今夜のNHKスペシャルは「世界ゲーム革命 」と題して、最新のゲーム産業の動向について放送していた。
中でも革新的なのはマイクロソフトが開発した人間の身体そのものをインターフェースとする新たなゲーム機である。
この技術は最新の3次元動作解析システムの技術そのものである。
私にはなじみ深い赤外線を利用した仕組みが使われている。
先日、OptiTrackという100万円台のリアルタイム3次元動作解析システムに驚いた話を書いたが、このマイクロソフトのゲーム機が普及したらもっと安価な3次元動作解析システムが登場するのではないかという気がした。
たぶんテレビくらいの値段で売られる時代が来るのではないだろうか。
何しろ後進国もそのうちゲーム産業の市場になるだろうから、世界中でどれだけ売れるか想像もつかない。
たくさん売れれば単価は劇的に下がるはずだ。
同じ技術でモーションキャプチャーもできるのだから当然3次元動作解析システムもおもちゃのような値段になるだろう。
そのうち「昔は3次元動作解析システムが数千万円もしたんだよね。」という昔話がはやるようになるだろう。
Appleがパソコンの会社からiPhoneをきっかけに音楽や映像を配信する会社に変貌したように、マイクロソフトはそのうちWindowsよりもゲームで有名な会社になるのではないだろうか。