過去話題かとも思い申し訳ないのですが、
この『天地人』を、年頭にまた思い出しています。
原作は2006年(平成18年)に発表された火坂雅志の同名小説。
主人公は上杉景勝に仕えた上杉家の家老直江兼続。脚本は、
NHKでは2007年(平成19年)前期の朝の連続テレビ小説『どんど晴れ』を
手がけた小松江里子さん。火坂さん原作の大河ドラマ化は初めて。
主に舞台となっていたのは戦国時代。
近年でも2007年の『風林火山』のように戦国時代は、
大河ドラマのみに限定しても過去に度々制作されています。
が、本作は初めて兼続が単独の主人公として取り上げられる作品でした。
同時に、大河ドラマ史上初めて関ヶ原の戦いに敗れた側の武将が主人公でした。
ひたすら勝利のみを求める戦国時代に、
「愛」を重んじ、「義」を貫き通した武将直江兼続。
主君上杉景勝をはじめ、師と仰ぐ上杉謙信や友人石田三成との深い係わりを
主軸に、同時代に生きた戦国武将や妻お船(せん)をはじめとする女性たちとの
人間関係、利を求める社会において発生する格差など現代社会に通じる問題、
といった様々なテーマを盛り込みながら、兼続の生涯を描きだしていました。
主人公兼続を演じる妻夫木聡は、大河ドラマへの出演は初めて。
兼続が終生仕えた上杉景勝は、2001年(平成13年)の
『北条時宗』以来の大河ドラマ出演となる北村一輝が演じた。
他に、兼続より年上の正室お船には常盤貴子、
景勝の養父であり、兼続に大きな影響を与えることになる謙信は阿部寛、
上杉家にとって最大の敵となる徳川家康は松方弘樹がそれぞれ演じた。
平均年齢20~30代の俳優で占められていました。
大型ドラマ『坂の上の雲』第1部を大河ドラマの枠を拡大する形で放送するため、
11月22日で全47回放送と、通年で放送される大河ドラマとしては例年よりも
短い放送回数でした。
さて、孟子の言葉から『天地人』について角度を変えて記述させていただきます。
孟子曰はく、(もうし いわく)
「天の時は地の利に如かず。地の利は人の和に如かず。」
孟子は言った、
「天のもたらす幸運は地勢の有利さには及ばない。
地勢の有利さは人心の一致には及ばない。
三里四方の内城と七里四方の外城を持つ程度の、たいして大きくもない町を攻囲しても勝てない。
そもそも攻囲を行っていれば、必ず天のもたらす幸運が訪れるときがある。それなのに勝てないのは、天のもたらす幸運が地勢の有利さには及ばないからである。
城壁が高くないわけではない。
堀が深くないわけではない。
武器が鋭くなく、防具が頑丈でないわけではない。
食料が足りないわけではない。
それなのに、これらを放棄して退却せねばならなくなるのは、
地勢の有利さが、人心の一致に及ばないからである。
だから、
『民衆を領内のとどめるのに、盛り土による境界線を使わず、
国の守りを固くするのに、地形の険しさを頼らず、
天下を自らの威令の下に敷くのに、軍事力の優越を用いない。』
正しい道を心得ている者は、多くの援助が得られ、
正しい道を失っている者は、少ない援助しか得られない。
援助が少ない者の、極端な場合には、親戚さえもこれに背き、
援助が多い者の、極端な場合には、天下さえもこれに従う。
だから、君子は戦うまでもないのだ。戦えば必ず勝つ。」
今年一年も また一段と厳しい年になりそうです。
こんなときだからこそ、周辺の人たちと協調し一致団結していく必要があります。
= 共存共栄 =