設計図や写真、文献史料、そして発掘調査の成果によって、当時の姿を厳密に再現した、復元 箱館奉行所。
でも、21世紀になってからできたものばかりではありません。
たとえば、これ。
玄関下に埋められていた甕
(かめ)です。
発掘調査で、玄関に当たる部分で、埋められているのが見つかり、掘り出されたものです。
何の目的で埋められたのか、今ひとつはっきりしていないようですが、箱館奉行所がここに建てられた当時のもの。
玄関から入ってすぐのところに展示されているので、まずはこの甕をよくみて、亀のようにゆっくり見学すれば、百数年前の箱館を感じ取ることができるかもしれません。