今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

不安な心  8月30日の日記

2013-10-17 12:48:24 | 病気

幾分涼しくなり、秋の風情がほのかに漂い始め、心弾む季節のはずですが・・・・・

私は、澄んだ初秋の空を仰ぎ、神様に祈るような気持ちで、ここ数日間を暮らしてきました。

夫が或る日、体調の異変を、私に改まった口調で訴えたことは、少し前のブログ記事でお伝えしました。

その時点では、Yさんは、過去に手術を受けたことのある痔ろうの再発と思いこんでいたようでしたが。

内視鏡検査の結果、ほぼ間違いなく大腸がん、とまたまた宣告されてしまったのです。

 

 

数年に及ぶ闘病生活の末、肝臓がんの病を数度の手術を乗り越え、克服したばかりの夫です。

それなのにまた、と。

宣告を受けた当日はショックで、私はとことん落ち込みました。

いつも冷静なYさんは、こんな時も表情一つ変えることなく、医師の話しを聞き、その後も、平常心で淡々と暮らしています。

むろん内心は、穏やかではないでしょう。

 

私には、さして自慢できるような長所も才能もありませんが。

一つだけ、これは長所の部類に入れてよいのでは、と思える気質があります。

どんなに落ち込んでも、気分の切り替えと立ち直りが割と早いことです。

そのような性格になったのは、理由があります。

もともと体力がない方で、落ち込むと、疲れに一層拍車がかかり、家事が全く捗らなくなってしまいます。

どなたでも、一時的には同じような状況になられるかもしれませんが。

気分を切り変えない限り、その状態が延々と続いて、虚しく時間が過ぎていきます。

毎日を、今が一番素敵と思って暮らしたい、と願う私にとっては、その状態が長引くことは耐えられません。

 

打ちのめされ落ち込んだ時は、心もですが、体も疲れきっていることが多いものです。

ですから、何もかも忘れ、とにかく早く床に就きます。

そして朝、目覚めると、不思議と前日の鬱状態から心が解放され、新たな英気が宿っていることがほとんどです。

健全な精神は健全な肉体に宿る、と言いますもの。

疲れ切った体では、心の元気も湧いて来ないのは当然ですね~

 

しかしがんの宣告を受けた当日は、どんなに落ち込み疲れていても、すぐ床に就くわけにはいきませんでした。

医師の選択等、今後の対応で、余りにも、考え悩むことが多すぎたからです。

内視鏡クリニックの先生のお話しでは、小さなポリープは切除したものの、直腸の下の方に、内視鏡では切り取れない大きなポリープがあるとのこと。

入院手術が必要なので、できるだけ早く総合病院の診察を受けるように、と指示されました。

画像を見せて頂きましたが、素人目にも、潰瘍の大きさとそのグロテスクな様相に、ただ事ではないものを感じ、私は、大変不安になりました。

 

 

いつもそうですが、そのような事態になると、私の呑気な鈍い頭は、急に回転が速くなり・・・・・・

いえいえ早くなるわけではありません。

但し、ない知恵を必死で絞り、多少でも良い選択をしよう、と努力し始めます。

このような時でも、私の旦那さまは、物事を難しく考えない人。

話し合うまでもなく、私がお膳立てしたことに、割と素直に乗り、ほとんど逆らいません。

 

もともと、家事、育児、その他一切合財、私任せ。

そして幸いな事に、、私のする事、成すことはすべて容認してくれ、文句一つ言わない人です。

これは徹底していて、結婚以来、不平不満を私に向かって吐いたことが一度もない、といっても過言ではありません。

これは、私が良く出来た妻だからではなく、驚くほど寛容な精神の持ち主だからでしょう。

ですから子供を叱ったことも、一度もありません。

この点では、希有な人と言っていいのではないでしょうか。

悪く言えば、家族といえども、他人には無関心な人。、

ですから、私は大きなストレスの原因にもなったのですけれどね。(笑)

毎度のことながら、お話が、またまた脇道に逸れてしまいましたね~

内視鏡のお話しに戻します。

 

実は、内視鏡検査専門のクリニックの先生から手渡された紹介状のあて先は、T病院の医師宛でした。

馴染みの全くない病院です。

それに何と言っても、我が家から遠い。

唯一嬉しかったことは、旦那様と若夫婦の母校の付属病院、と言うことでした。

この際、通院がてら、夫と娘夫婦達が青春を謳歌したキャンパスの構内を思う存分散策し、ブロガーとして写真を納めさせてもらうことができる。

そんな思い出深い懐で、夫が治療を受けられることは、恵まれた環境と言えないでもありません。

けれど、既に二つの総合病院で治療中の身の旦那さま。

目も難病を患い、視野狭窄が起きています。

私も体調に波があり、体力に自信があるわけではありません。

その上、通う病院を二つにしたことで、検査が重複し、医療費の無駄が多くなることも実感してきました。

 それなのに、さらに通う病院が増え遠方となると、体力的にも経済的にも、老夫婦の肩に一層の重荷がかかり、果たして通い続けることが可能かどうか、疑問を抱かざるを得なかったのです。

その中でも、目の問題が一番大きいように思いました。

 

C型肝炎の治療を受けている総合病院の分院に、大腸がんの治療で名医と言われる医師がおられる事が、調べる内に分かりました。

我が家から、車で僅か15分足らず。

近いこと、名医と言われる先生であることの二点で、この病院に気持ちが急速に動いていったのですが・・・

或いは、肝臓でお世話になっているN病院にするといった選択肢もありました。

しかし問題は、紹介状のあて先がT病院の医師であること。

 

内視鏡を、最初から総合病院で受けていれば、こんなに悩まなくて済んだのかもしれませんが、どこも数週間先でないと予約が取れない状況でした。

肝臓がんの担当医にその旨を話し、ご相談に載って頂きました。

内視鏡検査専門のクリニックがあるので、そこを訪ね、できるだけ早く検査を受けるようにとの助言を受けました。

そしてその後、早速、そのクリニックを訪ね、診察と小さなポリープの切除後に頂いた紹介状だったのです。

 

とは言え、いずれの病院に治療をお願いするか、私は一両日かけ悩み抜きました。

夫がいる書斎にも何往復もし、私が考え抜いた末に出した結論は?

既に長くなりましたので、結論の内容は、次回の記事で書くことに致します。

 

過去の日付の日記で、誠に申し訳ありません。

本来なら、何もこんなに日を開けず、すぐ綴ってもいいことだったのですが。

色々な事情から、旦那さまが肝臓がんの宣告を受けた時同様に、素直な気持ちで正直に、即その状況を日々綴る心境にはなれませんでした。

ですから、しばらくブログから遠ざかり、夫の病気に付き添い、その事に専念しようと思っていました。

 でもその内、書くことが、私の気持ちの整理と支えになり、心を元気づけてくれることに、改めて気付かされた私です。

ですから、その後も下書きの状態で書き留めてきました。

いつか公開させていただこう、と願いながら。

夫の手術が無事終わり、回復の見込みが確信できた時が、公開日、と心に決めていたのですが。

医師の最近のお話しでは、手術が12月にかかりそうです。

それでは公開が新年となり、私の望むことではありません。

新しい年は、過去記事を引きずらないで、気持ち新たに清々しい心でブログにも臨みたいですもの。

それで公開を早めることに致しました。

今後はしばらく、夫の病についてのみの内容となりますので、関心のないお方はスル―で何卒宜しくお願い致します。

 

       

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今日もお立ち寄りくださいまして有難うございました。

 

 

 


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