今回も緊急事態宣言下でしたので、お休みの方がいらっしゃいました。
幸いこのコースは座学中心ですので、配布資料と授業内容の音声データで自宅学習をしていただけるようになっています。
でもやっぱりみんな揃って教室で授業を受ける方がいいですね。何とか早く収まりますように。
この日は昨年末に亡くなった安野光雅さんの話題から始まりました。
安野さんは1984年に国際アンデルセン賞を受賞した絵本作家ですが、そんな偉大な人でも死んでいくのだなぁ
というのが、今日の先生の気分だったようです。
最初にテキスト『書く力』(池上彰・竹内政明/朝日新書)から、「短文の効用」のところを見ていきました。
いくつかの例文から、①一文を短くする ②とにかく削る ことの大切さを学びました。
次に前回提出した課題を返却してもらい、提出する際の心がけを教わりました。
無理はしなくても良いが、時間があれば何度か書き直すべきだというのです。
①最初はざっと下書きをする
②次に文章の構成を考えたり、字が間違っていないか気をつけながら書く
③それをていねいに清書する
ことを心がけましょう。
短い文章ほどたくさん書き直して、必要でないところは削るようにしましょう。
原稿をなるべくきれいな状態で提出することも大切です。
鉛筆で書いて掠れたり、インクで書いて滲んだり、文章を切り貼りしたりすることは避けましょう。
例えば何かに応募する時、要項があれば指定されたスタイルで書くことは必須です。
それを守らないと選考の対象にもなりません。
洒落てる、面白い、といった表現を、目についた時に書き留めたりして
自分の引き出しに入れておき、いつか使ってみようと思うのも良いことです。
他にも、耳ざわりの良い言葉や気の利いた言い方など、貯めておきましょう。
但し、自分が気に入っている言葉はつい使ってしまうので、
使いすぎることには注意しましょう。
前出の文章を書く②の段階で、同じ言葉や同じような言い方は出てこないか
文末の表記や途中で切る所が同じ言葉が続いていないかをチェックしたり
もっと別のうまい言い方はないか考えてみたり、よく聞く言葉や使い古された言葉は出てこないか
吟味するようにします。
読みやすい文体として、一文(。で終わる文)は400字詰では2〜3行で収めることを心がける。
段落は5〜7・8行が望ましく、長くなったら二文に分けるか削ることを考えましょう、とのことでした。
その後みんなで好きな言葉を言い合って、出た中から先生が「茶」「(お)椀」「オニ」の3つを選び
今回の課題はその3語が出てくる、いわゆる「三題噺」になりました。
「茶」は色ではなく、飲む方の茶。緑茶・紅茶・ハーブティー、何でもOK。
「椀」は丸みと深みのある適当なサイズの器で、素材は木でも陶でも可。
「オニ」の解釈は自由です。
3つの言葉が出てくるなら文字数は自由で、内容も創作・論文・紀行文・エッセイ・コラム、何でも良いので
次回の2月13日の授業で提出してください。よろしくお願いします。
最後は辰濃和男の『文章のみがき方』より、
・わかりやすく書く
・単純・簡潔に書く というところを見ていきました。
先ほどのテキストの中にはなかった
「書いたものを誰かに読んでもらい、感想を聞かせてもらう」という所が印象的でした。
そうしているうちに自分で自分の文章を客観的に見ることができるようになり、
わかりやすく書くことができるようになるのだそうです。
自分がいちばん伝えたいことを、わかりやすく、短い単純な言葉で書く。
まずはそれがうまい文章を書けるようになる第一歩なようです。
皆さん、頑張りましょう!
幸いこのコースは座学中心ですので、配布資料と授業内容の音声データで自宅学習をしていただけるようになっています。
でもやっぱりみんな揃って教室で授業を受ける方がいいですね。何とか早く収まりますように。
この日は昨年末に亡くなった安野光雅さんの話題から始まりました。
安野さんは1984年に国際アンデルセン賞を受賞した絵本作家ですが、そんな偉大な人でも死んでいくのだなぁ
というのが、今日の先生の気分だったようです。
最初にテキスト『書く力』(池上彰・竹内政明/朝日新書)から、「短文の効用」のところを見ていきました。
いくつかの例文から、①一文を短くする ②とにかく削る ことの大切さを学びました。
次に前回提出した課題を返却してもらい、提出する際の心がけを教わりました。
無理はしなくても良いが、時間があれば何度か書き直すべきだというのです。
①最初はざっと下書きをする
②次に文章の構成を考えたり、字が間違っていないか気をつけながら書く
③それをていねいに清書する
ことを心がけましょう。
短い文章ほどたくさん書き直して、必要でないところは削るようにしましょう。
原稿をなるべくきれいな状態で提出することも大切です。
鉛筆で書いて掠れたり、インクで書いて滲んだり、文章を切り貼りしたりすることは避けましょう。
例えば何かに応募する時、要項があれば指定されたスタイルで書くことは必須です。
それを守らないと選考の対象にもなりません。
洒落てる、面白い、といった表現を、目についた時に書き留めたりして
自分の引き出しに入れておき、いつか使ってみようと思うのも良いことです。
他にも、耳ざわりの良い言葉や気の利いた言い方など、貯めておきましょう。
但し、自分が気に入っている言葉はつい使ってしまうので、
使いすぎることには注意しましょう。
前出の文章を書く②の段階で、同じ言葉や同じような言い方は出てこないか
文末の表記や途中で切る所が同じ言葉が続いていないかをチェックしたり
もっと別のうまい言い方はないか考えてみたり、よく聞く言葉や使い古された言葉は出てこないか
吟味するようにします。
読みやすい文体として、一文(。で終わる文)は400字詰では2〜3行で収めることを心がける。
段落は5〜7・8行が望ましく、長くなったら二文に分けるか削ることを考えましょう、とのことでした。
その後みんなで好きな言葉を言い合って、出た中から先生が「茶」「(お)椀」「オニ」の3つを選び
今回の課題はその3語が出てくる、いわゆる「三題噺」になりました。
「茶」は色ではなく、飲む方の茶。緑茶・紅茶・ハーブティー、何でもOK。
「椀」は丸みと深みのある適当なサイズの器で、素材は木でも陶でも可。
「オニ」の解釈は自由です。
3つの言葉が出てくるなら文字数は自由で、内容も創作・論文・紀行文・エッセイ・コラム、何でも良いので
次回の2月13日の授業で提出してください。よろしくお願いします。
最後は辰濃和男の『文章のみがき方』より、
・わかりやすく書く
・単純・簡潔に書く というところを見ていきました。
先ほどのテキストの中にはなかった
「書いたものを誰かに読んでもらい、感想を聞かせてもらう」という所が印象的でした。
そうしているうちに自分で自分の文章を客観的に見ることができるようになり、
わかりやすく書くことができるようになるのだそうです。
自分がいちばん伝えたいことを、わかりやすく、短い単純な言葉で書く。
まずはそれがうまい文章を書けるようになる第一歩なようです。
皆さん、頑張りましょう!