東京スカイツリー
この言葉から、私が一番心に思い浮かぶ事は。
大震災後のまるで世の中が途方もない闇に包まれたかのような頃。
その大きな揺れにも耐え、その後も着々と完成に向け工事が進み、天に向かってどんどん伸びていったことでした。
それは、委縮しきった私達の心に、希望を抱かせ、どんなに元気づけてくれたことでしょう。
建築現場が見えない私でさえそうでしたから。
目の当たりにされた方々、或いは日々遠くからでも、その様子を眺める事ができた方々にとっては、一層勇気を与えてくれる存在だったに違いありません。
今も、その闇をじっと見つめ、闘おうとする方々。
一方では、震災後のスカイツリーのように、いつも空を仰ぎ、未来への希望を失わないで、明るく生きようと努める人達。
どちらもそれぞれの立場で、一生懸命暮らしていること。
大震災数日後、次女宅に招かれた私達老夫婦。
不安を覚えながら、肩を寄せ合うようにして夕食を共にし、被災地へ思いを馳せていました。
その時、次女がしみじみ言った言葉が、今も忘れられません。
「風評被害が、一番心配」と。
私は福島の人達がこれ以上の重荷を背負うことが忍びなくて・・・・・・
色々考えさせられたことでした。
裏表なんて程遠い、真っ正直な人間のつもりですが、さらに批判され、悲しい限りです。
でも人それぞれ、見方はいろいろでしょうから。
ドンマイの精神でまいります。
あら、話しがそれそう。
今日の話題は、孫と出かけたスカイツリーについてです。
土曜日に何処かへお出かけしようとなった時、品川の水族館、動物園等、候補がいろいろ挙がりました。
スカイツリーがK君の希望で挙がった時に、すぐさまそれに飛び付いたばぁばです。
最初に述べた印象から、一度訪ねたいと、以前から願って止みませんでしたから。
K君のお陰で、それが実現することとなり、可愛い孫のお伴で、嬉しさが一層膨らみました。
実は、その前日、下校後のK君をマンションにお迎えに行った時、隣のビルにある書店で、スカイツリーの本を買ってあげたばかりでした。
ですからそれが、予備知識を身に付ける上で、私は大助かり。
既に十分物知りで、いろいろ私に説明してくれるK君。
「明日は、K君が案内役ね。宜しくお願いします。」と頼んでおいたばぁばです。
電車に乗ってからは、二人で一章ごと、その本の読み合わせを小さな声でし合いながら、目的地に向けて心を弾ませていきました。
いよいよ電車が終点の押上に到着。
「ホームを出たらすぐ見えるよ」というK君の説明で、私の胸は、期待感でドキドキ。
徒歩4~5分足らずだったでしょうか。
ビルの合間から巨大な超高層の建造物が、最初に垣間見えた時、私の感動はまるで幼児のごとく。
感極まって、「わぁ~凄い!!!」と歓声。
歩みを進めるうちに、すぐその全貌の姿が目に飛び込んできました。
巨大!高い!美しい!
