イラストじっくりコースの古賀鈴鳴先生の授業は年に2回です。
人物クロッキーを主に行っています。
前回は神戸のポートタワー方面へ行きました。
今回は趣向を変えて教室内で描きました。
生徒さん一人ずつ、交代でモデルになって描き合いをします。
モデル役の人には、教室にある招き猫を手に持ってもらったり、頭にかぶり物を身に付けてもらったりして、
ちょっと面白い絵になるように工夫を凝らします。
さらに、古賀先生の授業の面白いところは、
ただ白い紙にそのまま人物を写し取るだけではないのです。
あるものを先に紙に描いておくのです。
例えば、最初のページに丸を五つ、次のページには星を七つと小さい家を一つ、というように。
「座ってジュースを飲んでいる男性」というのもありました。
人物を描くのはその上からで、関係なくそのまま重ねても良いですし、自由に組み合わせて描くのです。
一枚にかける時間は短く、5分ほど。
時々10分かけたりその都度変化します。
その結果、どんな絵に仕上がったでしょうか。
写真の絵は生徒さんです。
・クロッキーは練習ではなく「試合」だと思って良い絵を5分で出し切る。
そうして描くと上達も早い。
・大勢いるイラストレーターの中から選ばれるにはどうしたら良いか考える。
イラストレーターになりたい人は山ほどいるので工夫が必要で、人と似たようなことをしていては埋没してしまう。
・意図的な部分をどう面白く見せるか。作為的になり過ぎるとつまらない。
予め紙に先に描いておいた丸や家の絵は、古賀先生が早く早く!30秒で描いて!と急いで言われて描いたものです。
時間をかけたからといってそれが全て良いのではない。
短い時間で描いたものの中には、自分の「素」の部分が出ているのでは?と先生。
確かに、気が抜けていて素直な線が出ている気がします。
力の入れ具合と抜け具合。
このバランスが大事なのかもしれません。
その良いバランスを、意図的にいつも出せるようになればプロなのでは。
言われて描くのではなく、自分からそのバランスを身に付けられるように練習して描いていけたら良いですね。
何枚も描いたので体もポカポカあったまってきました。
古賀先生、今期も楽しい授業をありがとうございました。
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