絵話塾だより

Gallery Vieが主宰する絵話塾の授業等についてのお知らせです。在校生・卒業生・授業に興味のある方は要チェック!

2024年6月22日(土)イラストレベルアップコース・山内庸資先生の授業内容

2024-07-11 17:12:01 | イラストレベルアップコース

ブログの前にお知らせです。

【絵本とイラストの塾、絵話塾の説明会(ガイダンス)日程】

・7月13日(土)11:00〜 14:00〜

・  14日(日)11:00〜

・  15日(月祝)14:00〜 16:00〜

・  20日(土) 11:00〜

・  21日(日) 11:00〜

・  27日(土) 11:00〜 14:00〜

・  28日(日) 14:00〜 16:00〜

入塾を考えている方は絵話塾までご連絡ください。

mail:kaiwajuku@galleryvie.jp
tel.078-332-5808

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今日はイラストレベルアップコース、山内庸資先生の授業です。

今回はゲストスピーカーとしてデザイナーの中谷吉英さんをお迎えしての対談授業です。

 

中谷さんは、大阪で美容室や飲食店をされている事業会社、

株式会社LiLo in veveで社内外問わず、幅広くデザインに携わっていらっしゃいます。

KOBE2024世界パラ陸上のロゴデザイン、大阪の心斎橋駅直結の大型商業施設のデジタルサイネージなど皆さんの目に触れる機会の多いお仕事も沢山されておられます。

また、中谷さんと山内先生は、今までに自治体の広報誌をはじめ、全国展開されている寿司店の店内装飾やポスター、ノベルティアイテムなどのお仕事を一緒にされています。

 

今回の授業では、山内先生が質問をして、中谷さんがそれに応える形で授業が進みます。

 

山内先生(以下敬称略):中谷さんはイラストレーターをどうやって探していますか?

中谷さん(以下敬称略):日常的に探していて、本屋さんやSNSなど常にアンテナを張っています。デザイン業界全体的にイラストレーターを必死で探していると思います。

山内:イラストレーターとして必要なものはありますか?

中谷:コミュニケーション能力です。メールであれば、返事がなかったら不安ですし、逆に文面が丁寧だと「また仕事をしたいな」と思わせられます。

そして求められているものは何か、という視点を持ってもらえると助かります。例えば料理の絵であれば、そのイラストレーターの方の普段持っているタッチの良さで、美味しそうに描いてもらいたかったのに、描き込みすぎて美味しくなさそうに見えてしまうなど、求められていることから外れると不安に感じます。

山内:イラストレーターが営業するならどういう方法が良いでしょうか?

中谷:ポートフォリオなど絵がまとまって見られるようにしておくのは大前提です。ポートフォリオや画像などはデータで頂けると嬉しいです。

少しでも「私はここにいます」と発信することが大切なので、SNSだけではなく個展など、その人なりの合うやり方でコンスタントに発信してもらえると良いなと思います。

 

他にも「イラストレーターを決めるポイント」や「仕事でのアナログ作品について」など、様々なテーマについてお話をして頂きました。

 

授業の後半では、生徒さんから中谷さんへ直接質問出来る時間や、直接絵を見て頂ける機会もあり、1人ずつのイラストに丁寧にコメントをして頂いて、とても贅沢な授業になりました。

 

中谷さん、貴重なお話を沢山聞かせて頂きましてありがとうございました。


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2024年7月10日(水)絵本わくわくコース・絵本編集者 土井章史さんの授業内容

2024-07-11 15:31:42 | 絵本わくわく塾

ブログの前にお知らせです。

【絵本とイラストの塾、絵話塾の説明会(ガイダンス)日程】

・7月13日(土)11:00〜 14:00〜

・  14日(日)11:00〜

・  15日(月祝)14:00〜 16:00〜

・  20日(土) 11:00〜

・  21日(日) 11:00〜

・  27日(土) 11:00〜 14:00〜

・  28日(日) 14:00〜 16:00〜

入塾を考えている方は絵話塾までご連絡ください。

mail:kaiwajuku@galleryvie.jp
tel.078-332-5808

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7月に入り、絵本わくわくコース今期の授業は、あと2回です。

本日は、絵本編集者の土井章史さんの授業です。

土井さんの授業は2回あります。前回も絵本のダミーを講評していただきました。

「絵本のダミーを持ってきた方?ダミーを出してこちらへ渡してください」

今回は、全員がダミー本を持ってきていました。

 

それでは、みなさんのダミー本を見ていきましょう。

土井さん自ら、その場でコメントもつけていきながら読んでくださります。

土井さんの講評は、土井さんが読みながら、あれっ?おかしいと思うところにツッコミを入れていきます。

ダジャレも加わり、クスッと笑ってしまう時もあったり、この先どう展開していくのか、みんなで想像したりします。

 

土井章史さんは、絵本の編集者です。

商業出版に向けて講評しますので、対象年齢は主に3、4歳で考えられています。

子どもが読んで理解できるのか面白いのかを、子どもの目線で土井さんが読んで講評されます。

・漢字は使わない

・文字は左ページ・右ページに絵

 ページをめくったときに先に入る情報が絵のほうがいい

・子どもは今を生きているので、日にちはなくていい

・タイトルでなんだろうと思わせるのは良い

・社会的なメッセージは、絵本がつまらなくなってしまいます

・二字熟語は、なるべく平らなことばで書きましょう

 例えは、完食→食べきった

・「ワクワク」は、何がワクワクなのかを書いてほしい

・絵本は素材とアイデアが大事です

 いい素材が思いついたら、アイデアをもっと考えて面白くしてほしい

・子どものリアリティと共に絵本を読む訓練をすると、「あれ?変だな?」と思うことが分かってくる

・子どもを下に見ようとしないこと。子どもを敬う目線で考える

このアドバイスは一部です。

それぞれのダミーについて、たくさんのアドバイスをいただきました。

土井章史さんは、新人の絵本作家を出したいと思っています。

作家性を期待していなくて、ストーリーで説得力がほしいとおっしゃっていました。

ストーリーが出来たら、1枚の絵を急がず丁寧に描いてもらいます。

欲を出して描くとダメですよ!

描いた絵ではなく、描いている自分を愛してください、そして楽しんで描いてほしい。

納得のいく絵が描けたら、あとは大丈夫です!

土井さんは、最後に楽しんで描くことが大事だと、教えてくださりました。

 


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