絵話塾だより

Gallery Vieが主宰する絵話塾の授業等についてのお知らせです。在校生・卒業生・授業に興味のある方は要チェック!

2022年12月24日(土)イラストレベルアップコース・山内庸資先生の授業内容

2022-12-27 19:10:10 | イラストレベルアップコース


今日はイラストレベルアップコース、今期第3回目の授業です。
今回は、イラストレーターの山内庸資先生の授業です。

山内先生は、主に線画でイラストを描かれていて、書籍・ロゴ・壁画・御朱印など幅広いジャンルのお仕事をされています。
お仕事を1つずつ、実際にイラストがどう使われているのか説明を交えながら見せて頂きました。

山内先生の授業では「普段何を見ているか?」「どういったものを吸収しているか?」など、自分を掘り下げていくこと、アウトプットよりもインプットに重点を置いて授業を進めていきます。

それでは早速、授業です。
「イラストレーターになるためのご自身の強みやビジョンを教えて下さい」

イラストレーターとして自分の強みを持って絵を描くこと、そして、イラストレーターになってからも、その強みを日々更新することが必要です。
強みが何か、なぜ自分にお仕事の依頼が来るのか、分析をすることが大切です。
また、未来に向けて計画を立て、「将来そうなる」ために、「今どうするのか」を逆算して行動することが、長くイラストレーターとして活動していく秘訣でもあります。

一例として、山内先生は、将来的に海外のお仕事を増やしていく為に日本語だけではなく、英語も表記してSNSを更新されているそうです。

少し時間を取って、それぞれどういった強みやビジョンがあるのか、自分で考えて、用紙に書き込んでいきます。


それでは、皆さんの発表です。

・デザインのお仕事を活かしたイラストを描けることが強み
・ペンの細密画での描き込みが得意
・パッケージデザインにイラストを使ってもらいたい
・映画のポスターのお仕事をやってみたい
・絵のお仕事1本で働いていきたい

皆さんの発表に対して、山内先生から1人ずつコメントやアドバイスがあり、生徒さんからは「初めて強みを考えてみて、どういうことがしたいか知ることが出来て良かった」という声もあがりました。
改めて自分のイラストについて考えてプレゼンテーションすることで、自分の思考がより深まりますね。

最後に山内先生の挨拶で締めくくりです。
「皆さんのイラストを見て、目指すビジョンを聞いたので、1人ずつのビジョンに沿って、どういう風なやり方をしていけば良いか、これから一緒に考えていきましょう」

今年の授業はこれで終了です。ありがとうございました。
2023年もよろしくお願いいたします。

 

絵話塾のガイダンス
2023年
1月8(日)・9日(月)・1月14日(土)
p.m2:00~
1月22(日)・29日(日)
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上記の日程で絵話塾の教室でガイダンス(説明会)を開催いたします。興味のある方・受講を考えている方でしたら誰でも無料で参加できます。受講に関して不安なことや迷っていることなど、どんな些細なこともお気軽にご相談ください。
tel.078-332-5808
メール kaiwajuku@galleryvie.jp


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2022年12月17日(土)ドローイングクラス・イヌイマサノリ先生の授業内容

2022-12-26 17:04:09 | ドローイングクラス

今日のドローイングコースは、須磨水族園でスケッチです。

イヌイ先生も、魚は普段描くことがあまりないそうで、久しぶりの水族館を楽しみにされていました。

描いていくうちに線が面白くなりそうですね。

魚などの生き物は動きがあるので、動きの少ないものから描いて慣れてきたら

動くものに挑戦しましょう!線が歪んだりするのも味として捉えれば、逆に面白いですね。

3時間後に集合して講評します。では、楽しんで描いていきましょう。

 

生徒の皆さんも、水族園を満喫しながら、それぞれのスタイルやアングルで、どんどん描いていきます。

対象物も様々で、クラゲ、チンアナゴやアジの群れ、巨大魚、ペンギンなど、好きなものを描いたり……。

また視点を変えて、アリゲーターガーの骨格標本、水の揺らぎ、夢中で魚を見ているお客さんなどをモチーフにしたりしています。

 

