絵話塾だより

Gallery Vieが主宰する絵話塾の授業等についてのお知らせです。在校生・卒業生・授業に興味のある方は要チェック!

2020年2月29日(土)イラストじっくりコース・弓削ナオミ先生の授業内容

2020-02-29 19:14:19 | イラストじっくり塾
本日の授業は、弓削ナオミ先生です。
世間はコロナウイルスでイベント中止など心配なニュースが多いですが、絵話塾は今日も元気にスタートしました!

課題「CDジャケット」を発表(プレゼン)しました。

前回の授業で聴いた音楽を、イメージしてイラストにしてみます。

ICHI 「maru」



一人ずつ、どんなイメージで描いたのか、説明しながら発表していきました。

・森
・おもちゃ箱
・小さな男の子
・楽器
・金魚
・音
・公園
・渦

皆さんのイメージはそれぞれで、沢山のキーワードが出てきました。



ほとんどの方が楽しい印象で動きのあるイラストを発表されていました。

注意する点
・CDサイズなのでタテヨコの比率も考えて描きましょう。
・印刷をすると端をカットされるので、重要なイラストは端には描かない。
・インパクトのある側を表紙になるようにレイアウトする
・イラストレーターはデザインまでしなくてもいいので、イラストで勝負しよう!









次回の授業(4月4日)では、課題を発表します。
・フワフワ
・まぶしい
・雨
この3つことばからイメージしたイラストを作成してきてください。
サイズや表現方法は自由です。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2020年2月21日(金)文章たっぷりコース8回目の授業内容

2020-02-22 17:54:48 | 文章たっぷりコース
文章たっぷりコース、今日はレギュラーの授業となりました。

まず、先生からのお詫びがありました。
前回出された課題について、言い忘れたことがあったそうで
最後の一文が「わたしは かみさまと しずかに はなしをした。」で終わる文章、
と聞いていましたが、その前に「はるのひととき、」を追加する、とのことでした。
漠然としていたイメージが、この言葉が入ることにより
一気に輪郭が明確になって、書きやすくなった気がします。
言葉ってすごいですね!



ということで、今日の「つかみ」のお話は、確定申告についてでした。

本の印税は、通常は1冊売れたら作家に定価の10%が入るようになっています。
文章だけの本なら、作家に全額入りますが
絵と文を違う方が担当される本では
文章に挿絵が付く場合、だいたい文7:絵3
絵本の場合は文5:絵5の割合で分配されるそうです。(例外もあります)

印税以外に、著作権使用料というのもあります。
出版された書籍の一部を、例えば教材や問題集に使用する場合に発生します。
日本文芸家協会が窓口になっており、細かい規定もありますが
教育目的に使用するのであれば、多くても1件あたり2,000円程度だそうです。

職業作家を生業とするのも、なかなかシビアなのですね。

授業の前半は、教科書(高橋源一郎さんの『まちがいだらけの文章教室』)から



「ない」ものについて書いてはいけない
「ある」ものについて書かなきゃいけない についてでした。

朝吹真理子さんの『流跡』という、漢字を多用した難解な文章と
一般の人がすっきりと書いた『10年後に読みたい、ちょっといい話』を読んで、
上手いけど訳の分からないものと、言いたいことを極限まで削って
いちばん言いたいことをきゅっとまとめたもの
対照的な2つを比較して、自分達が目指す文章の方向性を考えました。



その後、工藤直子さんの『こころはナニでできている?』から、
彼女が10歳の時、「わたしはわたし」だと気付いた時のお話と
1997年に萩尾望都さんが朝日新聞に寄せた4編のエッセイ
〜それぞれ小学生・中学生・高校生・漫画家になったばかりの20歳の頃の話〜
を読み、8〜10歳くらいまでは子ども時代がいつまでも続くと思っていて
自分は無限の時間を所有していると信じていたという感覚を思い出しました。

休憩をはさんで、前回から始まった推敲についてのお話しです。



実際に、高科先生の作品『はしをわたってしらないまちへ』の場合は
どうのように進めていったかを見ていきました。
最初は、白い紙に殴り書きのように見開きごとの文章を書いてみて
言葉を足したり引いたりしながら30回位書き直し
絵を担当される方も何度もラフを描き直し、ようやく決定稿に辿り着いたのだそうです。
最初に書かれていた、主人公の家族のエピソードは
本文中ではなく、扉ページの下部にレイアウトされたそうです。



