かねうりきちじの横浜・喫茶店めぐり

珈琲歴四十年の中の人が、珈琲豆荷揚げ量日本一を誇る横浜港のある町の喫茶店でタンザニア産コーヒーを飲み歩きます

啄木に会いに行く

2013年06月06日 | 旧ブログ記事(その他)
函館でぜひとも行きたい場所がありました。

そこは立待岬ちかくの墓地。



そうです。

石川啄木のお墓。

啄木は、これまで何度か触れた、明治の大火があった1907年に半年ほど函館に滞在しています。

そして「死ぬときは函館で」いうほど函館を気に入っていたようです。

東京で病を得て1913年(大正2)、26年の短い生涯を終え、希望通りにはなりませんでしたが、節子夫人の希望で遺骨が函館に移されました。

その後、節子の弟宮崎郁雨により現在の墓が建立。

墓には、啄木の第一歌集『一握の砂』の冒頭に収められ、函館の海岸をイメージして作られたと考えられている、



「東海の 小島の磯の 白砂に われ泣きぬれて 蟹とたわむる」の歌が自筆で刻まれています。