絵話塾だより

Gallery Vieが主宰する絵話塾の授業等についてのお知らせです。在校生・卒業生・授業に興味のある方は要チェック!

2024年5月19日(日)絵本レベルアップコース・松田素子さんの授業内容

2024-05-30 18:10:18 | 絵本レベルアップ

本日、5月19日は「絵本レベルアップコース」8回目の授業です。 講師は松田素子さん。

松田さんが以前お仕事で行きました、コロンビアでのお話。中南米に位置するコロンビアの第二の都市「メデジン」。

この街はかつて麻薬カルテルの本拠地があり、世界最恐の都市と呼ばれていました。

ここで絵本のワークショップをするために松田さん夫妻は訪れました。

2008年に完成した公園図書館。3つの広場を中心に図書館・講堂・展示室・音楽学校などの複合的な機能を持つ、まさに地域再生の拠点となるべく作られた施設。

この施設が完成してからのメデジンの治安は、目を見張る程よくなりました。

ここの図書館司書に、松田さんが外国には行ったことがあるのですか(今から思えば大変失礼な質問だったと思います)と聞きましたら、アメリカやキューバに行って、図書館の勉強をしました。アメリカではそんな治安の悪い所に戻らなくても、アメリカで仕事をすればとよく言われたみたいです。

そのとき司書の方は「私はコロンビアに対して何もできていないから、コロンビアに戻ります」と答えたそうです。こういった使命感のある方がいる限り、メデジンの未来は明るい方向に向かっていると思いました。

今年もコロンビアに行き、子ども中心のワークショップをしました。日本の絵本ワークショップは圧倒的に大人の方が多いのですが、海外では子ども中心なんですね。

良い絵本との出会いは子どもの成長を育みます。
さあ、次は絵本の講評です。どんなダミーか楽しみです!詳しくは授業に参加してくださいね。

●授業で紹介しました絵本

わにくん


スーホーの白い馬


あったらいいね


きょうはマラカスのひ


次回6月2日は高畠純さんです。お楽しみに!

 

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絵本とイラストが学べる教室「絵話塾」の6月のガイダンス(説明会)を行います!

 

6月 2日(日)    18:00〜 

         8日(土) 11:00〜 

      9日(日) 11:00〜 

  15日(土) 11:00〜 

  16日(日) 14:00〜 17:00〜

     22日(土) 11:00〜

  23日(日) 11:00〜

  29日(土) 11:00〜 14:00〜

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入塾を考えている方は絵話塾までご連絡ください。
よろしくお願いいたします。

興味のある方・受講を考えている方でしたら誰でも参加できます。

ガイダンスの参加者は、各回5名まで。

受講に関して不安なことや迷っていることなど、どんな些細なこともお気軽にご相談ください。

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〒650-0022
神戸市中央区元町通3-2-15セントラルビル元町5F
ギャラリーVie 絵話塾 担当・村上政行
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2024年5月18日イラストレベルアップコース・駒井和彬先生の授業内容

2024-05-30 17:52:23 | イラストレベルアップコース

今回の授業は、駒井和彬先生です。

課題「イラストに値段をつけてみよう」です。

自分のイラストを作品・グッズ・プロダクトなどにまとめて制作し、値段をつけます。

今日の授業までに、値段をつけたものをイベントやインターネットで実際に販売された方もいらっしゃいました。  

課題の作品を皆さんで見ています。

 

発表の際は

1.どういった用途か

2.誰に向けた制作物か(年齢層や性別等)

3.どこで販売するか(店舗・イベント・ECショップ等)

4.いくらで販売するか

5.制作するのにどれくらいの費用がかかったか などを含めて発表していきましょう。

  駒井先生の授業ではそれぞれの発表の後、100点満点の作品でも120点になるように、その作品について生徒さん同士でお互いにコメントを伝え合います。  

さて、いよいよ発表です。

 

