山崎豊子戦後三部作
私は、二作目でございますが・・・。
『二つの祖国』です。
なにせ遅読家でございますからこの三巻を読むのに随分掛かりました
ん~、戦勝国が敗戦国を裁くことが、一見当たり前に見えて実は
大きな矛盾を抱えていて考えさせられます
また、戦争に翻弄される人々
裏切り、誤解、最愛の人の死などを交えながら物語は進んでいきます
人間臭い物語の進行は山崎豊子独特の人間観ですが、
興味を惹いたのが、『東京裁判』の整合性の無さ・・・
これはあくまでも山崎豊子の東京裁判や第二次世界大戦観でありますから
違う角度から見た『東京裁判、第二次世界大戦』関係の本を読んで
私なりに検証してみたいと思います