自分の周りの空を写します
北東気流の街に生まれて
ブルース・スプリングスティーン自伝本「Born To Run」の感想その19
ダニーの死もあった。そしてスーパーボウル・ハーフタイムショー。
ブルースはこの日を本当に特別な日と考えたようだ。
今日、俺達はみんなのために演奏する。
白人だけでなく。と書いてあった。
僕もテレビで観たハーフタイムショー、
ブルースとビッグマン・クラレンスの2人のシルエット、かっこよかったな。
ブルースがスライディングしてカメラとぶつかったな。
そういえば「ワーキング・オン・ア・ドリーム」をやったのだな。思い出してきた。僕の歌。僕の物語だ。
ブルース達の最大のショーだったのか。
そして僕はE Street Bandでのライブをボストンに行って観てきたのだ。ワーキング・オン・ア・ドリーム・ツアーを。
僕はこのツアーはブルース達もライブを楽しむ為に行われたツアーだと思っている。
僕はステージ前2列目で観た。
クアトロのようなライブ・スペースで観ている感覚がした。
ブルースが伸ばす腕をなでた。柔らかかった。ブルースは恍惚の表情をしていた。(?)
プロミスド・ランドで吹いたハーモニカをブルースは子供に渡した。僕はそれを触らせてもらった。歯の凸凹の感触を覚えている。
うれしかったな。THUNDER ROADを大声で歌った。"Tramps Like Us"も言ったし、
LAND OF HOPE AND DREAMS の"FAITH WILL BE REWARDED"をかみしめた。
この頃が僕がやっとブルース達に近づいた時期だ。
「レッキング・ボール」は「ボーン・イン・ザ・U.S.A.」以来もっとも良く出来たアルバムの一つとブルースが書いている。
僕もそう思う。
ブルース達の物語と僕の物語がようやく重なってきた。
そしてこの本も最後に近づいて来た。
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