【講評】

・回を重ねるごとに、楽しんで描けるようになっていますね。面白いものやポイントを見つけて、どんどん描いて行きましょう。

・動くものは形が取りにくいので普段から家にあるものなどを描くことで、形をとることに慣れておきましょう。

・以前より色と線がマッチしてきましたね。自分なりの色味が見えてきました。

・パッと見て、自分の絵とわかる、ロゴみたいなイメージです。綺麗に形を取って描くより、説得力がありますね。

・開花した感じがありますね、パワーアップしています。作家性、作品らしさが出てきました。動きがあって、切り取り方も、面白いです。

・筆圧が弱めのこのタッチにはペンがあっていると思います。自分の線の表情が見つかってきたので、自分に合ういい感じのペンをいろいろ試して探してみましょう。

・細かい模様までよく見て描いていますね、力作です。色をつけたり、額に入れるとまた面白くなりそうです。

・いろんなものを描くより、一つのものをやりきる。この感じでやり切ると、面白い絵になっていくと思います。楽しみですね。

・形をとれる人は、もう一歩踏み込んで、特徴を捉えてかくと面白くなりますよ。普段使わない色を使って冒険するのもいいですね。

などなど

   

絵のサイズ、描画材、線の濃度やタッチ、描き込みの密度、色使いや色合わせなど、これまで描いた絵も振り返りつつ、一人ひとりそれぞれに合った表現を探って、

アドバイスをいただきました。

 

2023年2月4日の授業は神戸空港です。

 

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2022年12月11日(日)絵本レベルアップコース・高畠純さんの授業内容

2022-12-26 15:31:38 | 絵本レベルアップ

本日の授業は高畠純さんです。

先ずは基本のお話。

一般に絵本は32ページが基本です(幼児向け絵本は32ージ以下もあります)。

15見開きで30ページ。扉と最終ページの2ページで合計32ページです。

文章(テキスト)もタテ・ヨコ組みがあります。縦書きの文章は左方向に、横書きは右方向に物語りが進んでいきます。

またセンター部分にあたる所を「のど」といいまして、この部分に大事な絵を置かないように注意してください。

 

さあワークショップを始めましょう!

内田鱗太郎さんのテキストを使って絵をつけていきます。

内田鱗太郎の文章(ここでは割愛します)で興味のあるものを選んで添付の紙に絵を描いていきます。

添付の紙は3種類ありますので、好きなものを選んでください。

次は回文(上から読んでも下から逆に読んでも同じ音になるように作ってある文)のテキストです。

添付の文章を見て興味のあるものを絵にしてください。


(例文)
1.ありくいクリア かめ だめか
2.かばか さいさ

文章を読んで絵を考えることは絵本を作るうえで、良いトレーニングになります。
出版されている絵本を読んで、自分ならどんな絵を描くかイメージをして、絵をつける練習をすれば、表現力がついてきます。

何事も継続です。
ファイト!

最後にダミーの講評もしていただきました。

 

次の授業は2023年1月22日です。
ではみなさん体調には気をつけて、良い年をお迎えください。
See you again

 

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2022年12月17日(土)イラストレベルアップコース・朝野ペコ先生の授業内容

2022-12-26 15:15:07 | イラストレベルアップコース

今日はイラストレベルアップコース、今期第2回目の授業です。 
今回は、イラストレーターの朝野ペコ先生の授業です。 
 
ペコ先生は、現在、本や広告、映画など幅広い分野で活動しておられますが、長年イラストレーターになる夢を追いかけ、会社員等も経験しながら、東京へ売り込みに行ったことでイラストのお仕事がどんどん出来るようになったそうです。 
前回の授業をご担当された駒井和彬先生と、同じ時期に絵話塾で学ばれた卒業生でもあります。 
 
今回は、本のお仕事についての授業です。実例を挙げて完成までのプロセスを学びます。 
「お仕事が来た時に、どういう風に考えるか、ラフや納期のことを具体的にお話します。」 


 
まずは、ペコ先生がこれまでにどういった作家の方に影響を受けたか教えて下さいました。 
 
「子どもの頃から絵本や児童書を描かれている方に憧れていました。最近では海外の作家の方を探す術がSNSの普及によって簡単になり、また逆に探してもらいやすくなっています。イラストに言葉は関係ありません。日本だけでなく、海外の作家の方を見ることも、オススメします。」 