  発表側

・北海道に住んでいた経験から「北海道あるある」をテーマにしたZINEを制作した。

 もう少しボリュームを増やしてリソグラフで印刷したい。

・11月に個展を開催するので、その時に販売するための作品集を制作した。  作品集に載せる文字も手書きした。

・イベントに参加し、猫の似顔絵をその場で描いて販売した。

 接客をやりながら1時間でどのくらいの枚 数が描けるか目安が分かった。

 

講評側

・ボリュームたっぷりの小冊子なので、どこを読ませたいか、文字の大きさのバランスを変えたらもっと 読みやすくなりそう。

・シールにした動物のゆるい表情が良いので、もっと色々な種類の動物のイラストが見たい。

・柄が際立つような背景の色にすると、イラストがもっと映えそう。

 カバンや、粘土を使ってフィギュアなど、大作を作られてきた方もいらっしゃいました。 また、グッズにする時に、どういった順番でアイデアを出していくか(イラストから?コンセプトから?制作方法から?)、今後どこで販売するか、グッズ展開していく中でアドバイスが欲しいなど、お互いに質問をしたりアイデアを出し合ったりしていました。  

 

さて次回、駒井先生の課題は年間を通じての課題であった「イラストで売り上げる」の発表です。

原画やグッズ販売、クライアントワーク、ストックイラストなど方法は何でもOKです。

発表まで2ヶ月程あるので、皆さん頑張ってきてください!ファイト!

 

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6月 2日(日)    18:00〜 

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「絵話塾」の6月のガイダンス(説明会)を行います!

2024-05-30 17:20:12 | 絵話塾からのお知らせ

絵本とイラストが学べる教室「絵話塾」の6月のガイダンス(説明会)を行います!

 

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2024年5月25日(土)イラストじっくりコース・寺門孝之先生の授業内容

2024-05-30 16:47:42 | イラストじっくり塾

本日の授業は、寺門孝之先生の今期初めての授業です。

寺門先生の授業は、5月6月7月に3回行われます。

やっとお会い出来て嬉しいですね。

 

初めに寺門先生の自己紹介をお聞きしました。

大学は美術系ではなかったので絵を学んだのは、大学卒業後に通ったセツモードセミナーで、その後はデジタルのイラストレーションの仕事をされていたそうです。

ギャラリーで展示をするときに、デジタルのイラストレーションは原画がないので、原画(物)としてほしいと思う絵は何か?考えて描いてみたそうです。

寺門孝之先生といえば天使の絵が代表的ですが、なぜこのような絵が誕生したのかという話もお聞きしました。

 

本日は皆さんの自己紹介もかねて、名前の字をイラストで描いて発表してみましょう。

A3のコピー用紙に描いてみました。

 

発表するときに、寺門先生への質問も訊いてみました。

寺門先生への質問

・東京で展示するときに、告知をどうすればいいか?また、オススメのギャラリーをお聞きしました

・好きな映画

・好きな絵本(書籍)

・装画について

・能のお話し

・もう一度、人生をやり直すとしたら、何をしたい?

など、いろんな質問が出ました。

 

 

皆さんの作品は、

・名前を表現するだけでなく、どんな性格で何が好きなのかを描いたイラスト

 

・好きな猫を名前で表現したイラスト

 

・「細見」という名前を、目を細めたイラストで、一文字で表現している

 

・民族好きな人の名前

 

・名前の漢字の意味をイラストにした

 

イラストレーターは、カットイラストだけでなく、文字やお店のロゴなどを描く仕事も多いです。

イラストだけでなく、魅力的な文字を描けるようにしておきましょう。

 

【課題】

テーマ 「カレー色の感情」

画材や作品の大きさなど自由です。

 

感情という難しいお題ですが、どんな作品を発表されるか、楽しみにしています。

 

 

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絵本とイラストが学べる教室「絵話塾」の6月のガイダンス(説明会)

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2024年5月25日(土)文章たっぷりコース第5期・第12回目の授業内容/高科正信先生

2024-05-26 20:48:02 | 文章たっぷりコース

絵話塾の生徒さんから、「どうしたら、絵本作家に/イラストレーターに なれますか?」という質問が出ることがあります。
すると、ある先生は「なれるまで続ける(やめない)ことです」と答えたそうです。
では、「もしなれたらどうしたらよいですか?」と訊かれたら、高科先生なら「次をつくることです」と答えるでしょうとのこと。
それだけ描き続けること、書き続けること、制作をやめないことは大切なことなんですね。
職人さんの世界でも、長年続けていると知らず知らずのうちに身についていくものがありますから
皆さんも “何か” を続けてみるのも良いのではないでしょうか?

