金沢の観光スポットレポート その1028(No.1466)
◇金沢五社参り ② 宇多須神社、椿原天満宮(完)
4.宇多須神社(うたすじんじゃ)
養老2年(718)の創建。慶長4年に前田利家を密かに祀り、藩士が禄高に応じて祭祀料を負担した。尾山神社の創建に伴い元の祭神である高皇産霊神を遷座した。
本社は通称毘沙門さんと云う。佐和田川(今の浅野川)の辺の小丘から出た古鏡の裏面に卯と辰との紋様があったので卯辰神とし、養老2年(718)多聞天社と称して創建された。また藩祖前田利家公を卯辰八幡宮と称して祀ってあり代々藩主の祈祷所として崇敬篤かった。明治に入り現在の尾山神社として創建され遷座された。明治2年(1969)高皇産霊社と改め、同5年卯辰社と改称、同33年10月2日現在の宇多須神社と改め、同35年県社に昇格された。
現在地:金沢市東山1-30-8
御祭神:高皇産靈神 武甕槌男命 大國主神 市杵嶋姫命 大山祇命
八重言代主命 少彦名神 宇迦之御魂命 豐受大神 崇徳天皇
■写真は宇多須神社鳥居
■写真は逆立ち狛犬
■写真は手水舎
■写真は拝殿と狛犬
撮影日:2019.1.6
5.椿原天満宮(つばきはらてんまんぐう)
永仁5年加賀国主富樫義親京都北野天満宮より丹波屋敷と称する山崎に勧請す。観応年間一向一揆により金浦郷田井村へ遷座され、金浦郷の総鎮守産土神となり、当宮を前田家祈願所とし城郭の鎮守と定める。
金浦郷総社田井天満宮、椿原神社、椿原天満宮と称え奉り旧金沢五社の筆頭たる御社格であった。明治6年郷社に、明治14年9月県社に列せられる。
現在地 金沢市天神町1-1-13
御祭神:菅原道真
■写真は椿原天満宮鳥居
■写真は逆立ち狛犬
■写真は拝殿
■写真は菅原道真公碑と梅
■写真は拝殿中と狛犬
(つづく)
撮影日:2019.1.6