河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

第48回日本リハビリテーション医学会学術集会延期

2011-04-10 | 研究・講演
第48回日本リハビリテーション医学会学術集会延期のお知らせが学会長から送られてきた。

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このたびの未曾有の大地震と大津波「東日本大震災」につきましては、
報道される犠牲者と行方不明者数が日々増加しているにもかかわらず、
未だもって全容の把握に至らず、会員の皆様には非常にご心配のこと
と存じます。被災された皆様に心よりお見舞い申し上げると共に、
犠牲者の方々とご遺族の皆様に対し深くお悔やみ申し上げます。

この事態を受け、役員会で検討を重ねてまいりましたが、東北・関東を
中心とした多くの被災者の状況、東京電力の電力供給の問題、福島
第一原子力発電所の事態の推移などを考慮し、学術集会並びに
評議員会・総会の開催について、予定通りの6月初めの学術集会開催
は延期せざるを得ないという結論に達しました。

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様々なイベントが中止されたり延期されたりしている。

最近テレビなどでも過度な自粛はかえって被災地のためにならないと言うことが言われ始めているのだが、果たしてこれでよかったのだろうか。
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Optitrack フルボディモーションキャプチャーシステム始動

2011-04-08 | 私と歩行分析
昨年度末に新たにOptitrack フルボディモーションキャプチャーシステムを購入した。

ViconやMotionAnalysis のシステムが数千万円するのに対して、Optitrackは基本システムの価格が1,207,500円とにわかには信じられない低価格である。
価格から想像するとそこそこの安かろう悪かろうというシステムのように思うが、デモで見た限りではかなり優れものである。
予算に少しゆとりがあったのでZebrisFDM-Tトレッドミル・システム と組み合わせて使ってみようと考えて購入した。
ZebrisFDM-Tトレッドミル・システム は足圧をモニターできるのだが、膝関節角度などの情報が得られないので何とかならないかと以前から考えていたのである。

新学期になりゼミ生が配属されたので、この新しいシステムを使い始めることにした。
保健福祉研究所でポスドクの野中君に手伝ってもらいながらセットアップして、新しいゼミ生にモデルになってもらい、試行錯誤しながら計測を行った。

2時間ほどいろいろとやってみたらかなりきれいなデータがあっさりと計測できた。
こんなに安価なのにリアルタイム計測ができるのである。
ARENAというモーションキャプチャーソフトウェアは非常に良くできていて、得られたデータにかぶせるスキンのキャラクターは明らかにMotionAnalysis のそれよりもハイクオリティである。パソコンの計測画面上でキャラクターが笑えるほどリアルに動くのである。

一昔前に1億円もした動作解析システムがまともに動かないという経験をした私にとっては非常に驚異的なシステムである。

これからもっともっと安価で高性能なシステムが登場することを願っている。


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科研費内定はまだ

2011-04-06 | 大学
科研費担当の事務の方から、学振から送られてきた手紙をよく読むと、基盤C、挑戦的萌芽、若手Bについての内定は国会の関係でまだらしいという連絡があった。
ちょっとほっとしたが私の基盤Bはだめだということである。
基盤Cなどは今年から採択率がアップすると言うことだったが、おそらく震災の復興予算も必要なことから採択率は従来レベルに戻るのではないだろうか。


本日より講義開始。

あまり元気がでない。
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新規ゼミ生配属・その他

2011-04-05 | 大学
明日より新学期の講義が始まるが、いろいろと仕上げなければならない案件がある。
研究所の紀要論文はとうに締切を過ぎているがまだ書けていない。
出版社からの依頼原稿はかろうじて昨日書き上げて郵送した。
今年度から始まる学部大学院一貫教育の対象となる学生に、科目等履修生の手続を指導しなければならない。
大学院新入生に鍵の手配もしなくてはならない。
新規に始まった学外連携室の運営方針も固めなくてはならない。
山ほど課題があるがどれも完全にはこなせない。

それでも既に新しいゼミ生が配属され、早速今週の金曜日から活動を開始することにした。
とにかく動きながら考えて、仕事を片付けていくしかない。
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科研費内定発表・入学宣誓式

