今日は荒井良二先生の初回授業です。
「皆さん、初めまして!」
皆初めてでどこか緊張気味でしたが先生が気さくにどんどん話しかけて下さるのでだんだん和やかな雰囲気に。
先生のお知り合いで、新聞を5年分溜めておき読むという方がおられたそうです。
どうしてそんな意味のないことを?と思いますが、後から意外なことに気付きます。
過去ー現在ー未来、と別のことと考えがちですがこれは全てつながっています。
過去を過去として終わらせないで、振り返ると現在の状況がなぜそうなっているかわかってきます。
日記や家計簿なども続けて書いていくと発見がありそうですね。5分くらいでサッと書けるものでも残していくと良いのでは。
また、荒井先生は絵本作りもいろんな方法を独自に試していったそうです。
例えば、レコードジャケットを自分なりに変えて描いてみる。
ここでも5分で描き終えるくらいにしておく。ハードルを下げておき完成させること、作品を溜めていくことに楽しさを見出していく。
いわばトレーニングのようなものをくり返し、描く、作る、体力を養っていかれたそう。
そこで疑問やテンションが下がる何かにぶつかればその都度やりやすいように修正して
自分で考えて開拓していったとのこと。
自分なりに絵本に対してアプローチをしていくこと。
絵本を作る人の数だけ、絵本作りの方法論がある。
誰に教わっても正解のルールはない。(※商業出版となれば別)
自分の描きたい絵本をページ数など関係なく作っていって良い。後から体裁を整えれば良い。
後半はコピー紙をまとめた冊子を使ったワークショップを行いました。
テーマは「応援歌」です。
何をやってもビリになってしまう子どもに向けた応援歌です。
子どもではなくても、動物でも石ころでも、誰かの何かに向けたもので良いです。
ビリの子を応援しているけれど
自分を応援しているように聞こえるのも良い歌詞だね、と先生。
大自然を入れて大きな視点で自分を見ることを入れるのも良い。
くり返しのフレーズがあると絵本らしい。
歌から始まって絵本へ。
今日はいろんなアプローチ、自分の心地良いやり方を探していくこと。
自分で自分の幅を狭めないでもっと自由に描いて良いよ!と背中を押していただいたような2時間でした。