ジャパンマスターズの感動 その③

19/7/26
今日の練習
場所：大和田公園プール
時間：14：00-15：50
up:400.k&p(Bckick100.Frpull200)x3=900.EZswim:200.Swim:(50x4x5)=1000.down*200.total=2700.
薄曇の屋外プールで今日は割りと混んでいる。
それでも１コースに二人はありがたい。

先日のジャパンマスターズで大学の先輩の先輩に会った。
Ｓさんはいつもこの大会で会っているので珍しくないのだが、彼に紹介されたＨさんは彼の先輩だと言う。Ｈさんはバタフライの創始者だそうで、その当時バタフライは平泳ぎの種目に入っていた。ドルフィンキックは未だ発明されておらず、平泳ぎのキックで泳いでいた。平泳ぎの種目で日本記録や世界記録を次々に出したので、とうとうバタフライの種目を独立させた、そのきっかけになった人だという。Ｈさんの年齢は８０台でとても元気だった。
バタフライはその後しばらく低迷していたが、自分と同期で自由形をやっていたＩ君がバタフライに転向しドルフィンキックを使って、世界記録を塗り替えるなどの目覚しい活躍をした。Ｉ君は昨年のマスターズの会報に紹介記事が載り、元気で泳ぎを再開したということであった。
平泳ぎは自分と同期のＦ君に引き継がれ、潜水泳法を考案して世界記録を次々に塗り替えたが、まもなくこの潜水泳法は禁止になった。Ｆ君はもう故人になっている。
またＳさんの先輩が実はもう一人背泳ぎにエントリーしていて、Ｓさんと一緒の組でレースをすることになっている…と聞いて、楽しみにしていたが、残念ながら仕事で棄権したということであった。
ＳさんとＨさんの会話は、当時のＮ大の水泳部の合宿所は木造の古い建物で、そこに合宿していたＳさんは、ある冬の朝、眼が覚めたら、毛布の上に雪が真っ白に積もっていた…と言うような昔話もしていた。私が入部した時は既に、鉄筋の宿舎が立っていて、その木造宿舎は解体される途中であったことを覚えている。
こんな諸先輩に会って話を聞くことが出来るのもジャパンマスターズならではのことである。