飯野和好さんの授業は年に一度です。久しぶりにお越しいただきました。
和服姿にカンカラ三味線を手に登場されました!
「べべン ベン ベン さぁ、これより授業の始まり、始まり~」
飯野さんが手にされているカンカラ三味線は沖縄のもので、
第二次世界大戦後の沖縄で少ない物資の中、米軍の配給の缶詰めを使って作られたのが最初だそうです。
「皆さんは、どうゆう絵本を作りたいですか?」
・何度でも繰り返し読んでもらえる絵本
・色使いを上手く使った絵本
・日本の妖怪の絵本
・落語のようなやり取りが面白い絵本
・ファンタジー
・赤ちゃん絵本
いろんな答えが返ってきました。
赤ちゃん絵本を作りたい方がいたので、『くまさんふぅー』 福音館 2015年 を読み聞かせしていただきました。
「のっし のっし」と繰り返される言葉がいいですね。
では、ダミーの講評をしていきましょう。
飯野さんが皆さんのダミー本を、鋭く面白く本当にこれで良いの?と突っ込みを入れて読んでくださいます。
それぞれのダミー本にアドバイスをいただきました。
・空想や夢の話は、何でも出来るので、納得のいく話にしないとダメ。
ファンタジーの中のリアリズム、現実味がないと納得いかない。
・自分が想像した話を都合よく作ってしまうと、読者は「えっ?」となってしまうので、気をつけて。
・パソコンだとパワーを感じなくなるので、出来たら絵の具を使ったほうがいい。
・一つのストーリーにアクシデントがある方がいい。
でも、あり得ないアクシデント(ストーリー)は無理がある。
たくさんのアドバイスをいただきました。
皆さんも、客観的に見て、突っ込みながら読んでみてください。
気付かなかった、おかしな点が見つかると思いますよ。
最後に飯野先生からお知らせです。
飯野和好さんの自叙伝とイラストエッセイ、貴重な秘蔵写真が収録された書籍『人生はチャンバラ劇』が発売されました。
堀内誠一さんとの出会いからイラストレーターになるまで、そして絵本作家になるまでの出来事も収録されていますので、絵本作家やイラストレーターを目指す方にも是非読んでいただきたいです。
『人生はチャンバラ劇』 パイ インターナショナル 2023年
あっ…という間の三時間授業。
飯野先生、ありがとうございました!
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●7月のガイダンス(説明会)のお知らせです。
秋から始まる絵話塾の生徒を募集しています。
絵話塾にご興味のある方は、ぜひご参加ください。
お待ちしています。
7月1日(土)14:00~
7月2日(日) 18:00~
7月9日(日)11:00~
7月15日(土)11:00~
7月16日(日)11:00~
7月23日(日)18:00~
7月29日(土)18:00~
7月30日(日)14:00~ 18:00~
詳しくはメールkaiwajuku@galleryvie.jp
またはtel.078-332-5808までご連絡ください。
よろしくお願いいたします。