秋のお彼岸がやってきました。
暑さも寒さも彼岸までといった言葉通り、当地も一気に涼しくなりました。
夏が、「私の務めは終わった」と言って、潔く去っていったような感じ。
でもおそらく、このままでは、夏は終わらないでしょう。
名残惜しそうにまた後ろを振り向いて、残暑を残しそう。
私はそのくらいの季節の移行の方が、情趣があって好きです。
妹と父母のお墓参りに出かけた21日は、長袖の白い薄手のカーデガンを羽織っていましたが。
それでは肌寒くて、風邪を引いてしまいそうな天候でした。
一気に晩秋が訪れたかのような趣。
冬嫌いな私は、長い冬は勘弁して、そうお願いしたい気持ちです。
いつもですと、今日あたり、私は郷里に新幹線で向かっています。
今年の秋のお彼岸は、次女のMちゃんが私に代わって、夫のお墓参りをしてくれることになりました。
年に一回くらい、娘たちが墓参したほうが、夫も喜ぶのではないかしら。
そう思い、まず近くに住む次女に、私が提案したことでしたが。
Mちゃんは即座に快諾。
でも、全面的にお任せでは何だか申し訳なくて。
要らない、と断られましたが。
新幹線の片道代とお寺さんに収めるお布施は、私が出すことにしました。
今日出発予定です。
お土産話が楽しみ。
夫のお位牌前でその報告もしましたが、Yさんの嬉しそうな顔が目に浮かぶようでした。
さて話を、妹と過ごした日に戻します。
待ち合わせたのは私が通う整骨院。
妹も、数か月前から、一時間ほどかけて、この整骨院に通っています。
長年患っていた肩の痛みが随分よくなり、厚い信頼をこの医院に今は寄せているようです。
この度の施術は、骨折の回復をよくするためのようでした。
私は墓参後、整骨院に寄る予定にしていましたので、妹の施術が終わると、近くの中華料理店で昼食を共に。
お盆の施食会の前後に二人揃って怪我をして以来、久しぶりの再会です。
二人揃って、痛めた体を気にしながらのおしゃべりでしたが、心は共に元気一敗。
愚痴めいた話にならないところは、私たち姉妹の取り柄でしょうか。
今後は絶対転ばないように気を付けようね。
私の脳の影は、脳腫瘍では絶対ないわよね。
そんな前向きの会話で終始しました。
数週間後に、海外旅行を控えた妹夫婦です。
Aさんにしっかりエスコートをしてもらい、絶対転ばないでね、と釘を刺しておきました。
そしていよいよ両親のお墓参り。
最寄り駅からバスで7~8分の所に父母の菩提寺があります。
冷たい雨の降りしきる中では、墓石を洗い清める作業もままならず、適当にやり、供花を手向けました。
お線香をあげ、二人でお祈り。
両親は、最近の出来事を天上から見守りながら、さぞ心配していたに違いありません。
意外に元気な二人の姿を見て、胸を撫でおろしてくれたことでしょう。
「心配をかけてごめんなさい。その後元気に日々を過ごしています」
そんな言葉をかけて、お墓を後にしました。
まだ夕暮れまで少し時間がありました。
おしゃべりがまたしたくなり、妹所望のお汁粉を求めて、レストランに立ち寄りました。
けれど、季節限定の商品とかで、そのお汁粉にはありつけず、コーヒーとケーキで一服。
その後、
「これからは、絶対転ばないようにしようね」
と再度固く誓い合って別れました。
皆様も、転倒にはくれぐれもご注意くださいね。
私たち姉妹の骨密度は年齢の平均値より高いのですが。
シニアともなると、棒切れがポキと折れるが如く、容易に骨折してしまうようですから。
この度の痛い経験で、私達はつくづくそのように思いました。
9月23日記述
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