もやいマンション日記

マンション役員の体験を綴った「マンション日記」に、プライベート所感を綴った「nonnon日記」が混ざっています。

No.316 「気遣いする猫」

2016-11-30 | 日記

               nonnon日記

 父の遺猫が到着して5日目。三角耳の真っ白猫H君、18歳。

我が家に到着して、空港から運んできた息子がケージのドアを開けるなり・・・・

シャー、と吠えて、台所の向こうの洗濯機と壁の隙間に立てこもってしまった。

いくら呼びかけても、唸ってばかり・・・・。

仕方ないので、ご飯を近くに置いて出掛けて、30分。

帰ってきて、ご飯を顔の前に突き出したら・・・・ガツガツと食べ始めた。

それから打ち解けるのは早かった。

急速になついて体をこすりつけてきてベタ甘え。

その甘え方がまたタイムリーで、私の様子をじーっと見ていて、

台所仕事したりテレビを見てるな、と思えば、すぐコタツに入る。

疲れているから休みたいのではないかと思われるのに、視線が合うと、

すぐ寄ってきて愛嬌を振りまく。 いじらしいまでのサービス振り。

夜は私の布団の上でまたベタ甘え。重くて寝返りが打てないので、つい・・

「コタツで寝てよ」と言ったらば・・

サッと向こうの部屋のコタツに行って入り、朝、私が呼ぶと、出てきた。

それから4晩、夜11時頃には全く布団に来ず、スッとコタツに入って寝る。

トイレの心配は全く杞憂だった。

飛行機に乗ってる時間の前後合わせて、8時間以上は小さなケージに閉じ込め

られたままだったにも拘わらず・・・・ケージの中は全く汚れていなくて、

我が家で打ち解けた後、トイレに座らせると・・・背筋をピット伸ばして

キチンと座って、びっくりするほど、長いながーいオシッコをした。

トイレのマナーもとてもいい。

何と、けなげな猫なんだ・・・、こんな猫もいるんだ、ともう感動!

話しかければちゃんと「しゃあ・・」と返事する。(歳なので、ニャーという

声は出ない。)  「こっちにおいで」と言えば、すぐ来る。

まるで犬のような猫・・・。私を観察していて、合わせてくれようとしている

のがわかる。20歳で亡くなった前のK君も随分、賢い猫だと思っていたけれど、

今度のH君は、それ以上である。

息子は、「人間にご飯をもらえることの有難さを理解している猫なんじゃないか」

と言う。飼っていた父が老人ホームに入って、いなくなり、母親猫に死なれ、

随分、淋しい思いをしたに違いない。

広々一戸建てと違って、我が家は3LDKのマンションで、運動不足になるかも

しれないけど、まァ、お楽に。

とにかく、仲良く暮らして行けそうなことが解ってホットしている。

 

 

 

 

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