 
続いて、装画や挿絵、料金について、生徒さんからも質問が飛び交います。 
 
・金額設定の基準が知りたい 
・タスク(仕事を構成するための小さな単位の作業「仕事」)管理の仕方 
・アナログからデジタルへの画像処理の方法 
・原稿を読んでから表紙や挿絵のイラストを描くのか など 
 
実際にイラストを担当された本を見ながら、ペコ先生の制作で使われている画材やスケジュール管理の方法もお話して下さいました。 
「分からないことや相談したいことは先方に聞いて、確認することも大切です。」 
 
デザイナーさんから「こういうデザインにしたい」という具体案があって、仕事を依頼されることもあります。 
ペコ先生は、本の雰囲気や空気感と合わせることを大切にして描かれているそうです。 
自分なりにこだわって制作したポイントを伝えるのも良いですね。 
『男の子=青色 女の子=赤色』で描くのではなく、多様性やジェンダーなど、時代に合わせた価値観を持って、イラストを描くことも大切です。 
 

 

授業の後半は、ワークショップです。 
「自分のスマホの中の写真をイラスト化してみましょう」 
 
スマホに入っている写真の中から、必要な情報を取捨選択してイラストを描いていきます。 

 
 
ペコ先生は、東京での駅弁と、お友達からもらったクリスマスプレゼントのトイレットペーパーを描かれました 。


 
皆さんの発表では、ワールドカップのことや、収穫体験、最近のお買い物、動物のことなど、皆さんの人柄も知れて、笑いが絶えない発表になりました。

 

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2022年12月24日(土)イラストじっくりコース・たかいよしかず先生の授業内容

2022-12-26 14:52:50 | イラストじっくり塾

メリークリスマス! 今日はクリスマスイブですね☆

たかいよしかず先生の2回目の授業は、課題「昭和をテーマにした作品」の発表・講評をしました。

 

平成生まれの方も多いのですが、昭和のテーマでどんな作品を作ってきましたか?

「皆さん、作品を机の上に並べてください」

・昭和時代のマッチ箱

・アイドルの映画風ポスター

・ファンシーグッズや包装紙

・パンダブームのポスター

・保温ポット

・昭和のおもちゃ

。路地裏

・暮しの手帖

・双六   など

  

冷蔵庫に貼るファンシーなマグネットや保温ポットなど懐かしものが発表されました。

イラストの中には、黒電話やフラフープ、路地裏に書いてある「けんけんぱ」の白い丸などがあり、

今では見かけなくなった懐かしい思い出が蘇りますね。

ネオンを意識したライトが点滅して、盛り上がりそうな双六では、最後のオチもしっかりありました。

昭和をテーマにした本も沢山あるようです。

 

他にも、たかい先生からお薦めの書籍をご紹介をしていただきました。

興味深いものばかりで勉強になりました。

 

 

後半はアイデアの出し方とキャラクター制作です。

 

たかい先生は、アイデアノートを書いてアイデアを溜めています。

どんなことが書いているのか、アイデア帳を見せていただきました。

 

人物でも、性別・年齢・職業など細かく書きだし、

またカテゴリー別でも出来るだけ沢山、イラストではなく言葉だけで書きます。

 

例えば食べ物なら、和食・洋食・中華・デザート・飲み物と大きく分けて、

また更に和食の中には、うどん・お寿司・おでん……といった風に細かく書き出します。

 

アイデア帳には、思い浮かんだカテゴリーで沢山のページが埋まっていくと思うのですが、

最後のページには「自分の好きなもの」というカテゴリーのページで終わるようにしましょう。

イラストやデザインの仕事は、スピードが大事です。

日頃からアイデア帳に書き溜めて、そのアイデア帳からカテゴリーを選んでいく作業をすると助かりますよ。

 

是非、皆さんもアイデアノートを書くクセを付けてくださいね。

 

最後にキャラクターを作るにあたって、簡単なウォーミングアップをしました。

年内の授業は今日が最後でした。

寒さが増していますので、風邪など気をつけてお過ごしくださいね。

来年も引き続きよろしくお願いいたします。

 

【課題】

キャラクターを作ってきてください。

出来れば1つではなく、そのキャラクターの仲間も作ってきてください。

(A3サイズ/なまえ・大きさ・好きな食べ物・特技など、特徴も一緒に)

 

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