Kおばちゃんのつぶやき

日々徒然に思うことの備忘録

マダムはご機嫌(チェシュメ)

2010-03-02 17:59:43 | トルコ
今日は・・寒さが戻ってきた。で、池のカエルどももどこかへ避難・・か静かなもんだ。

数日前にあったチリ地震。昨日ニュースを見ていて認識をあらたにしたのが・・物の略奪が横行している・・という報道にたいして、日本のメディアはその行為だけを報道していたが、現地メディアの報道だと『通常の行為』といっていたところがあった。

まあ、日常の尺度が違うんだからね。

あと、分からないのが津波に対する警戒感の報道で、避難した住民が空振りだったからといって不満をもらすというようなニュアスンスの報道が多いこと。
なんで、住民は不満をもらすんでしょうね?大事な時間を無駄につぶしたから?
無駄でよかったじゃ無いですかね。そう言う考え方にもって行く報道ってないのでしょうかね?
被害者意識をあおるような報道ばかりで・・辟易します。被害者意識の逆の加害者意識にオイ地いらない為にも、なにもしなくる世のなかの方がよっぽど怖いです。

○1月1日(金)

ダルヤンDalyanköy( Dalyan )で満腹になったkおばちゃん。さっさとチェシュメÇeşmeのホテルに戻りましょう。
kおばちゃんの泊まっているお宿はチェシュメのイリジャIlıcaという地区にあります。ここはビーチリゾートのメッカですね。

チェシュメの町中とは全然違いますね。観光客相手のホテル街にあるお宿です。
kおばちゃんのお宿もいわゆるリゾートホテルです。ですから、リラクゼーションのプログラムも充実しています。

ここを選んだ理由のひとつもそれなんですけどね。
で、今朝方そのリラクゼーションの一つを予約しました。予約時間は午後7時からです。
だから遅れる訳にはゆきません。それに、その前にお部屋に戻って着替えないと行けませんからね。

そうなんです、今日は元旦ということもあって、kおばちゃんは自分にお年玉を上げることにしたんです。え、ショッチュウでしょって・・いえ・・その・・


今回のお年玉は・・ハマムです。ハマムhamamとはいわゆるトルコ風呂です。
イスラム圏にある蒸し風呂の一種ですね。で、ハマムに入るだけだったらそれほどリラクゼーションではないかもしれませんが・・kおばちゃんの場合は・・これにマッサージをプラスしてもらいました。はは、極楽だね。人生初体験です。

ということで、とっととホテルに帰りました。フィエスタ君はまたボーイさんに預けて・・部屋直行です。

お部屋で水着に着替えて・・この時失敗したと思いました。さっきのダルヤンでもう少し露出度の高い水着をかっておいけばよかった・・とね。(見たくないでしょうけど)
昼間の説明では、お部屋で着替えてもこちらで着替えても良いということだったのですが、せっかくバスローブがあるのですからそれを引っ掛けてリラックスして行きました。

場所はホテルの地下です。ここにジムなんかが入っており、マッサージなどリラクゼーションプログラムの受付があります。
昼間の話だと、予約時間よりも少々早く着てくれとのこと。書き込む書類があるから・・ということで少し前に行きました。
書き込む書類・・いわゆる問診票です。血圧がたかくないか・・とかなにか病気はないか・・とかです。それにチェックをつけてサインをして・・さあ、プログラムの始まり・・のはずなんですが、ちょっと受付でごちゃごちゃ話してます。なんでしょうね??

少しすると一人の男性が現れました。うーーん年のころなら20代後半?イケメン・・というにはちょっと体格が良いかな・・オヤジ系に脱皮中と言う感じです。アロハのようなものを上半身に着て下半身はデカパンのような半ズボンをはいていました。
で、受付のお嬢さん曰く『彼が貴方の担当です』とのこと。kおばちゃん一瞬『エ!』と声を出さずに息を飲み込みました。何で飲み込んだかって・・たしか女性のお客さんには女性の担当がつく・・イスラム圏では・・と思っていたからです。

どうやら、後で考えて見たら、同じ時間に女性の先客がいて女性の担当の手がふさがっていた・・と言うことでしょう。
まあ、kおばちゃん、まさに『おばさん』ですから、どうでも良いです。男性だったら力があるし・・と良しにしました。

彼にくっついてさらに下の階へゆきます。下の階にプールやジムそのものがありました。そ
して反対側はハマムのスペースです。この奥のさらに奥です。


青いライトのついているところは、サウナのスペース。右側がドライサウナのある部屋。左側がミスとサウナのある部屋です。
件の彼は、『サウナに10分くらい入ってね。どっちのサウナでも良いですよ。時間になったら迎えにきますから』と・・さて・・どっちにしようかな・・とミスとサウナを選んだkおばちゃんです。こっちの方が蒸し風呂って感じですね。
先客は男性がお一人・・ちゃんと水着を付けてお入りでした。ドイツなんかのサウナだとすっぽんぽん当たり前・・でしたからね。

