
金沢の観光スポットレポート その599(No.910)
◇加賀水引展 石川県立伝統工芸館 ②
□加賀水引
水引は、元来贈り物の飾りとして主に祝事に用いられました。語源は、麻など
を水に浸して皮を剥ぎ、紐としたことにあるといわれ・紙の発達と同時に美し
い水引ができたものと伝えられます。松竹梅や鶴亀、宝船飾りなどに加え、近
年では人形も作られています。
■写真は水引展のパンフ


□加賀水引細歴史
昔、人に物を贈るときに敬いのしるしとして、紙で包んだものを縛った紐が水
引の始まりとされています。
華やかさを好む加賀藩の気質によって、水引は次第に実用品よりもむしろ装飾
品として用いられるようになっていきました。江戸時代には、まげを結う「元
結(もとゆい)」にも使われ、水引づくりは武士の内職としても作られていたよ
うです。
■写真は加賀水引初代津田左右吉(明治2年生まれ)


□加賀水引細特色
現在、水引は贈答用に用いられ、特に結納などの慶事用の豪華なものが多くな
っています。松竹梅をはじめ、鶴亀や鳳凰、タイやエビ、菊花など吉祥を象徴
する動植物をデザイン化し、色とりどりの美しい水引で仕上げます。
石川県で作られた水引の甲冑は皇室に献上されたことがあるほか、昭和41年(1966)
の全国観光土産品展で最高賞の日本国鉄総裁賞を受賞、昭和45年(1970)の大阪
万博に出展されるなど高い評価を得ています。
(資料:石川県立伝統工芸館ホームページより)
■写真は水引展示

■写真は水引図案




□石川県立伝統工芸館ホームページ
http://www.ishikawa-densankan.jp/
■写真は水引展示
(完)