絵話塾だより

Gallery Vieが主宰する絵話塾の授業等についてのお知らせです。在校生・卒業生・授業に興味のある方は要チェック!

2024年9月25日(水)絵本わくわくコース 9月29日(日)絵本ゆっくりコース・WAKKUN先生の授業内容

2024-10-02 16:03:38 | 絵本ゆっくり塾

絵本わくわくコース・絵本ゆっくりコースの初回の授業は、WAKKUN先生です。

授業内容は同じですので、まとめてアップさせていただきます。

 

まずは、WAKKUN先生の自己紹介から。

本名「涌嶋克己」ですが、幼い頃から「ワックン」と呼ばれていたので、ペンネームを「WAKKUN」としたそうです。

20代に大学を中退し絵を描き始め、30代にスズキコージさんなど大切な友人に出会います。

その出会いから、心が動いたことを表現したい、伝えていきたいと思い、上手い絵ではなく良い絵を描いていこうと思ったそうです。

WAKKUN先生は、その時の空気や温度を大切にして絵を描かれています。

「作家はそれぞれ個性がありタイプが違います。

人生はいろいろです。

自分は何かな?と探すのではなく、楽しいこと心が躍ることをしていて出会ったものでプロになる。

自分が楽しいと思うことを深めていったら、ええ世界が生まれると思う。

ここで学ぶこの一年は、次へ歩むきっかけにしていってほしい」

WAKKUN先生は、熱く語っておられました。

 

皆さんもこの一年で自分らしい世界を探してくださいね。

 

後半は四人一組になって「起・承・転・結」の四コマで完結する、短いお話を考えました。

最初に四人全員が「起」を描きます。

その紙を隣りの方にまわして、もらった方はその続き「承」を考えます。

「転」「結」も考え、四コマ最後まで描けたら、最初の「起」を描いた人へ戻し、

その人は全体の流れを見てそのお話のタイトルを考えます。

 

最後の「結」で、悩まれている方が多いです。

さて、どんな四コマが完成したのか発表していきましょう。

 

 

「起・承・転・結」のワークショップは、頭を柔軟にしてくれます。

いろんな人との組み合わせで、ストーリーが違ってくるので面白いですよね。

4人が集まったら、是非やってみてください。

 

最後に、WAKKUN先生からお知らせです。

2024年12月3日〜2025年2月2日 BBプラザ美術館で、WAKKUN先生の展示が開催されます!

ぜひ、観に行ってくださいね。

よろしくお願いいたします。

 

 


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2024年7月14日(日)絵本ゆっくりコース 17日(水)絵本わくわくコース・製本教室の授業内容

2024-07-25 17:39:18 | 絵本ゆっくり塾

本日は今期最終授業の製本です。
昨年の9月からスタートしました、絵話塾の授業も気がつけば
もう1年近く経っています。

今日の授業は市販の絵本のようなハードカバーの製本をします。
持ち物は、
・カッターナイフ・カッティングマット・定規
・木工用ボンド・不要なハンカチ・スプレー糊(絵話塾で用意します)
です。


この製本は行程が多いので、ここではあえて割愛しますね。
本やネットなどで調べれば、やり方は出てくると思うのですが、
ちょっとしたコツがありますので、最初から独学でするのは、なかなかハードルが高いですね。



14時から始まり4時間かけて皆さん完成しました!
何事も最後まで終われば達成感が味わえます。
この達成感が大事なんです。スケッチブックも最初の数ページに絵を描いても途中で終わる場合も多いのですが、最後まで描ききれば「やった!」と思いますね。絵本作りもこの「やった」という気持ちが大切なんです。


絵話塾を修了しても、この教室に1年間通った自信を持って、これからも描いてくださいね。
ではまたお会いしましょう!アディオス!

 

「絵話塾 修了作品展」

8月20日(火)〜9月1日(日) 

絵本ゆっくりコース・絵本わくわくコース・イラストじっくりコース・絵本レベルアップコース・イラストレベルアップコース・ドローイングクラス・文章たっぷり 7コースの修了作品展を行います。

一年間の成果をぜひご覧ください。

お待ちしています。

 

【絵本とイラストの塾、絵話塾の説明会(ガイダンス)日程】

・7月27日(土) 11:00〜 14:00〜

・  28日(日) 14:00〜 16:00〜

入塾を考えている方は絵話塾までご連絡ください。

mail:kaiwajuku@galleryvie.jp
tel.078-332-5808

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2024年6月26日(水)絵本わくわくコース・30日(日)絵本ゆっくりコース はやしますみ先生の授業内容

