緑の風色の季節風。
掲載された詩は、お友だちばかりでちょっとうれしい。
草香さまの「らんのう」は、「それでも、緑の瞳を光らせて」が好き。
石井さまの「心霊治療」はリズムが良くて、「もしもしヤマダさん」のあたりが好き。
私の「青い宇宙」は、長かったのを短くして投稿したのに、さらに短くしていただいたらこんなになった。
ナンセンスファンタジー分科会推薦作、かんだしげるさまの「ギリギリ超能力」
「青い空には、ぽっかりと白い雲」な平和な町で、ジンくんは「猫を呼ぶ」(必死に念じてもうんと時間がかかる…たまたま来た?)超能力があるという。
「なんか、役に立つかどうか、ギリギリだね、この超能力」とキチくんは言う。
でもそれが悪をやっつけちゃうんだからたまらない。
キチくんのとぼけた感じ、イケメンなジン君の情けなさ、舞谷さんのクールビューティ、フク君の神がかった感じ。
大会の時に楽しんで、そのあとも分科会のみんなで書き直しもメールで読ませていただいて、掲載になってまた読んだので、子どもたちがそこにいるみたいで。
なんてったって、このリズムが心地いい。
ほわーんとしちゃうようなこの文章にまた会いたいな。
田中風馬さまの「口笛と風」。
うまいなぁ、風馬さん。ほんとうに上手い。
釣りの場面は、自分も釣ってるみたいに興奮した。
そして、爺ちゃんのピューという口笛が風を呼んで…。
心がしーんとするような、いい話だった。
海光哲さまの「下町長屋物語-おとうと-」
赤子を抱いて思い詰めた目つきで川面を見る女に、新吉の母、ふくがかけよる。
辰という名の赤子を託されたふくは、7人兄弟の末っ子の新吉の弟として長屋で育てることに。
下町の人情と、大きくなっていく辰を「たあ坊」と可愛がる新吉。
熱をあげて苦しむたあ坊を助けようと、怪我をしながら願をかけ自分の方が感染症で死にそうになる新吉。
借金があるという辰の母親に、ふくは金を工面するが…。
面白くて一気に読んでしまった。
さすがです、海光さま。
あだちわかなさまが、「たべられないよアレルギー」の書評を書いてくださった。
「皆と違うメニューを食べることを責められ、辛い思いを黙って耐えている子がいたとしたら、どんなに励まされるでしょう」
と書いてくださって。
ノンちゃん、ありがとうございます!
今本明さまのレポート、「渡し手のつぶやき-食べるということ」がすごかった。
クラスの花壇を小さな畑にして収穫するまでのドラマがすばらしい。
作品評も、同人誌評も、メモしちゃった文章がいっぱい。
季節風、やっぱりすごいです。
ゆっくり日曜をすごしたら、ずいぶん体調回復。
書きたくてうずうず。
今日もびよよよ~~ん (*^ __ ^*)