京都市下京区にある風俗博物館のこと。
局~女房の日常・伏籠と夜の冊子作り~ その2 に引き続き、
2009年4月に撮影した風俗博物館の展示の様子です。
寝殿 北廂では
『源氏物語』<若菜下>より
「紫の上の受戒~生と死の狭間の救い~」
の場面が展示されていました。
源氏47歳の4月、舞台は二條院に見立てられています。
<博物館レジュメより>
“六條の御息所の物の怪を調伏した直後、息を吹き返した紫の上は、源氏を深く愛することの無常観に捕らわれ、心の行き場として出家を強く望むが、紫の上を失う恐ろしさをまざまざと知った源氏は、出家を許さなかった。
しかしながら、紫の上の病気の平癒を仏の加護にもすがらざるを得ない源氏は、紫の上に形ばかりの出家として、五戒を受けさせ、受戒の功徳による快方を願った。”
几帳と几帳の間から髪をさしだす紫の上。
紫の上に付き添う源氏。
源氏と紫の上はそれぞれ左手に数珠を持っています。
紫の上の豊かに長い髪の上の方を
形ばかり鋏ではさんで削ぐ僧。
僧たち。
女房。
四季のかさねの色目に見る平安の美意識 へ続きます。
<コメントをくださる方は掲示板へ。>
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☆チェック!:Amazon/源氏物語の関連本
局~女房の日常・伏籠と夜の冊子作り~ その2 に引き続き、
2009年4月に撮影した風俗博物館の展示の様子です。
寝殿 北廂では
『源氏物語』<若菜下>より
「紫の上の受戒~生と死の狭間の救い~」
の場面が展示されていました。
源氏47歳の4月、舞台は二條院に見立てられています。
<博物館レジュメより>
“六條の御息所の物の怪を調伏した直後、息を吹き返した紫の上は、源氏を深く愛することの無常観に捕らわれ、心の行き場として出家を強く望むが、紫の上を失う恐ろしさをまざまざと知った源氏は、出家を許さなかった。
しかしながら、紫の上の病気の平癒を仏の加護にもすがらざるを得ない源氏は、紫の上に形ばかりの出家として、五戒を受けさせ、受戒の功徳による快方を願った。”
几帳と几帳の間から髪をさしだす紫の上。
紫の上に付き添う源氏。
源氏と紫の上はそれぞれ左手に数珠を持っています。
紫の上の豊かに長い髪の上の方を
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女房。
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