科学技術は各国競争をして、爆発的に進んでいる。
ロケット技術も進み、中国は2050年には月への有人着陸を目指しているらしい。
他の国も『第二の地球』を目指して探索している。
兵器に関しても『人を介しない戦争』というのが進んでいて、
『無人爆撃機』がアフガニスタンやイラクなどの戦争で使用され
誤爆が多かった事もアメリカは認めていたが、昨今は精度が上がったことだろう。
今や『科学至上主義社会』で「科学の倫理観」は忘れられている様だ。
科学の進歩は大衆に受けが良い。
しかし、倫理観を論ずると大衆は興醒めするようです。
でもね、爆弾投下やロケット発射ボタンを押すのは人間であり、
その人間や命令を下す人間の倫理観が偏っていれば、
『バカに包丁を持たす』様なもので、「包丁自体」は炊事に欠かせない道具だが
『バカ』に持たせると、たちまち「凶器」に様変わりしてしまうのと同じで、
今は残念ながら、科学技術の先端の一部は
軍事の為の研究の結果、進歩していると言って良い。
昨今の政治の世界には「倫理観」が欠如しており、
ただただ自国の利益の綱引きだけが目立つ。
科学に対して、その科学を使う頭脳である「倫理観」は
『半周遅れ』どころか、『2周半』遅れぐらいではないか?
哲学者は経済学者・科学者に遅れを取っていて「サボタージュしてんじゃね!?」
と思えるくらいである。
身の回りに何も異変が無ければそれで良いのか?
人間が石や枝木を『道具』として使う様になる頃から、
倫理観も発展して今も同じラインで論じられるべきである。