岡山済生会病院でシーティングベルトの研究を行うには病院の治験審査委員会で審査を受ける必要がある。
さっそくそのための書類一式を用意したのだが、今回は以前ACL術後患者に電気刺激の研究を行った時よりも厳しい条件がつけられていた。
それは、以下のような指示である。
研究者の教育として、大学病院等の講習か下記のe-learningを受ける必要がある。
1、
ICR web(厚生労働科学研究費による研究事業として作成された臨床研究教育のためのウェブサイト)
URL:http://www.icrweb.jp/icr/
2、日本医師会治験促進センター(利用には登録が必要)
URL:http://etrain.jmcct.med.or.jp/
データベースへの登録は下記のどれかに必須ではないがしておいたほうが望ましい。
UMINが多いらしい。
1、大学病院医療情報ネットワーク(UMIN)臨床試験登録システム
2、日本医薬情報センター(JAPIC)臨床試験情報
3、日本医師会治験促進センター臨床試験登録システム
どちらも経費はかからないが、とんでもなく面倒なことになっている。
さっそく
ICR webに登録してe-learningを受け始めたが、10章ほどのシラバスがあり、章ごとにテストがあって成績が出る。
3章までやってみたがだいたい7から8割の成績であった。
最後に総合テストがあり8割以上の成績で修了証が発行されるらしい。
このe-learningはやってみると知識の整理によいシステムである。
臨床研究について重要な概念が一通り概観できる構成になっている。
大学院生にも受けさせればよいかなと思った。