3月15日(水)のイラストベーシックコースは、トーナルカラーの色紙を使って、色の対比やバランスを考える授業でした。
その前に課題が出来ている方は発表しました。
好きな作家の色(トーン)を真似て描いてみるという課題でした。
ミロコマチコさんの絵を真似てという方が多かったですね。
イヌイ先生からのコメントは
・目立たせたい部分があれば、背景の色に明暗をつける。
・同じ構図でも何パターンか描いてみると、いいなと思える絵が描ける。
・背景の色が暗いか明るいかで、前にあるモチーフがどう見えるか、カラーカードなどで色を確認してみる。
では、トーナルカラーの色紙を使って、色の対比やバランスを考えてコラージュしみましょう。
1、好きな色を一枚選んで、動物や人の形を切ってみましょう。
・上手に切るとかでなく、楽しい気分で切ってみる。
・下書をしないで、偶然に出来た形を使う。
2、次に配色がきれいと思う色を切る(形はなんでもよい)
3、この二色で何パターンか切ってみる。
4、画面のバランスを見て、配置を決める。
・足したい部分に切れ端を置いていく。
◎着色ではなく切り絵なので、自由に動かせる分、大胆に配置が出来る。
◎画面の中に大中小を入れると、組み合わせやすい。
◎全部埋めなくてヌキがあるといい。
◎背景が白だとスッキリする。
◎補色だと色はハッキリするが、ハレーションを起こす。
◎アンリ・マティスの絵も参考になります。
イヌイ先生の作品
生徒さんの作品
好きな配色でコラージュが完成出来た方は、同系色と彩度の高い色(目立つ色)の2パターンも考えてみましょう。
彩度を低くして同系色で配色すると、落ち着いた感じの画面構成で、リラックス感が出ます。
反対に彩度の高い色(目立つ色)の場合は、力強く元気な印象になります。
いろんな色を合わせながら、どの色の配色がきれいか、好きな配色はどんな色なのか、
トーナルカラーやカラーカードを普段から取り入れてみてくださいね。
次回の授業は4月12日(水)です。
少し間がありますので、ボローニャ用に一枚絵を描いてきてください。
サイズは32×42センチ以内です。
次回の授業は、イヌイ先生の描き方を真似て模写します。
持ち物
・アクリルガッシュ
・面相筆
・平筆(8号以下)
・タオル
・いつもの着彩道具