goo

ブルース・スプリングスティーン自伝本「Born To Run」の感想その19

67 ワイルド・イースト  68 「ザ・シーガー・セッションズ」  69 「マジック」  70 スーパーボウル・サンデー  71 さらに前へ  72 「レッキング・ボール」

ダニーの死もあった。そしてスーパーボウル・ハーフタイムショー。
ブルースはこの日を本当に特別な日と考えたようだ。
今日、俺達はみんなのために演奏する。
白人だけでなく。と書いてあった。
僕もテレビで観たハーフタイムショー、
ブルースとビッグマン・クラレンスの2人のシルエット、かっこよかったな。
ブルースがスライディングしてカメラとぶつかったな。
そういえば「ワーキング・オン・ア・ドリーム」をやったのだな。思い出してきた。僕の歌。僕の物語だ。
ブルース達の最大のショーだったのか。

そして僕はE Street Bandでのライブをボストンに行って観てきたのだ。ワーキング・オン・ア・ドリーム・ツアーを。
僕はこのツアーはブルース達もライブを楽しむ為に行われたツアーだと思っている。
僕はステージ前2列目で観た。
クアトロのようなライブ・スペースで観ている感覚がした。
ブルースが伸ばす腕をなでた。柔らかかった。ブルースは恍惚の表情をしていた。(?)
プロミスド・ランドで吹いたハーモニカをブルースは子供に渡した。僕はそれを触らせてもらった。歯の凸凹の感触を覚えている。
うれしかったな。THUNDER ROADを大声で歌った。"Tramps Like Us"も言ったし、
LAND OF HOPE AND DREAMS の"FAITH WILL BE REWARDED"をかみしめた。
この頃が僕がやっとブルース達に近づいた時期だ。

「レッキング・ボール」は「ボーン・イン・ザ・U.S.A.」以来もっとも良く出来たアルバムの一つとブルースが書いている。
僕もそう思う。
ブルース達の物語と僕の物語がようやく重なってきた。
そしてこの本も最後に近づいて来た。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )