絵話塾だより

Gallery Vieが主宰する絵話塾の授業等についてのお知らせです。在校生・卒業生・授業に興味のある方は要チェック!

2024年3月23日(土)イラストじっくりコース・おさないまこと先生の授業内容

2024-03-28 17:22:02 | イラストじっくり塾

本日のイラストじっくりコースは、おさないまこと先生の3回目の授業です。

最終的にカレンダーを作るのですが、イラストの代わりに立体で制作をして、次回の授業で撮影をします。

 

今年は創作のお話で、タイトルは「3びきのくまと ゆかいななかまたち」です。

3びきのくまが留守の間、女の子や動物がやって来て、食べ物を食べちゃいます。

最後は、みんな仲良く大きなピザを焼いて食べるお話です。

 

6場面のラフを描いてくる課題が出ていました。

みんながどんなラフを考えてきたか発表していきましょう。

一場面ずつ全員のラフを出して、どの場面がいいか、キャラクターのインパクトがあるかなどを話し合いしました。

良い部分を組み合わせたりしながら、場面決めをしていきました。

最後のページ 11・12月は、みんなが集まってピザを食べるので、一番賑やかなページになります。

表紙も、この11・12月のページを使いましょう。ということになりました。

 

6場面が決まれば、もう一度ラフを描き直します。

どの部分を制作するかを話し合いで決め、おさない先生も背景や一部の人物を担当してくださることになりました。

次の授業で撮影します。それまで、おさない先生と会って相談が出来ないので、

LINEでグループを作って、その都度報告していきましょう。ということになりました。

 

本日、お休みされた方も多いので、皆さんで話し合い・フォローしながら制作していきましょうね。

 

制作の大変さはありますが、みんなで仕上げる楽しさもあり、毎年人気の授業です。

次回の授業では、それぞれが担当したモチーフを完成させて持って来てください。

カレンダーの撮影をしますので、未完成だったり忘れてしまったりしないよう気をつけてくださいね。

カレンダーの立体作品だけでなく、1人、1点 線画でイラストを描いてきてください。

おさない先生が、カレンダーの日付の余白にレイアウトします。

 

次回の授業は、5月25日(土)です。

みんなで協力し合って完成させましょう!

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絵話塾21期生の生徒募集しています!

3月のガイダンス日程が決まりました。

入塾を考えている方は絵話塾までご連絡ください。
よろしくお願いいたします。

興味のある方・受講を考えている方でしたら誰でも参加できます。

ガイダンスの参加者は、各回5名まで。

受講に関して不安なことや迷っていることなど、どんな些細なこともお気軽にご相談ください。

3月 23日(土)   11:00〜

  24日(日)   11:00〜

  30日(土)   14:00〜

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〒650-0022
神戸市中央区元町通3-2-15セントラルビル元町5F
ギャラリーVie 絵話塾 担当・村上政行
mail:kaiwajuku@galleryvie.jp
URL:https://www.galleryvie.jp/
tel.078-332-5808
fax.078-332-5807
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2024年3月17日(日)絵本ゆっくりコース・ゲスト講師 田島征彦さんの授業内容

2024-03-28 12:39:42 | 絵本ゆっくり塾

本日は特別ゲストの田島征彦さんをお迎えして、3時間授業を行います。

田島征彦さんは1940年生まれの84歳で、双子の弟が絵本作家の田島征三さんです。

田島征彦さんは、征三さんと違うことをすると決めて、型染めの絵本を作り始めたそうです。

 

先ず始めに、NHK松山放送局で2月に放送されたドキュメンタリー番組「これはボクの物語 絵本作家・田島征彦」25分番組を見せていただきました。

2月に発売されて最新作『花見じゃそうべえ』の制作や、現在お住まいの淡路島を舞台にした作品『ふしぎなともだち』の制作秘話などの話でした。

田島さんが、絵本作りに思う熱い気持ちが伝わって、心が温かくなりました。

 

ドキュメンタリー番組を見た後は、田島さんのお話をお聞きしました。

 

 田島征彦さんは、1978年に出版された『じごくのそうべえ』が有名ですが、

1976年に童心社から出版された『祇園祭』で、第6回プラティスラヴァ世界絵本原画展で、金牌賞を受賞されています。

祇園祭の絵本というので、制作に3年かかり大変だったそうです。

田島さんのユーモアのある話し口調で、大変だった事柄も笑い声が聞こえてくるほどです。

 

その次に『じごくのそうべえ』を出版されました。

『じごくのそうべえ』は、1979年第1回絵本にっぽん賞を受賞されています。

桂米朝の「地獄八景亡者戯」を、子ども向けに変えた落語絵本です。

田島さんに『じごくのそうべえ』を、読み聞かせていただきました。

「とざい とうざい かるわざしの そうべえ。一世一代のかるわざでござあい」と、関西弁の軽快な言葉が絵本の中に引き込まれていきます。

『じごくのそうべえ』は、今の世代でも人気でロングセラー、またシリーズ化されていますね。

 

