晴れのち平安

源氏物語を中心に平安な日々♪
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【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2010年9月撮影 平安四季絵巻 文月・七夕 2

2016年04月05日 | 京都・風俗博物館
 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

平安四季絵巻~裁縫上達祈願、文月・七夕~ その1 に引き続き、
2010年9月に撮影した風俗博物館の展示の様子です。

東の対 東廂では
平安四季絵巻~裁縫上達祈願、文月・七夕~ ~女房の務め 装束誂え・裁縫~
の場面が展示されていました。




七夕の夜、
織女星に機織りや手芸の上達を願う女房たちです。



櫃に綿をひきかけて綿入れの用意をする女房


装束を仕立てる女房


単(裏の無い)装束を糊をつけてひねる女房


袷(裏地有)装束の生地を用意する女房たち


追風用意。火取香炉で練香を燻らす女房


伏籠(ふせご)に装束をかけて香を移しているところです。
伏籠の下には火取香炉が置かれています。






 四季のかさねの色目に見る平安王朝の美意識 へ続きます。





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【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2010年9月撮影 平安四季絵巻 文月・七夕 1

2016年04月05日 | 京都・風俗博物館
 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

法華八講~貴族女性最大の娯楽・法会聴聞~『枕草子』「小白河といふ所は」よりに引き続き、
2010年9月に撮影した風俗博物館の展示の様子です。

東の対 南廂・東廂において
『源氏物語』<幻>より
「平安四季絵巻~裁縫上達祈願、文月・七夕~ 」
の場面が展示されていました。

ふたつの記事に分けてご紹介します。






<博物館レジュメより>
『源氏物語』の中では「幻」の巻で亡くなった紫の上を偲び、七夕の夜に源氏が和歌を読む場面がある。この場面では、紫の上亡き後に迎えた7月7日が、例年と変わったことが多く、管絃の遊びなどもなく、七夕の二星(にせい)の逢瀬(おうせ)をながめることもしないと記されている。この一節をもとに、二星会合と乞巧奠(きっこうてん)を主とした七夕の夜を紫の上生前の姿として具現化した。



在りし日の紫の上、明石の姫君、源氏



紫の上


明石の姫君


源氏


梶の葉に和歌を書いて織女星を祭ります。



角盥・・・星を映して眺めます。



 牽牛星と織女星への供え物












芒に糸をかけて裁縫の上達を祈る女童



索餅(さくべい)を運ぶ女房


左:索餅(さくべい)=七夕に食べる厄除けの食べ物
右:氷室に所蔵していた削氷(けずりひ)に甘葛(あまずら)をかけています。







 平安四季絵巻~裁縫上達祈願、文月・七夕~ その2 へ続きます。




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