2024-07-04 16:50:20 | 絵本ゆっくり塾

ブログの前にお知らせです。

【絵本とイラストの塾、絵話塾の説明会(ガイダンス)日程】

・7月6日(土)11:00〜

・  7日(日)18:00〜

・  13日(土)11:00〜 14:00〜

・  14日(日)11:00〜

・  15日(月祝)14:00〜 16:00〜

・  20日(土) 11:00〜

・  21日(日) 11:00〜

・  27日(土) 11:00〜 14:00〜

・  28日(日) 14:00〜 16:00〜

入塾を考えている方は絵話塾までご連絡ください。

mail:kaiwajuku@galleryvie.jp
tel.078-332-5808

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はやしますみ先生の最後の授業は、完成されたダミー本を発表します。

今まで2回のダミー本を発表して、はやし先生や皆さんのアドバイスを参考にして、完成させたものを発表していきます。

最後の発表ですので、いつものメッセージカードはなしです。

 

一人ずつ前に出て発表し、拍手で終わります。

皆さん、お疲れさまでした!

文章を削ったり、今までのアドバイスを受けて、ダミー本を完成させていました。

 

「今回の授業は、自分が本当に作りたい芯のものを、作り上げる練習で、一つのダミーを練り上げて、仕上げていくことは大変だったと思います。

皆さん、最後までやり遂げていて素晴らしい!」

はやし先生も拍手をして喜ばれていました。

 

【自分の「直す」姿勢で変化したこと・他の人の直し方で感心したこと】

・大変だったけど、また次作りたいと思った

・絵本を考える時間が、生活に定着した

・途中、諦めかけたけど、最後まで完成できて良かった

・人に伝わる作品作り、丁寧に作ることが出来た

・声を出して読む。指摘されて気付くことがあった

・他の先生のアドバイスも取り入れて、完成されていて良かった

・みんなで励まし合いながら作れた

・みんながそれぞれ、頑張って取り組んでいて、励みになった

 

皆さん、一人では気付けなかったことを、先生や同じ生徒同士でアドバイスし合って、いろんな気づきががあったようですね。

 

授業で発表するダミーは、出版に向けての作品なのか、人に見てもらう作品なのか、自分の為の作品なのかで、アドバイスの仕方が違ってきます。

編集者の先生の講評は、出版に向けての講評なので、それを理解しておかないと、自分の作りたい作品でなくなってしまいます。

褒められても、否定されても、ゆれるけど、決めるのは自分です。

 

 

はやし先生から、最後に嬉しいお知らせがありました。

はやし先生が、絵話塾に通われていた頃の課題で書いた童話が、15年の時を超えて絵本になるそうです!

「捨てる神あれば拾う神ありと思うので、自分が作りたい作品を向き合っていってほしい」と、おっしゃっていました。

 

はやし先生、一年間たくさんのアドバイスをありがとうございました。

 


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2024年6月23日(日)絵本ゆっくりコース・飯野和好さんの授業内容

2024-07-04 13:36:24 | 絵本ゆっくり塾

ブログの前にお知らせです。

【絵本とイラストの塾、絵話塾の説明会(ガイダンス)日程】

・7月6日(土)11:00〜

・  7日(日)18:00〜

・  13日(土)11:00〜 14:00〜

・  14日(日)11:00〜

・  15日(月祝)14:00〜 16:00〜

・  20日(土) 11:00〜

・  21日(日) 11:00〜

・  27日(土) 11:00〜 14:00〜

・  28日(日) 14:00〜 16:00〜

入塾を考えている方は絵話塾までご連絡ください。

mail:kaiwajuku@galleryvie.jp
tel.078-332-5808

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飯野和好さんの授業は年に一度です。久しぶりにお越しいただきました。

和服姿にカンカラ三味線を手に登場されました!

「べべン ベン ベン さぁ、これより授業の始まり、始まり~」

飯野さんのカンカラ三味線は沖縄のもので、

第二次世界大戦後の沖縄で少ない物資の中、米軍の配給の缶詰めを使って作られたのが最初だそうです。

このカンカラ三味線との出会いの話もお聞きしました。

楽器にも歴史があって、それぞれのストーリーがあります。

今も飯野さんが授業で紹介してくださるのも、一つのストーリーになっていますね。

 

飯野和好さんはテレビアニメにもなった『ねぎぼうずのあさたろう』の作者です。

1999年に福音館書店から刊行され、もう25年です。

25年前に福音館に売り込んだ時の話をお聞きしました。

他にも『くろずみ小太郎旅日記 おろち退治の巻』 クレヨンハウス 1997年 を紹介していただきました。

こちらの絵本もシリーズ化しています。

飯野さんの絵本は、カメラアングルのような構図で迫力があります。

絵本は映画に似ていて参考になっているそうです。

1973年に公開された市川崑監督の映画『股旅』をお薦めされていました。

 

では、ダミーの講評をしていきましょう。

飯野さんが皆さんのダミー本を、鋭く面白く本当にこれで良いの?と突っ込みを入れて読んでくださいます。

・絵本は絵で伝える

・子どもの目線で考える(自分の子どもの頃に戻って)

・突っ込みどころのある絵本は、おもしろくなる素質がある

・ユーモアな作品は、オチをしっかり考えて!

