かなり ゆっくり出来るだろうと 少し前に 購入した本「80歳の壁」
幻冬舎の新刊書を バックに入れて いきましたが、、一度も開く事が出来ず
持ち帰る事になりました。(宿の 照明が 暗く てネ 😥)2022-5月20日アップ済み
「な~るほど!」と勝手に 納得して、自分に都合の良いように 理解していました。
それが、続本が 出たことを 書店で 見かけ 購入しました。
又 時間をかけて ゆっくり 読んでみようと思っています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/cb/3bf517fb99021d481e65d3962f06c5b6.jpg)
数日前のこと、、
強風・寒波の為 散歩も つらいので、そんなある日 そうだ 読書 と・・
息子の許可を取り 本棚から「銀河食堂の夜」作家:さだまさし、、、選びました。
作家 さだまさし氏は 歌手としても 有名、軽い気持ちで 読み始めました。
それぞれ 短編で 完結していました。
目次 ヲトメのヘロシ始末「初恋心中」 P5
オヨヨのフトシ始末「ガリバーガリバー」 P47
マジカのケンタロー始末「不器用な男」 P95
まさかのお恵始末「小さな幸せ」 P137
むふふの和夫始末「ぴい」 p191
「セロ弾きの豪酒」 P255
一日に一話を 読むことに 決めました。
亡くなった夫は、幼少時 東京、日暮里で過ごしましたので、
本に 出てくる 話し言葉、「シ」と「ヒ」の区別が 出来なく
「日比谷 と 渋谷」が 良くわからない!
困っていたことを 思い出しました。😉
本の スタートが そんなことから 始まっていました。。。
一話を読み終えると 次の話が 楽しみになりました。
何より 感動したのは、最終話 「「セロ弾きの豪酒」
本の帯に 謎めいたマスターが旨い酒と肴を出す、
四つ木銀座にある 風変わりな飲み屋を舞台に繰り広げられる、
登場人物、山本直之(父)の長男 山本直角さんのお話、、、
あの 音楽家、山本直純さんでは?
ノンフィクションでは? なんて 思ってしまいました。
読書の 楽しさを 知ることが できました!
昨日、介護中の夫の 病院の予約日 私が診察を受け 薬を受け取る日。
待ち時間があるので 今回は 去年 買った「佐藤愛子著」≪九十歳。何がめでたい≫
持参し、読むことにしました。
あらためて 見ますと、文字の大きい事 まず 気に入りました。
週刊誌「女性セブン」連載された短編ものを 本にしたそうです。
半分程読んでいましたので、読み進むうちに待ち時間に、一気に読んでしまいました。
「な~るほどね。私も同感! 読んでいるうちに クスリと笑って しまいました。」
先日、夫の薬をもらいに行った日 長い待ち時間があるので、息子の本棚から 話題の 直木賞 受賞作
≪海の見える理髪店≫を 借りました。
久しく読書から遠ざかっていたのですが、 読み進むと思っていたより 読みやすかった。
始めの「海の見える理髪店」は 「ここに 店を 移して 15年に なります・・・」から始まります。
理髪店の店主 と主人公 との 淡々と進む 会話 からなる小説ですが、途中の展開に 驚きました。
短編小説 6編から なっています。
最後の「成人式」では、自分と重ね 親として 強烈に 印象に残りました。
先日 久しぶりで、市内の「図書館」に行ってみました。
最近の お薦めの 新刊書≪認知症になった私が伝えたいこと≫ 本棚で 見かけました。
著者:佐藤雅彦
1954年、岐阜県生まれ。中学の数学教員を経て、コンピュータ会社に システム エンジニアとして勤務。
2005年、51歳のときに「アルツハイマー型認知症」と診断され退職。
現在、週2回のホームヘルプサービス、配食サービス、外出時の援助サービスをうけ、一人暮らしを続けている。
本文の文字も大きく 読みやすかったので、夜 一時間程で一気に 半分のページを 読んでしまいました。
この病気になった方しか わからない事を 知り、 又 認知症の見方が 少し変わりました。
ごんちゃん文庫から 今回は≪茨の木・いばらのき≫を選びました。
著者 【さだまさし】 幻冬舎 2008-5-20 第一刷発行
『 「もう来んでよか」 それが、最後に聞いた 父の言葉だった。
49歳の真二は、2年前に編集者の仕事を辞め、妻とも離婚していた。
そんな彼の元に、半年前、父の葬儀で喧嘩したきりの兄(健一郎)から、突然 父の形見のヴァイオリンが届く。
そのヴァイオリンを修理に出した直後、兄の病(脳血管性認知症)を知る。
兄の想いを はかった 真二は ヴァイオリンの作者を求めて イギリスを訪れ、そこで「ガイド」として現れた 響子に、
初恋の女性の面影を重ねるのであった。 多くの人の親切に助けられ、ついに辿りついた 「父の背中」と、
そこで真二が見たものは・・・・・・』 本の帯より
この本は、300頁もある長編小説でしたので、ついつい 一日延ばしに していました。
ところが、読み進むうちに 内容が興味深く どんどん読んでしまいました。
余談ですが、子供の頃「おてしょ」語源を知らずに 不思議に思っていたのですが、本書 文中から、見つけました。
[手塩皿・てしおざら] 醤油がない昔は、塩で料理を食べていた。
だから料理には 必ず 塩を盛ったお皿がついていた。 その小さな塩を盛る皿が「手塩皿」。
醤油が出来てからは、醤油皿になって 形も変わった。九州地方では、今でも 小皿の事を云う。
ごんちゃん文庫から、今回≪解夏・げげ≫を 選びました。
≪解夏・げげ≫ さだまさし著 幻冬舎 2002年12月10日 第1刷発行
【解夏・げげ】 【秋桜・あきざくら】 【水底の村】 【サクラサクラ】 の短編小説4編を1冊にした。 書き下ろし
【解夏・げげ】
≪人間とは、こんなにも 強く 優しく なれる ものなのか・・・・・・。
小学校の教師をしていた隆之は、視力を除々に失っていく病に おかされ、職を辞し、母が住む 故郷の 長崎に帰った。
懐かしい町を目に焼き付けようと 日々歩く 隆之の元に、東京に残した 恋人の陽子が やってくる。
陽子の将来を憂い、この先の人生を 重い悩む 隆之。そこに、かつての教え子たちから手紙が届く・・。≫本の帯より
青年「隆之」が ある日 「ベーチェット病」 と宣告され、失明するまでの 心の葛藤、 ある老僧から、「悟り」をひらくまで。
老僧は、『 「失明する恐怖という行」・・失明した瞬間にその恐怖から解放される・・
その日が あなたの「解夏・げげ」です 』と。 そして、ある日 【解夏・げげ】 があった。
どんなに 辛かった事でしょう。
『昔の修行僧は、托鉢しながら歩いた。 お釈迦さまは、生命誕生の季節 雨季には歩くな!
