もっともっと速く、ブログに綴るべきでした。
昨年末の懐かしい方々との出会いについて。
何故か、記述するのが、こんなに後回しになってしまいました。
ご厚情をかけて下さった方々に、大変申し訳ない気がしています。
その出会い(再会というべきでしょうか)とは、我が家をご訪問下さった4名のお見舞客のことです。
夫は入院時、友人や元同僚が掛けて下さるお見舞いへの気遣いを、すべて断ってきました。
何故でしょう?
そのあたりの旦那さまの気持ちを推し量るのは、この際よしておきます。
昨年末に撮った画像です。
お見舞客が見えた時季の頃です。
しかし、時折、私達が居住する街にまで、足を運んでくださる方もいらっしゃいます。
そういうときは、我が家にお招きするのが当然、と私は思うのですが・・・・・・。
Yさんは駅前で会ってくるといって、私の気持ちを全く察しようとしてくれません。
お見舞客に失礼では、と思うのですが、私生活を他人に見せることをあまり好まない旦那さま。
海外在住の時は、家族同士の交流は頻繁だったのですけれどね~
男同士、家庭の事を話題になどしない、と言います。
その延長線上に、見舞客を我が家に招かない夫の態度があるのでしょうか。
こんな時、私は男の人は女性とは全く違う生き物、と再認識します。
そういえば、高倉健さんも、亡くなるまで私生活を、垣間見せることさえなかったそうですね。
寡黙なところも実によく似ているけれど、健さんの方がはるかに情は深いでしょうね~
余分な話ですが、新婚時代、夫は「唐獅子牡丹」の歌が大好きで、よく聴いていました。
一般の評価と異なり、夫はやくざ映画のころの高倉健を、とても高く評価しています。
あら!とんでもない方向に話が流れてしまいました。(笑)
しかしそんな旦那さまながら、年末に我が家にお招きした二組のお見舞客があります。
一組は、夫の従兄にあたる、89歳と83歳のご夫婦。
90歳にほど近いご年齢ながら、奥様ご同伴で私の郷里の広島から、わざわざお見舞いに来てくださいました。
奥様は、幾つかの癌を患われ、長年闘病生活を送られていましたが、今はとてもお元気にお暮らしのようです。
ご主人様は、産婦人科医として、80代の中頃まで、個人病院を経営しご活躍でした。
ちなみに、妹は、長女をその医院で出産しています。
医学に詳しいご主人様の手厚い看護を受け、病をひとつずつ克服された、美しく気品に満ちた奥様。
広島の老舗の和菓子屋さんのご長女でした。
やはり開業医だった義父が紹介し、仲人を務めて結ばれたお二人です。
学生時代、数年、夫の実家に下宿し、共に過ごした時期もあるようです。
そのためか、亡き義父への恩をいまだに忘れないで、お墓参りも欠かさず、夫の病を、ひとしおに気にかけて下さっています。
撮影意欲がすっかり薄れてしまった私です。
去年の画像ばかりでごめんなさい。
身内ですし、さすがに旦那さまは、駅前で、とは言えませんよね。
我が家にお越しいただきました。
「どうしても会いたくて、老体を鞭打って上京しました」とおっしゃられ、私は感無量になりました。
外交官のもとに嫁がれたお嬢様が、練馬にお暮らしのようですが、上京したのは数十年ぶりでいらっしゃるとか。
90代がもうすぐといったご年齢には、とても見えませんでした。
お顔の色つやも良く、しわも見られず、お元気な姿に驚嘆してしまった程です。
優しいお人柄、実に温和な語り口。
年を重ねられ、その表情は、神々しくさえ、私の目には映りました。
奥様は、5~6歳お若いながら、長い闘病生活を忍んでお暮らしだったからでしょう。
背が少し丸くなられていましたが、控えめにご主人様に寄り添う凛としたお姿が、とても見目麗しかったです。
最初に頂戴したお見舞い品の写真を撮るのを忘れてしまったようです。
郷里に戻られ、お心づくしの品が、また我が家に届き恐縮してしまいました。
その時の画像です。
前の袋には、漢方その他のお薬が入っています。
主人の症状をいろいろ聞きながら、手帳にメモされるあたり、まだ医師の佇まいでいらっしゃり、頼もしい限りでした。
私は、夫の症状に不安を覚えたときは、時折、ご相談に乗っていただいています。
私が息苦しい症状に悩まされた時も、お頼りしました。。
過分なお見舞いを頂戴した上に、その後も免疫力を付ける漢方薬、その他の薬剤をいろいろ届けて下さったり、と、そのご温情は手に余るほどでした。
お優しい温かなお人柄に、心打たれてばかりの私です。
最近も、お電話で腫瘍マーカーが正常になったことをご報告したところ、
「それは良かった!それは良かった!」と感極まった様な口調で喜んでくださいました。。
我が家を後にされる時も、
「来て良かった!会えて良かった!」
と幾度もかみしめるようにおっしゃいました。
まさに一期一会のような出会いでしたが、またきっとお互いに元気で会うことができる、と信じて疑わない私です。
もう一組の感動的な出会いについては、また日を改めてお話させていただきますね。
ご覧下さいまして有難うございました。
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