本日7月30日の誕生花のひとつに「撫子(ナデシコ)」があります。
撫子の花言葉は “純粋な愛・無邪気”
(情報は、かわうそ@暦さんのwebサイト『こよみのページ』から得ました。)
上のイラスト画像は、ちゃちゃさんの素材サイト『十五夜』よりおかりしています。
撫子というと、『源氏物語』に登場する姫君 玉鬘のイメージがあります。
以下は『源氏物語』<帚木(ははきぎ)>巻にて 常夏の女(のちの夕顔)が頭中将に宛てて詠んだ和歌。
山がつの 垣ほ荒るとも 折々に
あはれはかけよ 撫子の露
頭中将に対して、頭中将との間に生まれた娘(=撫子・・・のちの玉鬘)を可愛がって欲しいという意味です。
当サイト内のコンテンツのひとつ “『源氏物語』~玉鬘の物語~”は、撫子の花の素材を使わせていただいています。
清少納言の『枕草子』第六十五段 草の花は も見てみましょう♪
草の花は なでしこ。唐のはさらなり。やまとのもいとめでたし。
(草の花は 撫子(ナデシコ)。唐撫子(カラナデシコ=石竹<セキチク>)は言うまでもない。日本の撫子もとても素晴らしい。)
と清少納言は一番に撫子を挙げています。
清少納言は同じく第六十五段で“夕顔”についても述べているのですが、それはまたの機会に。
撫子の花って可愛いくて私も好きです。
■『源氏物語』本文引用:渋谷栄一氏のwebサイト『源氏物語の世界』
■『枕草子』本文引用:「新編日本古典文学全集 18 枕草子」(小学館 発行)
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