最後に、高科先生の『ぼっちたちの夏』から抜粋した文章が使われている
学習塾の小学4年生用の国語の問題をみんなで解いてみました。
これが結構難しい! 久しぶりの国語のテストに悪戦苦闘でした。



高科先生の文章は、主語と述語の関係を分かりやすく書くように心がけているため
国語の教材に使われやすいみたいだ、とおっしゃっていました。

最後に、辰濃和男さんの『文章のみがき方』から、前回の続きで推敲について。
太宰治の「途方に暮れた場合は削れ」を学びました。
書いた文章を極限まで削ることにより、文章の本質が浮かび上がるそうです。
井伏鱒二は26歳の時に『山椒魚』を書いたのですが、
88歳になって自選全集を発行する際、結びの部分の約500字を
ばっさり削除したのだそうです。
62年経っていても、作家はしぶとく自作を練りあげるのです。

次回提出の課題は既に出ているため、今回は新しい課題はありませんでした。
「はるの ひととき、わたしは かみさまと しずかに はなしをした。」で終わる文章を
迷ったら削りながら、仕上げてきてください。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2020年2月15日(土)デッサン基礎クラス・タケウマ先生の授業内容

2020-02-20 17:12:24 | デッサンクラス
今日の授業は、イラストにおける奥行きの講義と透視図法(パース)・色彩遠近法などの練習をします。

●パースとは…英語のPerspective(パースペクティブ)の略称で、遠近法のことです。
種類は「1点透視図法」「2点透視図法」「3点透視図法」がありますが、
各種類の説明はここでは省略します。
例外はありますが、遠くに行くほど「物」は小さくなるということを覚えてください。
まっすぐな道路を見れば遠くにあるもの程、小さくなっていることがわかると思います。

また遠くにあるものを薄く描けば遠近がでます。これは空気遠近法と呼ばれています。
添付の資料(教室に来られている生徒さんだけにお渡ししています)を見れば今説明したことが理解できると思います。

さあ、次は実技です!今の説明を踏まえながら、描きましょう!



まず一枚のイラストの中に複数のパーツが重なっている場合は、一番手前にあるものが一番近くに、またイラストの下にあるものも近くに感じます。
館内案内図などのイラストマップなども、入口は下のほうに描かれていることが多いですね。これも入口は近くにあることを示しています。

  

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2020年2月16日(日)絵本ゆっくりコース・WAKKUN先生の授業内容

2020-02-20 14:47:41 | 絵本ゆっくり塾
絵本ゆっくりコース・WAKKUN先生の授業は、「じゃばら絵本」の発表です。



●一番自分がぐっときたことを絵本にした人
●じゃばらの冊子を作り、砂漠をテーマにした人
●喫茶店の丸いコースターをヒントに、
 丸いじゃばら絵本を作った人
●自分の子どもに向けて発信した絵本
など、長さを生かしてみなさん色々と考えてきました。



発表が終わってからは、さあお楽しみのWAKKUNのお話です。
残念ながら、このお話は割愛させていただきます。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2020年2月19日(水)絵本わくわくコース・太田朋先生の授業内容

2020-02-19 17:51:18 | 絵本わくわく塾
本日の絵本わくわくコースは、太田朋先生の授業です。
太田朋先生の授業は今期最後で、課題の発表をしました。

課題は「エピソード絵本」自分のエピソードを絵本にして発表します。

一人ずつ前に出て発表しましょう。
 

・子どもの頃の思い出
・のらネコへの思い
・母親との思い出
・子ども、孫との日常

面白いお話や考えさせられる内容などいろいろでした。



発表した後は、みんなで回し読みをし、太田先生も一人ずつに、感想やアドバイスを伝えてくださります。



さいごの授業ですので、恒例になっている「二人で一枚の絵」を描いていきました。
まず簡単な形を描いて、その紙を受け取った方が、何かの絵に仕上げます。
ワイワイいいながら楽しい時間です。



こんなユニークなイラストが集まりました。


太田朋先生、一年間ありがとうございました。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする