河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

雑用をいかにストレスなくこなすか

2009-06-23 | 大学
大学の校務を雑用と呼ぶのはけしからんと事務局長はおっしゃる。
しかし、大学教員の仕事ぶりを見ていて本当にそう言いきれるだろうか。

今日はメールの処理をした後、朝から明日のFD会議のための資料づくりを大急ぎでやっていたら、学内のある先生から電話がかかってきて教育GPの関係でポスターを印刷したいのだがどこに大判プリンターがあるのか、どうやって印刷したらよいのか分からないから助けて欲しいとおっしゃる。
他の誰かに聞いてくれと言いたくても、他に指導できる人が思い浮かばない。
そもそも、先方は研究所長や他の責任あるポストの方に相談して私に頼むように言われたのだそうだ。
大学院生でもこんな時手助けしてくれればよいのだが、そんな気の利く院生は誰1人いない。

大急ぎで午後の講義のためのスライドづくりとFD会議のための資料づくりを終わらせた。
本当は委員長として早く学内共同研究費の配分のための原案を作成しなければならないが時間がない。

昼休みは院生室でドライバー片手に壊れた液晶ディスプレーの整備をした。
分解までしたが、原因は電源ケーブルだと分かった。

その後、約束した教育GPの補助員の方が担当の先生とともにやってきて、ポスター印刷の指導を行った。
私が一生懸命教え始めてしばらくしたら担当の先生は授業があるからと帰って行かれた。
その先生自身も教育GPの雑用でつぶれそうになっているのだろうと思う。

しかし他の人が作ったデータをポスター印刷するのは最初から設定が必要で面倒だ。
いろいろ失敗しながら何とか印刷できた。

それにしても大学院生室の物品の管理状況もひどいものだ。
まっさらな高額な大容量インクカートリッジが抜き取られてそのまま放置されている。
誰かが何のためか知らないがこんなことをして後は知らんぷりだ。

もうだいぶ前に購入したエプソンの複合機も、コピー機としてだけ使用されているようで、誰もプリンターとしての設定をしようとしないようだ。
手取り足取り設定をしてあげなければいけないのだろうか。

おそらく事務局長ならシステムに問題があると言うだろう。
しかし、教員組織は事務組織と違って横並びで上下に指示系統があるわけではない。
結局、誰かが雑用を引き受けなければ何事も前に進まないと言うことになる。


そうこうしていたら、ゼミ生が試験を控えているので今日の夜のゼミは休ませて欲しいと言ってきた。
私もちょうど休みたい気分だったので今日の夜は休養を取ることにした。

雑用は精神衛生上良くない。
コメント
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