田島さんが淡路島に住むようになって、出会った自閉症の男の子を題材に作った『ふしぎなともだち』は、

4年間の取材を経て作られた、自閉症の男の子と転校生との友情物語。

田島さんは、こういった絵本を作りたかったとお話しされていました。

 

現在、住んでいる淡路島だけでなく、沖縄のことも考えてもらいたくて作った絵本もあります。

『てっぽうをもったキジムナー』 童心社 1996年

『なきむし せいとく』     童心社 2022年

どちらの作品も、長年取材を重ねて作られています。

 

田島さんの絵本は、田島征彦さんだから作ることが出来た絵本なのだと思います。

 

本日、紹介していただいた絵本

 

今年出版された『花見じゃそうべえ』は、害獣の熊も最後は一緒に花見をします。

人間の都合で害獣とされている熊ですが、ほんとは人間とも楽しく暮らせるのが幸せと、思える絵本です。

 

『花見じゃそうべえ』の貴重なダミー本を見せていただきました。

 

田島さんの制作話をお聞きすると、全力で取り組み、ぶれない真っ直ぐな方だなと実感します。

まだまだ作りたい絵本はあるし、それに向かうエネルギーが強力で、感動しました。

 

田島征彦さん、3時間の授業ありがとうございました。

そして、お知らせです。

田島征彦さんの展覧会が、5月1日〜12日までギャラリーvieで開催します。

お楽しみに。

 

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2024年3月2日(土)イラストレベルアップコース・山内庸資先生の授業内容

2024-03-21 19:52:12 | イラストレベルアップコース

今日はイラストレベルアップコース、イラストレーター山内庸資先生の授業です。
 
今回の授業の前半は、先日、山内先生がお仕事で行かれたパリやロンドンのイラスト事情についてお話をして下さいました。
 
海外のイラストエージェントのことや、海外市場でのグッズとオリジナル作品について、イラストと日常生活の関係性など、現地に行かれたからこそ感じられたことをたっぷりと時間を割いて教えて下さいました。
 
また、現地に足を運ぶことで、色んな方とお話が出来たり、現地の方からお仕事のお声掛けがあったりと、実際に動いていくことの重要性を感じられたそうです。
「すぐに結果が出ることはなくても、動いたからこそ5年後、10年後になってから結果が出ることもあります。トライアンドエラーを繰り返して動いていきましょう」
 
後半は、「自分のイラストの強さと定着力」についてです。
自分のイラストの良さ(強さ)は何か、を考えて言葉にしてみます。
 
自分のイラストの良さ(強さ)を言語化してみること、そして、そこから伸びしろや足りないものを見つけて、イラストに反映させ、ブラッシュアップしていくことが必要です。
また、自分のイラストの強さを知ってもらうことで、自分にとっても楽しいお仕事に繋がっていくことがあります。
 
山内先生は、実際にお仕事でイラストを手掛けられた本を紹介しながら、「モノクロでシンプルなイラストなので、本屋さんの棚に並んでいる時に、目に入りやすい」のでは、とご自身のイラストの強みについて分析されていました。

 

山内先生の装画

 
それでは皆さんからの発表です。
 
・風景をリアルに描くことが出来る。
・「今までに見たことのない技法だ」と言ってもらえるくらい、自然にどうやってグラデーションが見えるかにこだわっている。
・似顔絵のお仕事をやってきた経験から、柔らかな線で描ける。
・形を単純化させて、色と色を組み合わせられる。
・イラストでしか表現出来ない擬人化が得意。
 
1人ずつの発表に対して、山内先生が丁寧にコメントをして下さいます。
 
山内先生「強みに対して、自分でココが課題だ、と感じている部分は、1回取り組んで終わりにするのではなく、それがずっと習慣になるように繰り返し取り組んでみてください。それをするためには、インプットも大切になります。一緒に頑張っていきましょう」
 
皆さんからの質問やイラストの悩みなどにも相談に乗っておられ、情報量がたっぷりの授業になりました。


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2024年3月2日(土)ドローイングクラス・イヌイマサノリ先生の授業内容

2024-03-21 18:24:37 | ドローイングクラス

今日5回目のドローイングクラスは、須磨寺でスケッチです。

初めに山陽電車の須磨寺駅に集合して、イヌイ先生のアドバイスを聞きます。

いつもは洋風なモチーフが多いのですが、今日の場所は和風で、今まで描いたことの無いものがたくさんあると思います。

瓦などどうやって表したら良いかを考えて描いたら面白いですよ!

