今やプロレス界の「自民党」=「一強他弱」。
選手があまりに余って、離脱する人や他団体にレンタルされる人様々です。
新日本本体もできるだけ選手を興業に出すため、
地方大会の試合時間も10分程で終わり、
時間の短さを補うように危険な技を多く繰り出します。
技は観客の要望?によって、どんどん過激になって死亡事故が20年前より
ずいぶん目立つようになりました。
私のように「昭和プロレス」に夢中だったような人間には、
昨今の「平成プロレス」には全く興味がありません。
今は無い団体ですが、アメリカの『NWA』の歴代チャンピオンは、
「見せるプロレス」をしていました。
たとえば、この方・・・
何度も『NWAチャンピオン』に返り咲いた「ハーリー・レイス」さんは、
この画像の「ブレーンバスター」をやるときも、このまっすぐ持ち上げた状態を
長い時間保って、観客を魅了しましたし、「パイルドライバー」の時も
四方のお客さんに対して、方向転換しながら見せてその後落とす。
というサービス精神満点のプロレスを展開してくれました。
また、そのハーリー・レイスと何度も王座を争ったリック・フレアーもしかりです。
私にはそれで良かったのですけど、訳のわからない若者は
「プロレスにリアリティーを!」求めだして、危険な技が多くなって現在に至っています。
有名なところは、「三沢光晴死亡事故」でしょう。
その後も女子プロレスや中小の団体などでも死亡事故が起きています。
別に命のやりとりを観たいわけじゃ無いのにね。
「プロフェッショナル・レスリング」で良いのです。
今でもがんばっている藤波・長州・武藤・カブキ選手等の試合を雑誌で見ると
「いいなぁ~」と思いますね、しみじみと。
武藤選手が企画している興業なんかには賛成ですね。
ああいう試合を継承して欲しいものです。