nonnon日記
北京オリンピックも後1日で終わる。
世界的レベルの素質と能力に恵まれた選手たちが、
力の限りを出し切って競い合う姿は、爽やかで、感動的だ。
競争に勝つ。‘自分の弱さに負けない’素晴らしい言葉だと思う。
でもその一方で・・・・・へそ曲がりな私は・・・・
金銀銅のあの表彰台を見るとき、つい思い出してしまう映画がある・・・・。
それは「セブンイヤーズ、イン、チベット」
ドイツの登山家2人が遭難して助けられ、7年間チベットで暮らした思い出。
客人として、手厚いもてなしを受けて幸せに過ごす2人。
アイススケートで友人と競争して、(女の子に)カッコいいところを見せようと
勝とうと頑張った主人公に、女の子は言うのです。
「この国では、人より優れようとすることに、
価値を置かないのです。
人の役にたてることが価値あることなのです。」
資本主義に程遠い国なので、
当然、産業の発達はないけれど、人々が心穏やかに暮らしている、
そのチベットにやがて中国共産党の軍隊が押し寄せてくる・・・・。
そういう映画でしたが、私にとっては、カルチャーショック。
チベット仏教って、あの「ながーい箸で、自分だけ食べようとする人
は飢えて、互いに食べさせあうことのできる人は生きられる」
というお話の教え、そのものの国かな、 と思いましたよ。
現実にそんな国があったなんて・・・・。驚きでした。
・・・(近年、紛争が報じられましたが。)
医療が発達してなくて、早死に(私はもうできないけど)しても
そういう国に住んだ方が、結局、人々は幸福度が高く、生涯を生きられるのでは?
などと、本気で考えたりする・・・のですが、
今日も健康補助食品を(目に良いルティンなど)買って来る・・・この
矛盾を・・・・どうしましょう?