じーーとサウナに入ること10分??彼が迎えにきました。で、つれられていったは・・サウナエリアのさらに奥のスペースです。木製の扉でしきられていました。

そこが、ハマムのエリアです。で、ここは個室にわかれており、kおばちゃん達が使用するのは右側の部屋。ここに入る時『ああ、なるほどね・・』と思ったのは、彼が『個室の扉にサンダルを挟んでドアーをぴったりと閉めなかった』と言う行動をしたことです。
まあ、オバサンといえども一応女性のkおばちゃんの身の安全を確保する意味もあったんだろうな・・大丈夫ですよ二人っきりデモ・・と言う意味でしょうね。

ここに杯ってい待ったら、kおばちゃんは彼の言われるままに真ん中にある大理石の台(円形にちかい)の上に寝転んで・・まな板のトドです。

ぬる目のお湯を全身にかけられて・・ごしごしとkおばちゃんは洗浄されます。
途中で彼の『マダム、上を向いてください』とか『マダム下を向いてください』とかいう掛け声がかかりますが・・気持ちよか・・・洗う圧力も痛いほどではないし・・それこそ手の指、足の指一本一本まで洗い・・泡をいっぱい立てた石鹸水で洗浄されてゆきます。
そしてマッサージも・・ああ極楽極楽・・

掛けてくれるお湯は日本人はぬるいと感じる温度。kおばちゃん的にはもっと熱い方が好きなんですけど・・kおばちゃんを洗いながらも、時々ざばーーん!と言う音がするので、彼自身も体を流しているみたいです。

kおばちゃんばずーーと目を閉じて・・うつらうつら・・時々『マダム・・上向いてください』と言う言葉で現実に戻ります。

他の人がみたら・・絶対にトドにみえますね。大理石の上のトドです。

最後は起き上がって脇のやはり大理石のベンチのようなところに腰をかけて・・髪の毛を洗ってもらいます。ああ。気持ち言い・・
タオルを頭にまいてくれて・・コレで終了です。大体約1時間です。

バスローブを着込み頭にタオルをまいて・・別室に移動です。
彼にチップを上げよう・・とおもっていたのですが、タイミングを逸してしまいました。

お世辞にも『貴方の肌はまるで赤ちゃんみたいにきれだ。。』なんていわれて悪い気はしませんからね。
kおばちゃん、彼に『私はあなたのお母さん位の年齢よ!○×歳。』といったら・・『ええ!!』といったまま、絶句してましたけどね。

連れていかれたところはハマムのさらに奥のスペースです。こんな感じで半個室になったところ。


ここに座るように言われて・・『今お水を持ってきて上げますね』と彼が去ると同時に、2人連れの女性・・多聞親子かな?・・が女性の担当者に連れられて同じスペースに入ってきました。
どう見てもトルコ人の二人。きっと彼女達に女性の担当がいってしまったんでしょうね。

ここでもチップを渡しそびれてしまったkおばちゃん・・ま、いいか!
どうもここはクールダウンの部屋のようでした。ここでしばらくクールダウンしたら・・終了です。

グラスを回収にきた女性にくっついて・・元来たロビースペースに戻ります。で、彼女は『いまからチャイをお持ちしますね』とのこと。

ということで、ここでソファに座りながらチャイで一服です。

kおあばちゃんの座ったところの目の前には、リクライニングルームがあるようで、冒頭の画像のようなインテリアです。オリエンタルな感じで・・ここに入って瞑想でもするんでしょうか・・

『チャイ』もからっぽになったんので、そろそろお部屋に帰りましょ。

一階上の受付のデスクのところには・・もう人がおりませんでした。本日の営業はおしまいですね。
受付の奥にもスペースがあったので・・好奇心の強いkおばちゃん覗いて見ました。

このホールをはさんで両側にこんな個室があります。

畳敷き・・ではありませんが・・ここでどうもオリエンタル式なマッサージを施術するようです。

kおばちゃんはマッサージだけだとトルコにきた意味がないので、ハマムにしましたけどね。


お部屋に帰ろうとエレベーターを待っていたら・・
お玄関のロビーの吹き抜けの下になっている部分から子供達の声が聞こえてきました。

なんだろう・・と覗くと・・なん卓球をしています。あらま、日本の温泉卓球と同じですね。


昨日の今頃は、一族でパーティーに参加する皆さんでここはごった返して降りました。
新年の夜は静かなものです。

kおばちゃんもお部屋に戻って・・静かに過ごしましょ。外も静かです。

ベランダからの風が心地よいです。
『自分へのお年玉・・とばかりに自分を甘やかした一日になりましたね。マダム!』と自分に向ってつぶやくkおばちゃんです。
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