ただただ迫りくる圧倒感に心を躍らせて、じっと見入るのみでした。
無論ブロガーですから、シャッターを押しまくりましたが、K君が気になって集中はとてもできず。
私の腕の未熟さもあり、満足な写真は余りありませんが、これからはその時撮った画像を一気に紹介してまいります。
夜景を一瞬でも見て帰りたい、と願い、出発を多少遅めにした私達。
到着したのは12時過ぎでした。
まず広場で整理券をもらいます。
何とその整理券の受け付けは二時半。
まだ二時間近くありました。
その間に、昼食を摂り、K君が望むスカイツリーの立体パズルを苦労して探したりしているうちに、受付時間が迫ってきました。
ショッピングセンターのビルを出ると、到着時曇り空だった天空が澄み渡る青空に。
その青さを背景にそびえたつスカイツリーは、一層輝いて美しく、私の心を打ちました。
ところが、塔の下のビルに入館してからも、入場券の窓口に到達するまで、さらに40分位待たされる始末。
やっと入場券を手にすることができましたが、大人は最初の展望デッキまでが2000円(小学生は900円)、さらに展望回廊に上るために1000円。
憧れのスカイツリーでしたが、そう易々とは上に行かせてもらえません。(笑)
少々待ちくたびれ、K君もご機嫌斜めな雰囲気になる一歩手前でしたが、やっとエレベーターで、展望デッキに到着できました。
お天気にも恵まれ、富士山、東京湾、レインボウブリッジ、月島、隅田川、東京タワーなど、すべてが見渡せる素晴らしい景観にうっとりしてしまった私です。
傍でK君が、本を片手に、指さしていろいろ教えてくれました。
上記の説明の景観スポットとは違う場所ですが・・・・・・
まずは先に展望回廊まで登りましょうということで、そこそこの時間で一旦展望デッキを後にしました。
最初に乗ったエレベーターからは、そとな見られず、壁は四季をイメージしたアートパネルで飾られていましたが、二度目のエレベーターでは乗車口側から、そとを見下ろせます。
K君は、天井から見える塔の枠組みの鉄塔の姿に、目をキラキラさせ見入っていました。
展望回廊からの景観は、下の階と変わりませんし、展望ガラスの枠が細かく仕切られていて、写真を撮るのには向いていません。
一番高い所に登れたた、という満足感にはひたり、回廊を一回りして、また展望デッキに戻りました。
この塔の高さは、634メートルです。
その高さにした理由は、昔、東京のあたりは武蔵国と言われていたので、その6、3、4にちなんで決められたとのこと。
今何でも世界一を競って目指す世相がある中、それなりの意義ある目標高であったことに、何だか嬉しさを感じ、ほっとした私でした。
展望デッキに戻り、喉がもうからから状態だった私は、まずは一休みと、喫茶店に入りました。
二人でおしゃべりを楽しみながら休憩し、幾分疲れをいやす事ができました。
でも夜景を見るには、まだしばらく時間があり、その間に写真をたくさん撮りました。
空は次第に夕暮れの色へと変わり、夕闇が忍び寄ってくるのが分かりました。
何と幸運にも、ほぼ満月と思われる満丸いお月さまが天空に掛かっています。
幸いにも、窓際にある数少ない席が確保できた私達。
そこに腰かけ、次第に夕日に染まり、夜の帳に包まれていく光のグラデーションを、味わいながら、、都内の景観が夜景の街に変わるのを、ひたすら待ちました。
夕日が沈む一瞬の光景を写真に収めたかったのですが、やっと確保できた席を離れてまで写す気力は、私には、もう残されていませんでした。
孫可愛さで、最後の元気を振り絞って、頑張っている時間帯でしたから。(笑)
拙い撮影で恥ずかしいのですが、上の写真の如く、都内の光景の色合いが移り変わっていきました。
夜景はまだ見たことがなかったK君はとても喜び、私も目標を達成でき、大満足。
五時半から点灯するスカイツリー。
それを目にした私は、一瞬意外感に見舞われました。
私はクリスマスの星色のイルミネーションの輝きを想像していましたから。
その色の印象は、ほとんどブルー。
その新鮮な美しい輝きに、また新たな感動を味わうことができた私です。
あぁ~何だか書きくたびれてしまいました。
最後を気の利いた文章で占めたいところですが、もう今日はこれで終わりにします。
一旦投稿し、後程家事の合間に、ぼつぼつ推敲していくつもりです。
先程カーテンを開けると、そとは銀世界で、仰天!
昨日、孫が帰ったばかりで、疲労が抜けていない体での雪かきは、少々我が身には酷。
でも頑張らなくては・・・・・・・
皆さまの街の天候は如何ですしょうか。
でも寒明けまで、もう少し。
老体ながら、元気を出してもうひと頑張りすれば、春ですね。
愛しい日々を大切に過ごしてまいりましょう。
私事の超長文の思い出記事を最後までお付き合いくださいました皆さま、本当にありがとうございました。
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