虫の卵や 草の根を ふみ殺す恐れがある。
そこで、修行僧たちは 近くの「庵」に集まって 共同生活をし、座禅三昧した。
この庵が「寺の始まり」 雨季の90日間をすごす。 その‘行の入り’が「陰暦4月16日(太陽歴 5/27頃)」
終わる日は「陰暦7月15日(太陽暦8/23頃)」 この日を【解夏・げげ】という。』 仏さまの様な老僧の言葉から。
【秋桜・あきざくら】
フィリピンから 日本に来た「アレーナ」 そして日本人と結婚し、色々経験し、姑と最後は 解りあえる。
姑から『愛(日本での名前)! あの花は「メキシコ」が 故郷なんたそうだに! 「コスモスだった」
秋桜は もう大切な 日本の花だで、お前も「秋桜」になるんだよ!』 私も 感動で涙があふれました。
【水底の村】
【サクラサクラ】
ある日 介護が必要になり 色々あったが、家族で 改めて 向き合う事が出来る ようになった。
介護する方、される方、同感する部分が 多く、身につまされました。
ごんちゃん文庫から、今回は≪アントキノイノチ≫を選びました。 「P.274」とても 読みやすかった。
解りやすい文体で、 現在と過去とを うまく つないで行く。 先を 知りたくなり 読み進みました。
≪アントキノイノチ≫ さだまさし 著 幻冬舎
『心に病を 抱えた青年が「生きることの 重さを知るほど、生命は大切で重くなる。
爽やかな涙が流れる、感動の書き下ろし長編小説。』
『21歳の杏平は、ある同級生の「悪意」を きっかけに、二度その男を 殺しかけ、高校を3年で中退して以来、
うまく他人と かかわることが できなくなっていた。
父親の口利きで、遺品整理業‘CO-OPERS(クーパーズ)’の見習い社員になった杏平の心は、亡くなった方と
ご遺族のため、汚れた仕事も厭わず汗を流す会社の先輩達、そして同い年の 明るい「ゆきちゃん」と過すことで、
少しづつ ほぐれていゆく、けれど ある日「ゆきちゃん」の 壮絶な過去を知り・・・・・・』 本の帯から
「ごんちゃん文庫」から今回は≪もしもし 下北沢≫を 選びました。 ‘「P.269」と比較的に薄かったからです。’
≪もしもし 下北沢≫ よしもと ばなな 著 毎日新聞社
『この街に来てから、私は どんどん素直になっていく。 知らない女と 心中してしまった「お父さん」、
残された 私と お母さんは、新しい人生を 始めようと 思い立った・・・下北沢で。』 本の帯より
大好きだった「お父さん」が思いがけない死に方をして、それを 抱えて 下北沢に 移り住み 仕事も見つけ、
葛藤の中、 日々を重ね 父親の死を 認められるまでが 書かれていた。
後半になって ようやく理解できるようになった。消化不良のまま 読書中断しなくてよかった。
知らなかった 世界を 少し覗けた そんな 読後感想です。
ごんちゃんが 病院の 待ち時間潰しに と 持って来てくれた本の中から、今回は≪かすてぃら≫を選びました。
もうひとつの「精霊流し」と いうことで、本の厚さも 231頁 気楽に挑戦しました。
『スケールの大きな‘御祖父さん、御祖母さん’から生まれた 「お父さん」、並外れた人生を 送ることになる。
本の中頃、「おとうちゃま」(さだまさし さんは、こう呼んでいたそうです。)を 怒らせたら 手がつけられない。
「おまわりさん」や 「任俠(にんきょう)」 であろうが、どうすることが 出来ず、最後は≪かすてぃら≫を持って
なんども、なんども、 頭を下げにくる。・・・ この くだりが 大変面白く お腹を抱えて 笑ってしまった。
また、後半は、 大切な「お父さん」を 亡くしてしまい 悲しみが 伝わり 涙が止まらなくなり 困りました。』
小学館文庫からも 最近 発売されたそうです。(580円)
≪ かすてぃら ≫ さだまさし 著 小学館
今になって そのころを 振り返れば、この低所得の家を 明るく支え切った母の凄さに 感動すると共に、
金もないまま 何事もないような顔で 乗り切った 父の凄みにも 驚かされるのである。・・・・・父に捧ぐ
「本の帯から」