須磨寺商店街は古くて時が止まったような佇まいで、美味しそうな和菓子屋さんを横目に、皆んなでてくてく歩いて行きます。

 

太鼓橋を渡って本堂に続く寺の参道には仁王門。奥には様々な堂や院が建ち並んでいます。

広々とした敷地に鐘の音が響き、特徴的な三重塔や八角堂、敦盛塚、梅が美しい庭園、近くには大きな池もあり、描きごたえがありそうです。

では皆さん今日は特別寒いので、しっかり防寒対策をして楽しんで描いていきましょう。

お寺は緑豊かで気持ちが良く、空気は凛と澄んでいます。もう3月なのに空気が冷たい…手が悴むと思っていたら、雪までちらついてきました。

 

講評の集合場所では、生徒さんたちがそれぞれ家で描いてきた絵を見せ合っています。

それでは見ていきましょう。

僕は寒さが苦手なのと、1ヶ月空いてしまって、続けて描いてなかったので…イヌイ先生は調子が出なかったみたいです。

それでも先生のドローイングは面白い線なのにキリッとまとまって、魅力たっぷり。

生徒の皆さんからも(いつものように)歓声が上がり、こんなふうに描きたい!どうやって描いているのかな?と熱心に観察したり、質問しています。

 

建物は大きさもあり、入り組んでいますが、どこまで描くのか、どこを省略して描くのかが肝になってきます。

パースや細部など、頭で構造を考えて描いてしまわないように注意しましょう。

雰囲気が伝われば良いので、自分の描き切ったところがfinishです。

前景、中景、遠景と、意識して描くようにすると、ごちゃごちゃせずにすっきりと見やすくなりますよ。

それから建物は、角を描いて、線も閉じていた方が、物としての安定感がでます。色えんぴつの色の濃さが出にくいときは、下敷きをつかって見るのも一つです。

線と塗る色で、あえて違う色を選ぶとみやすくなるし、面白くなると思います。

 

イヌイ先生のドローイング

 

以下は講評のコメントです 。

世界観がありますね。描けば描くほど上達しています。

描く習慣もできていて、今後の活躍に期待します。

ペンとも仲が良くなっていて、自分なりの線になってきました。

切り取り方、見どころ、描き方、余白も良いです。

今までで一番気合を感じます。

塗ったり、塗らなかったり、の加減が独自の感覚で面白いね。

絵の中で見どころもあって、見やすいし、雰囲気も伝わります。

 

次は4月6日神戸ハーブ園で行います。
では次回お会いしましょう!チャオ!


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2024年2月24日(土)イラストレベルアップコース・駒井和彬先生の授業内容

2024-03-21 18:10:18 | イラストレベルアップコース

今回のイラストレベルアップの授業の担当は、デザイナーの駒井和彬先生です。
 
今回は「商品Yのコラボパッケージを作ろう」のアイデア発表です。
とある商品Yのシーズン限定パッケージをコラボして作りたい、という依頼がX社から来たと想定してパッケージの制作を行います。
 
商品Yは食品や日用品など、なんでもOKです。
今回は、
1.どのような商品を想定したか
2.手にするお客さんの年齢層や性別
3.いつ販売するのか
4.どこで販売する商品か(店舗・ECなど)
5.お客さんにどういう印象を持ってほしいか
など設定内容を含めてアイデアの発表をしていきます。
 
駒井先生の授業ではそれぞれの発表の後、100点満点の作品でも120点になるように、その作品について生徒さん同士でお互いにコメントを伝え合うのがポイントです。
 
それでは発表です。
 
発表側
・母の日ギフトとしてクッキー缶を想定し、ふるさと納税でも扱ってもらえるようにしたい。
・新年度、手帳を買うシーズンに合わせ、春〜夏に販売する万年筆インクを想定した。インクの「色の魅力」が引き立つ配色のパッケージを目指した。
・春に飲んでもらう牛乳パッケージを想定した。リラックスして飲んでもらえるよう、牛乳を使ったレシピも取り入れたい。
・お花をプレゼントするようなイメージで、チューリップのイラストをあしらったチョコレートにした。
・可愛いのに猫や犬に比べて少なく、差別化を図る意味も込めて、ハムスターモチーフのお菓子のパッケージにした。ハムスターの習性にのっとり、回し車をパッケージイラストに採用した。
 
講評側
・モチーフの恐竜と商品Yの食品が、色味などでマッチしているともっと良くなりそう。恐竜をモチーフにしているので、販売場所に博物館があったらお土産として買いたくなる。
・うさぎやクマのキャラクターが商品Yの抹茶ラテカラーだと更に癒される。
・いつも描いているキャラクターが商品にもあると「らしさ」がもっと活かされる気がする。
・ワインボトルは360度どちらからでも見えるので、それを活かしたイラストだと手に取ってもらえそう。
・「春の花」のイラストの色のトーンを合わせると、商品力が上がりそう。
 
完成形を制作するにあたり、皆さんの意見を聞いて更に良くなるよう少し軌道修正を考えられた方や、もっとアイデアを膨らませられた方もいました。
授業を通じていろんな方の意見を聞いて、自分のアイデアをブラッシュアップ出来るというのは貴重な機会ですね。
 
さて、次回の課題は「商品Yのコラボパッケージ」を完成させて持って来て下さい。パッケージがイメージしやすいよう、商品を入れてくるのもアリですね。完成形が楽しみです。

 

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