柿ぴーのつれづれ日記

食べるの大好き,旅行大好き,お菓子作り大好きな柿ぴーの日記(-△ー)ノ

ミュージカル「オン・ザ・タウン」

2019年07月12日 | コンサート・観劇など
ミュージカル「オン・ザ・タウン」のため兵庫県立芸術文化センターへ。









ミュージカルなんて劇団四季でしか観た事がないかも。ましてや日本語じゃないのは初めて。
予習すべくストーリーを何度も読んだけど、ちょっと頭に入らない
登場人物の相関図についてた短い説明が一番分かり易かった
なので、やや不安はあったが、観たら危惧してたような難しさはなく、普通に楽しめて良かったです。ほっ。

役者の皆さん、ロンドンのオーディションで選ばれてるのですが、オペラ歌手なのに踊りも凄くて、本業がオペラ歌手って事忘れるわ
特にアイヴィ役のケイティ・ディーコンさんは、オーディションで有名バレエカンパニーで主役級を演じる候補者を抑えての大抜擢との事
彼女もバレエ公演に出てるみたいなので、本業はこっちなのかなぁ。両方?多才な方ですね。

どの方も良かったですが、私は歌のみで言えば、マダム・ディリー役のヒラリー・サマーズさんとピトキン判事役のスティーヴン・リチャードソンさんが好み。
特にヒラリー・サマーズさん、めちや音色が豊かな感じがして。
例によって今じっくりチラシを読んでたら彼女はバロック音楽も現代曲もこなせる方と書いてある。
私には良くわからないけど、幅広くこなせるって事?
バロック音楽と現代曲じゃ歌い方が違うんですかね? はて。。。

そうそう、今回は席が4列目のど真ん中だったのですが、オーケストラピットの中の佐渡さんと、ちょうど目線が同じくらいの位置で、しかも2メートルほど先に佐渡さんがいたので、彼がノリノリで指揮してるのが良く分かりました
本当に「ノリノリ」という言葉がぴったりだったように思う。
ステージ上の役者も巻き込んだような指揮だった。
演奏も、いつもの定演もいいけど、今回の演奏もすごく良かったのではないでしょうか?

あと、セットがちゃちくなくて、シンプルだけどお金かけて作ってるなーって思いながら観てました。
誰かの部屋の場面だとセットの上部に「〇〇の部屋」ってデカデカと書いてあったのも、とっても分かり易くていいんじゃないでしょうか。(もちろん文字もセットの一部として違和感なく作ってありましたので)
他の場面でも「〇〇の部屋」みたいに今の場所が書いてあったから、観てる方にも親切設計だと思いましたよ。

チラシにも色々と情報が載せてあったけど、こうやって何か月も前から入念に準備されてるんだね。





バーンスタイン、若い時はこんなだったんだね。かっこいいね。
チラシにジョン・F・ケネディが「大統領選挙で最もライバルにしたくない男」と言ってたと書いてありますー。
そうだったんだ。



このミュージカル、音楽も歌も踊りもすごくて、特に踊りはバレエもあって、そして楽しめるものになってるってすごいよね。
ただ、私は、自分がもしアメリカ人だったら、もう何倍も面白ろかったんだろうな、と思わずにはいられなかったけど。
もっといろんな場面で「クスッ」と笑えたりしたんだろうなって。
それがちょっともったいないなとは思いましたが、それでも、一時はここが日本だという事を忘れそうになるくらいの非日常感を味わわせてくれた皆様に感謝です。

最後にカーテンコールの時、佐渡さんが舞台で使った小さな車に乗って登場したのは大受けでしたね

観客で最前列の一人が立ったのを機に、ぞくぞくと人が立ち、気付くと前らへん(後ろは見てないので分からない)全員スタオべ状態。
役者さん、皆さん嬉しそうで良かったです
オーケストラピットの中はクールな表情の方が多かったですが、この拍手はオケの方々にも向けられてるんですよー、と思いながら拍手しました。

話としては描写が大人向けで、ちょっとはちゃめちゃだな、とも思いつつ観ましたが、そんな中ビシビシと伝わってきたのは、バーンスタインはすごく人間が好きだったんだなという事。彼の人に対する愛情をすごく感じた。
実際そうだったのかどうかは知らないけど、私はそう感じた。
そして、佐渡さんのノリノリで熱く指揮する姿にも似たようなものを感じて、ほっこりとした気分になったのでした
コメント
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