もやいマンション日記

マンション役員の体験を綴った「マンション日記」に、プライベート所感を綴った「nonnon日記」が混ざっています。

No.38  「競争のない国」

2008-08-23 | 日記・エッセイ・コラム

               nonnon日記

北京オリンピックも後1日で終わる。

世界的レベルの素質と能力に恵まれた選手たちが、

力の限りを出し切って競い合う姿は、爽やかで、感動的だ。

競争に勝つ。‘自分の弱さに負けない’素晴らしい言葉だと思う。

でもその一方で・・・・・へそ曲がりな私は・・・・

金銀銅のあの表彰台を見るとき、つい思い出してしまう映画がある・・・・。

それは「セブンイヤーズ、イン、チベット

ドイツの登山家2人が遭難して助けられ、7年間チベットで暮らした思い出。

客人として、手厚いもてなしを受けて幸せに過ごす2人。

アイススケートで友人と競争して、(女の子に)カッコいいところを見せようと

勝とうと頑張った主人公に、女の子は言うのです。

この国では、人より優れようとすることに、

価値を置かないのです。

人の役にたてることが価値あることなのです。」

資本主義に程遠い国なので、

当然、産業の発達はないけれど、人々が心穏やかに暮らしている、

そのチベットにやがて中国共産党の軍隊が押し寄せてくる・・・・。

そういう映画でしたが、私にとっては、カルチャーショック。

チベット仏教って、あの「ながーい箸で、自分だけ食べようとする人

は飢えて、互いに食べさせあうことのできる人は生きられる

というお話の教え、そのものの国かな、 と思いましたよ。

現実にそんな国があったなんて・・・・。驚きでした。

・・・(近年、紛争が報じられましたが。)

医療が発達してなくて、早死に(私はもうできないけど)しても

そういう国に住んだ方が、結局、人々は幸福度が高く、生涯を生きられるのでは?

などと、本気で考えたりする・・・のですが、

今日も健康補助食品を(目に良いルティンなど)買って来る・・・この

矛盾を・・・・どうしましょう?

 

 

 

 

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