・子どもでも分かることばで

たくさんのアドバイスをいただきました。

皆さんも、客観的に見て、突っ込みながら読んでみてください。

気付かなかった、おかしな点が見つかると思いますよ。

 


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2024年6月9日(日)絵本ゆっくりコース・ゲスト講師 油田さや香さんの授業内容

2024-06-19 12:58:41 | 絵本ゆっくり塾

本日は、ゲスト講師の油田さや香さんのワークショップをします。

油田さんの描く絵は、異国の空気感とノスタルジック。絵本の中に入り込んだ雰囲気で、とても素敵なんです。

ぜひ、どのように描かれているのか見てみたい、そして皆さんの刺激になればと思いゲスト講師に来ていただきました。

 

今回のテーマは「セピアの上から描く」です。

 

油田さんは、紙にセピア色の下地を塗られています。

セピア色は、どんな色を塗ってもアタリが出ないことと、色あせて朽ちた紙を使うドイツの画家ホルスト・ヤンセンが好きで、その影響もあるそうです。

 

今回は、油田さんがされている下地の塗り方を教わり、下地済みの紙に絵を描いていきます。

 

本日は皆さんに、好きな本(小説やエッセイなど)を用意していただきました。

その本に好きな場面を1枚の絵に仕上げていきます。

文章からイメージして、構図も考えて描くことは、絵本の絵を描くのと同じで勉強になりますね。

 

絵を描く前に、油田さんに下地の塗り方を教わりました。

表側にはセピア色を三層塗り、裏側に一層塗ります。裏側にも下地を塗ることで、紙が反ることを防ぐことができます。

表面の二層目三層目で、濃淡を出し明るくしたい部分にティッシュペーパーで軽く拭き取ります。

 

 

皆さんも下地を塗っていきましょう。

セピアにこだわらず、それぞれ好きな色で塗られていますね。

下地が塗れたら、絵を描いていきます。

今回は、下地を乾かすのに時間がかかるので、油田さんに下地済みの紙を用意していただいていました。

真っ白い紙だと、早く描かなきゃ。全体を埋めないと。と思ってしまうけど、下地をされている紙だと、焦りがなくなっていい。という感想もありました。

頭の中で考えてから描く人もいますが、思い浮かんだら手を動かして描いてみるといいですよと、油田さんからアドバイスがありました。

油田さんは、何も描けない時期には、何も考えず身のまわりのものをスケッチして、手を動かすことをされているそうです。

最近は空の雲を描いているそうで、見せていただきました。

途中休憩をはさんで、油田さんが実際にどんな風に描いているのかを、見せていただきました。

一色を全体に入れるので、少し離して全体を眺めながら仕上げていくと、まとまりやすいです。

 

絵に重みを持たせるために、調子を付けます。

スポンジでされていますが、歯ブラシや不織布なども使うそうです。

 

全体を見て、軽いなと思う部分に調子を付けます。

 

調子を入れるとは、描いたモチーフに立体感や質感、陰影を表現することです。

 

油田さんの絵は、『読むので思う』荒川洋治著の中の「行きつけの石」からのイメージで描かれています。

大きな石が印象的です。

 

生徒さんの作品

  

 

新しい手法を知って、絵を描く楽しさが増えると良いですね。

油田さや香さん、ありがとうございました。

 

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絵本とイラストが学べる教室「絵話塾」の6月のガイダンス(説明会)を行います!

 

6月 22日(土) 11:00〜

   23日(日) 11:00〜

   29日(土) 11:00〜 14:00〜

   30日(日) 11:00〜 17:00〜

 

入塾を考えている方は絵話塾までご連絡ください。
よろしくお願いいたします。

興味のある方・受講を考えている方でしたら誰でも参加できます。

ガイダンスの参加者は、各回5名まで。

受講に関して不安なことや迷っていることなど、どんな些細なこともお気軽にご相談ください。

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〒650-0022
神戸市中央区元町通3-2-15セントラルビル元町5F
ギャラリーVie 絵話塾 担当・村上政行
mail:kaiwajuku@galleryvie.jp
URL:https://www.galleryvie.jp/
tel.078-332-5808
fax.078-332-5807
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