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北東気流の街に生まれて
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千葉県北西部の気象予報士。
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ブルース・スプリングスティーン自伝本「Born To Run」の感想その7
僕はこの章は大切と思ったので、ここだけでまとめた。
ブルースにもベトナム戦争への召集令状が来た。
ブルースは今までもコンサート中の語りでこのことを話していた。
ブルースはどのようにして適性検査に不合格になったかはあまり話していなかったが、
当時の若者が皆したように対策は取ったようだ。
そして不合格になる。
ブルースの対策が効果があったのもあるだろうし、ニュージャージーの検査は甘かったらしい。
それで不合格になった。
そして家に帰り、両親にその話をする。
父は一言「それはよかった」と言った。
これは「The Live」のどこかで入っていたのを聴いて僕は覚えている。
さんざんブルースを嫌っていた父がぼそっと言った一言。深いと思う。
それでもブルースは今になると、自分の代わりに誰かが行ったのだと考えるという。
そしてその誰かが死んでいったり、体が不自由になったのかもしれないと考える。
そして義務感として、その話をしているようだ。
僕は当時のアメリカをあまり知らないけれど、ベトナムに行った人も行かなかった人も、
それぞれがそれぞれの十字架を背負っているのだろうと思う。
それがアメリカのベトナム戦争なのだろう。
日本でも戦争を語る人は少なくなってきていると聞く。
僕も僕の世代の義務として、その話を聞いて伝えるのが必要だと思った。
僕の祖母は関東大震災も東京大空襲も体験して隅田川に入って助かったと話していた。今はもう祖母はいない。
もっとよく聴けばよかったと思う。
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