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今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

贈り物の思い出

2011-06-19 14:52:08 | 家族

父の日の今日も、当地はどんよりとした梅雨空。
でも涼しく、割と心地良い日を迎えています。

先日次女から電話があり、「お姉ちゃんと相談し、父の日は、7月2日にお誕生日を迎えるR君のお祝いもかね、一緒にすることにしたけど、都合はいいかしら?」と。
私は、ほとんど予定なしの呑気な日々ですから、そのように尋ねられると、いつも応えは、「いつでもいいわ。あなた達の都合のよい時で」と答えています。

受験生のR君は、塾のクラス分けのテストが目前。
次女は、フランス語の二級試験が目前。
それそれの目標を抱え奮闘中。
その上、キャリアウーマンですから、なかなか日にちの調整も大変です。

私達が若いころ、父の日なんてあったかしら。
私は、娘時代も、結婚後も、母の日のプレゼントは一度も欠かしたことはありませんでしたが、父の日に贈った記憶が余りありません。
結婚後、妹と同じ東京の空の下で暮らしている頃は、その時期になると会って、母のプレゼントを物色するために、お店を回るのが常でした。
母にふさわしい素敵な贈り物が見つかると、ほっとしたものです。

最近は、我家ではプレゼントも合理的。
贈る人、贈られる人、お互いに望むものを尋ね、応え、それで品物が決定。
先日のブログでも、お誕生日によろしく、などと、不躾な言葉かけを平気でする母親の私。
半ばジョークのつもりではありましたけれど。
開けるまでは、わくわくする楽しみはなくなってきたような・・・
よく振り返れば、今のところ我が家は、開けるまでお楽しみプレゼントと、要望指定の贈り物が半々と言った感じでしょうか。

私は、身内に限らず、よそ様に贈り物をする時は、とことん考え尽くして選び抜くタイプだと思います。
余りこだわり、考え過ぎて、失敗することも良くあります。
贈ってから、後悔したことも幾度か。
精一杯心を尽くせば、何であろうと、その気持ちが相手に伝わるのであれば、苦労もせずに済むのですが。
私も、自分の趣味に合う合わないは問題外で、開けたとたん、真心が身にしみるようなプレゼントを数知れず頂きました。

プレゼントにまつわる幼い頃の思い出に、私には忘れられない事があります。
プレゼントと言うより、お土産と言った方がよいかもしれません。
父の弟にあたる叔父さんのお土産です。
とても優秀な人で、東大の教授になられたのですが。

数年に一度は帰省され、そのたびに我が家にも寄ってくれました。
そして、その都度、幼い私と妹にも贈り物を渡して下さったのですが。
その贈り物が、いつも本当にお洒落でした。
垢ぬけ、東京の香りがプンプンして、子供ながら嬉しくてたまりませんでした。
理系の先生でしたが、絵画をたしなまれ、センスある叔父でしたから、子供のものとは言え、選ぶ目は確かでいらしたのでしょう。

その品物が何であったか、今はほとんど記憶にありませんが、一つよく覚えているものがあります。
動物の顔がつき、その長い胴体にものが入れられるお洒落なバッグ。
子供用のバッグながら、色はとても地味。
まだ日本が貧しい時代、復興のさなかにある広島では、何とも希少価値のある素敵な贈り物でした。

何事も合理主義が優先される昨今ですが、時に贈り物くらい、それは抜きにして、相手の気持ちや好みを汲みながら、自分の個性を生かし、精一杯心を込めて贈りたいものですね。

私が頂いた数々の素敵な贈り物には、年季の入った物もあります。
一つ一つ手に触れるたびに、思い出が一瞬なりとも蘇り、懐かしさが込み上げます。
最近の娘達からの贈り物で、とても大切にし、お出かけ時、必ずバッグに納めるものをいくつか写真にとりましたのでご紹介します。
写真はお財布、キーホルダー、定期券入れです。

                  

お財布と定期券入れは長女からです。四月のお誕生日会の記述のブログでもお財布の写真を掲載しました。
定期券入れには、被爆者の優遇制度で頂ける横浜の交通機関の無料定期券を入れています。

キーホルダーは次女から。確か何かのお礼を兼ねて奮発してくれました。
実は色違いのものをなくして大変がっかりしていた私の気持ちを察して選んでくれたようです。
本当に嬉しく感激したことを、よく覚えています。

そういえば、ミセスの一年間購読のプレゼントも、うれしかったですね~
先日も、七月号が届きました。

                  

2~3日前、次女から電話で、「父の日のプレゼント、何がいい?」と尋ねられましたが・・・

さて何がいいでしょう。困りました。

物欲は、皆無と言っても過言ではない夫。
そんな夫が心からから喜ぶ品など、何十年も連れ添ってきた私ですら、思いつきませんから。(笑)

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今日も拙文を最後までお読みいただき、恐縮です。
有難うございました。
今後とも宜しくお願い致します。


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