今日のデッサンクラスのテーマは「アイデアイラスト」です。これは講師のタケウマ先生が得意とされている分野です。最初にお話し頂いた後、皆でその場でアイデアイラストに挑戦。まずは「反戦」をテーマにしたポスターを10分間で描きます。言葉は入れずに絵だけで表すこと。平和を訴えるということはもちろんですが、もう少し突っ込んで戦争の怖さを絵に入れることが必要では。武器を描いた人が何人かおられましたが、日本のデザイナー福田繁雄(ふくだしげお)さんの反戦ポスター(1975年のワルシャワ戦勝30周年記念国際ポスターコンクールグランプリの作品)が有名です。これは、武器の先端から出ている弾が撃った方向と反対に撃った側を向いているというもの。撃った弾が自分に返ってきている絵です。言葉が入っていなくても世界中誰が見ても伝わる絵ですね。続いて「家庭内暴力反対」のポスターを10分間で描きます。こちらもなかなか難しいです。「家族」とは何かを考えイメージを広げます。「人」を描かずに考えると生々しくなりにくいです。
和田誠さんの家庭内暴力反対ポスターでは、親鳥が卵を割ろうとつついている様子が描かれています。こちらもシンプルに強く訴えかけています。普段当たり前に思っている共通認識として思い込んでいることを覆すのがアイデアイラスト、トリックアートです。日頃から物事を注視して観察すること、描いた絵を客観視すること、たくさんの絵を見てアイデアを溜めておくことが大切です。後半はプリントを参考にして着色方法について見ていきました。次回2月7日は「花」を描きます。大きい花弁の花(例えばチューリップなど)と小さい花(例えばかすみ草など)の2種類の花を持参して下さい。
和田誠さんの家庭内暴力反対ポスターでは、親鳥が卵を割ろうとつついている様子が描かれています。こちらもシンプルに強く訴えかけています。普段当たり前に思っている共通認識として思い込んでいることを覆すのがアイデアイラスト、トリックアートです。日頃から物事を注視して観察すること、描いた絵を客観視すること、たくさんの絵を見てアイデアを溜めておくことが大切です。後半はプリントを参考にして着色方法について見ていきました。次回2月7日は「花」を描きます。大きい花弁の花(例えばチューリップなど)と小さい花(例えばかすみ草など)の2種類の花を持参して下さい。