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ブルース・スプリングスティーン自伝本「Born To Run」の感想その11

22 夢のカリフォルニア(テイク2) 23 バーだぜ、まぬけ  24 前に、上に  25 宗旨替え  26 巡業、ロード

ブルースはマイク・アペルの仲介でコロンビア・レコードと契約を結んだ。この後、マイク・アペルとはドロドロの訴訟騒ぎとなるのだろうけれど、
今のところ好意的に書かれている。ブルースもマイク・アペルのことを好きだった為にその裏返しで憎んだのかなと僕は思う。
そしてブルースは自分は声もギターもある程度上手いと思うけれど人並み。自分は曲作りで際立たせようと思ったと書いてある。
ちょうどノーベル文学賞を受賞したボブ・デイランを目標にしたようだ。
ただこれもフォーク音楽を求められるようになる裏側もあったと思うが、なかなか人生難しいなと僕は思った。

そして短い文章だけど父親のことも書かれている。僕はこれがとても興味深い。
西海岸に引っ越した両親にブルースも広い場所で演奏を認めてもらいたいとの思いで西海岸に行って、そこで両親と再会。
父親と二人で旅行するも、わだかまりは取れなかった。
またブルースが酒を飲まなかったのは父親を見て、父親のようにはなりたくなかったからだと書かれていた。
ブルースと父親との関係。これもとても深い関係なのだなと僕は思った。
それにしても両親、特に父親との関係をこの本では随所に書かれている。
僕はこの本に書くことによってブルースは自分の気持ちを整理しようとしたのだろうなと思う。
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