金沢の観光スポットレポート その1092(No.1538)
◇金沢の桜 -1 兼六園 ⑩ 小糸桜、海石塔しだれ桜、枝垂桜、紅八重枝垂
兼六園のさくらは園内の池や曲水、灯篭、石塔、松などの樹木とのバランスがなんとも言えない落ち着きと華やかさが魅力です。ここ6年”とりこ”なっています。今年もぜひご覧ください。
26)小糸桜(こいとざくら)
品種はソメイヨシノ。藩政期、小糸という美貌の御殿女中がいた。ある日、この小糸に主人から寵愛の声がかかる。しかし、どうしても従わなかったために手討ちにされ、この井戸に投げ込まれてしまった。そんな井戸から伸びる桜は、恨みを込めて井戸から這い上がろうとしている小糸の化身であるという。
■写真は小糸桜(2019.4.8)
27)三代目「海石塔しだれ桜」(瓢池中島)
枝垂れ桜はエドヒガンザクラの変種で、ソメイヨシノザクラと同じ時期(4月10日前後)に咲くが、ソメイヨシノよりも赤みが強めで華やかな紅。
初代は特別名木であった。二代目は平成29年に花が咲いたが、秋には枯れてしまい、現在のものは三代目。
■写真は海石塔しだれ桜(2019.4.6)
28)枝垂桜(しだれざくら)
江戸彼岸の枝が枝垂れたもので、その他の形質は江戸彼岸と違いません。江戸彼岸と同様に個体により花色や花の大きさに変異が多くみられます。明治記念標の裏に2本ある。
■写真は枝垂桜(2019.4.6-8)
29)紅八重枝垂(べにやえしだれ)
時雨亭近く曲水沿いにある八重咲枝垂。
■写真は紅八重枝垂(2019.4.23)
■写真は紅八重枝垂(2019.4.15)
(つづく)