晴れのち平安

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【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2003年8月撮影 歳暮の衣配り

2014年09月24日 | 京都・風俗博物館
 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

「豊明節会に行われる五節舞」に引き続き、2003年8月に
風俗博物館を訪ねて撮影した展示の様子です。

寝殿北廂では、『源氏物語』<玉鬘>より
「歳暮の衣配り」が展示されていました。


展示 全景。



源氏35歳の年の暮れ、六條院において
女君たちにふさわしい正月用の装束を整えました。






紫の上

 “紅梅のいと紋浮きたる葡萄染の御小袿、今様色のいとすぐれたるとは、かの御料




明石の姫君

 “桜の細長に、艶やかなる掻練取り添えては、姫君の御料なり。




花散里

 “浅縹の海賦の織物、織り様なまめきたれど、にほひやかならぬに、いと濃き掻練具して、夏の御方に、




玉鬘

 “曇りなき赤きに、山吹の花の細長は、かの西の対に奉れたまふ。




末摘花

 “柳の織物の、よしある唐草を乱れ織れるも、いとなまめきたれば、




明石の御方

 “梅の折枝、蝶、鳥、飛びちがい、唐めいたる白き小袿に、濃きが艶やかなる重ねて、明石の御方に、



空蝉

 “青鈍の織物、いと心ばせあるを見つけたまひて、御料にある梔子の御衣、聴色なるを添へたまひて、






 薫の五十日の祝へ続きます。





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