2011-04-04 | 大学
4月1日に日本学術振興会から各大学に科研費内定書類が郵送されたはずなので、今日あたり届いているのではないかと予想していた。

朝、入学宣誓式のために略礼服に着替えて事務に寄ってみると、科研費担当の事務の方が正にその書類を見ているところだった。
私は本学の科研費に関しても責任がある立場なので、見せてもらったところ、何と私の分だけでなく新規採択はほとんど壊滅状態であった。

ガウンとキャップを被って壇上に上がって入学宣誓式の間中、このことを考えていた。
いくら何でも大学全体で新規採択が1件だけというのはひどすぎる。
本学のレベルが落ちたのか、あるいは震災の影響で採択が絞り込まれたのか。

式が終わり、再び事務に立ち寄ると、九州保健福祉大学からの報告があり新規採択は0とのことだった。

九保には薬学部があり優秀な研究者がそろっているので、いくら何でもそれはないだろうと信じられなかった。

明日以降、全国の状況が次第に明らかになってくると思うが、本学だけではないように思う。
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大学院オリエンテーション

2011-04-03 | 保健科学研究科
本日は午前中に通学制大学院のオリエンテーションがあり、昼休みを取ることもなく午後は通信制大学院のオリエンテーションがあった。
日曜日でもあり、少しは休みたいのだが、そうもいかない。
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辞令交付式

2011-04-01 | 大学
岡山理科大学で加計グループ合同辞令交付式があった。
会場に向かって坂道を歩いて上がっていたら、理科大の学外連携室室長・副学長である金枝敏明先生の車が止まり乗せてくださった。
金枝先生とはナカシマメディカルの研究会で知り合って以降、懇意にさせていただいている。
辞令交付までしばらく時間があったので、学外連携室の活動についていろいろと教えていただいた。

辞令交付式では私は3つの辞令をいただいた。

学園 理事長室付 学外連携室 室長
吉備国際大学 教育開発・研究推進中核センター 副部門長(研究推進担当)
吉備国際大学 保健医療福祉学部 教授

大学院保健科学研究科長の辞令は昨年2年の任期で辞令をいただいているので、学部が再編成した保健医療福祉学部 教授というのは単なる名称変更だけで、実質3つの役職を兼務と言うことになる。

夜には岡山駅西口にあるお店で理事長室の歓送迎会が理事長を囲んで行われた。

実は、理事長室付 学外連携室というのは今年に入って急に構想されたもので、私は辞令をもらった今日になっても、理事長がどういう意図で学外連携室を作られたのかと言うことに関しては何も聞いていなかった。
歓送迎会の場で初めて理事長からその趣旨を聞くことができた。

「学外連携室は当初予定されていなかったのですが、河村先生がお困りになっていると言うことを聞いて、急遽作ることにしました。」

やはり正月明けの懇親会の時、飲み過ぎて口が滑ってしまったのが原因だった。

学外連携室は順正学園の組織なので、九州保健福祉大学からは竹澤真吾教授が参与として参加している。
今回初めてお会いしたのだが、前任校でコンパクトな透析機器の特許を取得してベンチャーを立ち上げ、現在既に製品化に向けて企業と共同開発を行っていると聞いた。
すごいバイタリティーあふれる方である。
この間、ずっとJSTの補助金を受けてきたそうだが、PCT出願後の海外移行には総額2000万円ほどかかったということである。
我々も、これからJSTの補助金を取りに行こうとしているところであり、竹澤先生の存在は非常にありがたい。
何故竹澤先生が室長にならなかったのか疑問に思ったが、理事長曰く

「やっぱり言い出しっぺに責任をとってもらわなくては。」

酒、いや口は災いの元である。

学外連携室と言っても、スタッフは全員が兼務なので、そんなに多くのことはできない。
やはり、一番力をさくべきはJSTのような大きな補助金であり、少しづつ成功例を出すことで、学園を盛り上げていくことだろうと思う。
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