ということで、テキスト『60歳からの文章入門』(近藤勝重 著/幻冬舎新書)のP167〜176を見ていきました。
・子ども川柳に学ぶ
 →子どもは、思いもよらない言葉でたとえたりして、新鮮である。
・ノートに書き留めた言葉の問答集
 →人の話や本を読んでいて、自分の心の琴線にひっかかったこと、共鳴した言葉などを書き留めておくのも良い。
  内容だけでなく、言い回しも参考になる。

その後、朝日新聞に連載中の鷲田清一さんが選んだ『折々のことば』から、高科先生がセレクトした6作品を紹介していただきました。
年齢も経歴もさまざまな人が発した、“ちょっといい話” 。これを知ったら、ちょっと使ってみたくなります。
実際、中島らもの「一人の人間の1日には、必ず一人『その日の天使』がついている。」というのを、授業後半で引用していた人もいました。

続いて、前回から取り上げている『日本語のレトリック:文章表現の技法』(瀬戸賢一/岩波ジュニア文庫) の続き
・「直喩」…類似点を明示する のところを見ていきました。

もとは別のもの同士の間に類似点を見つけて、組み合わせるのが比喩表現で、直喩では「〜のようだ」という言い回しをします。
ただ、隠喩と直喩の間には中間形態も存在します。たとえが突飛すぎると意味が伝わらず、説明しすぎると比喩のインパクトが弱まって品格も落ちていきます。やり過ぎないよう、気をつけましょう。なるべく短く、コンパクトにたとえることを心がけます。
先ほどの「折々のことば」のように、良いな!と思う比喩表現に出会ったら、書き留めておくのもよいでしょう。

休憩をはさんで後半は、かこさとし+福岡伸一の『ちっちゃな科学』(中公新書ラクレ)から、「はじめに〜大切なことは “小自然” から学んだ」の箇所を見ていきました。

昆虫少年だった生物学者の福岡氏は、小学生の時に かこさとし さんの『かわ』(福音館書店)という絵本に出会います。(初版は1962年
それから何十年も経って、共著を出版できる喜びを福岡氏は かこさん への感謝を込めて綴っておられました。

 

そして、『かわ』を読み聞かせていただきました。
かこさんには、ものがたり絵本もたくさんありますが、『かわ』のように科学・知識絵本も多く出版されています。
高科先生も、もし子どもの頃に『かわ』のような作品に出会っていたら、自分の体験や思いを書くときに役に立っていただろうとおっしゃっていました。

 

最後に、今回の課題は「嘘をつく(謀る・たばかる)」です。
嘘をつくことに関するエッセイとかではなく、実際に内容が「嘘(=実際のことではない)」の話を書いてください。
どんな嘘でもかまいません。ほら話、妄想話、もっともらしい嘘の話、見てきたような嘘の話…何でも良いですが、暗い話より、読んで笑えるような明るい話が良いですね。

参考図書として、寺村輝夫の『ぞうのたまごの たまごやき』(絵 和歌山静子/理論社)を紹介していただきました。(※1984年には福音館書店の日本傑作絵本シリーズから長新太の絵で出ています)

たまごのすきな王さまに赤ちゃんが生まれ、お祝いに国中の人にたまご焼きをごちそうすることになって、ゾウのたまごを探しに行くという物語です。(ゾウは卵で生まれるんでしたっけ !?)
こんな感じのクスッと笑えるお話が書けたら、良いですね!

提出は次回6月8日の授業の時です。
難しく考えず、まずは書いてみてください。書き始めると、案外転がるようにアイデアが湧いてくるかもしれません。

 

 

 

 


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